こんにちわ、クセのツヨい映像制作会社「トビガスマル」代表の廣瀬です。
Premiere Pro で編集を始めようとしたら、
「シーケンス設定って何?」「どれを選べば正解なの?」
と、最初の壁にぶつかった経験…ありませんか?
実はこの“シーケンス設定”、動画編集においてめちゃくちゃ重要。
解像度・フレームレート・アスペクト比がズレると、
・動画がぼやける
・黒帯が出る
・カクつく
・縦動画が横向きになる
など、大事故につながります。
でも安心してください。
プロの現場で編集している立場から言うと、
Premiere Pro のシーケンス設定は“正しい型を知れば一瞬”で理解できます。
この記事では、
初心者でも迷わない「用途別の最適設定」と、
プロが実際に使っているシーケンスの作り方を、
分かりやすく・やさしく解説していきます。
縦動画(ショート・リール・TikTok)、YouTube用横動画、4K、60fpsなど、
あなたの素材にぴったり合う設定が、この記事を読めば必ず見つかります。
動画が“ガビガビ”になる前に、まずはシーケンスを正しく作りましょう。🔥
2025.06.22
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目次
Premiere Proのシーケンス設定とは?初心者が最初に知るべき基本
Premiere Pro を触り始めた初心者がまずつまずくのが、
「シーケンス設定とは何なのか?」という疑問です。
シーケンスとは、Premiere Pro の「編集キャンバス」のこと。
写真でいえば「キャンバスの大きさ」、
料理でいえば「お皿のサイズ」を決めるようなものです。
つまりここで決める内容は、
最終的にどんな動画が仕上がるかを左右する非常に重要な設定です。
● シーケンス設定で決まる“3つの大事な要素”
Premiere Pro のシーケンス設定では主に次の3つを決めます:
- ① フレームサイズ(解像度)
→ 例:1920×1080(フルHD)/ 1080×1920(縦動画)など - ② フレームレート(fps)
→ 例:24fps、30fps、60fps など
→ 動きの滑らかさを決める項目です。 - ③ アスペクト比
→ 横長16:9、縦長9:16、正方形1:1 など
この3つが素材と合っていないと、
・黒帯が出る
・画質がぼやける
・カクつく
・上下左右が切れる
といったトラブルの原因になります。
● なぜシーケンス設定はこんなに重要なのか?
理由はシンプルで、Premiere Pro は
“最初に作ったシーケンスに従って動画を仕上げる”
からです。
例えば、
・4K素材を1080pのシーケンスに放り込めば → 自動で縮小される
・縦動画素材を横動画シーケンスに入れれば → 黒帯が出る
・60fps素材を24fpsにすれば → カクついて見える
というように、最初の設定で結果が大きく変わります。
● Premiere Pro初心者がよくやる間違い
Premiere Pro に慣れていない人がやりがちなのが、
“デフォルトのシーケンス設定のまま編集を始めること”です。
しかし、Premiere Pro は用途や素材によって適切な設定が大きく変わるため、
デフォルトではほぼ正解になりません。
● 正しいシーケンス設定は「用途で変わる」
YouTubeなのか、縦動画なのか、4Kなのか、60fpsなのか。
用途によって最適設定はまったく異なります。
だからこそ、この記事では
“用途別に最適な設定”
を一つずつ丁寧に紹介していきます。
次は、最も質問の多い
「用途別のおすすめシーケンス設定」
から解説していきます。
用途別|Premiere Proのおすすめシーケンス設定一覧
シーケンス設定は「どのプラットフォームに投稿するか」で
最適な値が大きく変わります。
ここでは YouTube、ショート動画(縦動画)、Instagram、4K 編集 など、
用途別に最適なシーケンス数値をすべてまとめました。
Premiere Pro初心者でも迷わないよう、
“これを入れれば正解” の数値だけを記載しています。
① YouTube(横動画)に最適なシーケンス設定
YouTube用の基本は16:9の横長です。
▼ 推奨シーケンス設定(YouTube)
- フレームサイズ:1920 × 1080(FHD)
- フレームレート:24fps / 30fps(素材に合わせる)
- アスペクト比:16:9
- フィールドオーダー:プログレッシブ
- ピクセル縦横比:スクエアピクセル(1.0)
特に理由がなければ、
1920×1080 / 30fps が最も万能です。
アクション系やゲーム実況は60fpsでもOK。
② 縦動画(ショート・TikTok・リール)用の設定
縦動画は数値を間違えると黒帯が出て最悪の仕上がりになるため、
ここは正確に入力するのがポイントです。
▼ 推奨シーケンス設定(縦動画)
- フレームサイズ:1080 × 1920(逆向き)
- フレームレート:30fps
- アスペクト比:9:16
- フィールドオーダー:プログレッシブ
- ピクセル縦横比:スクエア(1.0)
ポイントは、縦長なので数値が逆になること。
よく間違うので注意です。
③ Instagram(正方形・フィード動画)の設定
Instagramフィードに最適な設定です。
▼ 推奨設定(Instagram正方形)
- フレームサイズ:1080 × 1080
- フレームレート:30fps
- アスペクト比:1:1
人物・料理・商品撮影のプロモーションに強い比率です。
▼ 推奨設定(Instagram 4:5 縦長)
- フレームサイズ:1080 × 1350
- アスペクト比:4:5
縦長は、スマホ画面を広く使えるためエンゲージが高くなります。
④ 4K編集に最適なシーケンス設定
4Kで撮影した素材を4Kで編集したい場合の設定です。
▼ 推奨設定(4K編集)
- フレームサイズ:3840 × 2160
- フレームレート:素材に合わせる(24/30/60fps)
- アスペクト比:16:9
4Kのまま編集すると画質は最高、
ただしPCスペックが足りないと重くなるため注意です。
⑤ 60fps / 120fps など高フレームレートの設定
スポーツ・アクション・ゲーム実況など、
滑らかさを重視する場合は高fpsが向いています。
▼ 推奨設定(高fps編集)
- フレームサイズ:1920 × 1080
- フレームレート:60fps(または120fps)
素材が60fpsならシーケンスも60fpsに揃えるのが鉄則です。
fpsがズレると、カクつき・動きの不自然さが生まれます。
素材に合わせた正しいシーケンス設定の作り方
Premiere Proの初心者がもっともミスしやすいのが、
「素材とシーケンス設定が合っていない状態で編集を始めること」です。
これが原因で、
・黒帯が出る
・画質が悪くなる
・動きがカクつく
・縦動画が横になってしまう
など、ほぼ全ての“編集トラブル”が発生します。
しかし正しい方法を知っていれば、
シーケンス設定は初心者でも1秒で正解を作れます。
● 素材をドラッグして「新規項目」に入れるのが最強
Premiere Proで最も正確で失敗しないシーケンス作成方法は、
素材を「新規項目」へドラッグすることです。
▼ 手順
- プロジェクトパネルで編集したい動画素材を選ぶ
- そのまま下の「新規項目(+)」アイコンへドラッグ
これだけで、
素材と完全に一致したシーケンスが自動で作られます。
Premiere Proは素材の:
- 解像度(例:1920×1080)
- フレームレート(例:23.976 / 30 / 60fps)
- アスペクト比
すべてを読み取り、最適なシーケンスを生成します。
初心者は基本的にこれだけでOK。
プロの現場でも、この方法が最も確実でミスがありません。
● 異なる解像度の素材を混ぜる場合(大切!)
編集でよくあるのが、
4K素材とフルHD素材を混ぜるパターンです。
その場合は、
- 最終的にどの解像度で書き出すか?
これを基準にシーケンスを作ります。
▼ 例:4K素材と1080p素材を混ぜる場合
- 4Kで書き出したい → シーケンスは4K(3840×2160)
- FHDで書き出したい → シーケンスはFHD(1920×1080)
FHDシーケンスに4K素材を置くと、軽く編集できるので
PCスペックが弱い場合におすすめです。
● 異なるfps(24・30・60)を混ぜる場合
素材のフレームレートがバラバラだと、
動きが不自然になったり、カクつきが起きることがあります。
▼ 基本ルール
- シーケンスのfpsは「最終的な見せ方」に合わせる
▼ よくある選び方
- 映画風・シネマ → 24fps
- YouTube標準 → 30fps
- ゲーム実況・スポーツ → 60fps
fpsの違う素材を混ぜる場合、Premiere Proが自動で補完しますが、
可能なら同じfpsの素材を使う方が仕上がりが綺麗です。
● 素材のアスペクト比が違う場合
横動画(16:9)のシーケンスに縦動画(9:16)を入れると、
左右に黒帯が入ります。
これは正常な動作ですが、避けたい場合は
- フレームサイズに合わせて拡大(スケール100→180〜200%)
- 背景をぼかして埋める(バーチャル背景)
ショート・TikTokでは“ぼかし背景”がよく使われています。
● 素材に合わせるのが最優先、用途に合わせて微調整
Premiere Proのシーケンス設定は、
「素材を基準に作る」 → 「用途で微調整」
という2ステップが正解です。
最初のシーケンスを間違えると、
編集後の画質・動き・書き出しにすべて影響します。
次は、Premiere Proの“シーケンス設定に出てくる各項目”を
プロ視点で分かりやすく解説していきます。
シーケンス設定で操作する項目を分かりやすく解説
Premiere Pro のシーケンス設定画面には、
「フレームサイズ」「フィールドオーダー」「ピクセル縦横比」など
専門用語がズラッと並んでおり、最初は混乱します。
ここでは、動画編集で絶対に理解すべき項目だけを
プロ視点で分かりやすく解説します。
① フレームサイズ(解像度)
動画の大きさ(縦×横のピクセル数)を決める設定です。
最終的な動画の見た目を最も大きく左右する項目です。
▼ よく使う解像度
- 1920 × 1080(FHD):YouTubeの基本
- 1080 × 1920(縦動画):ショート・TikTok
- 3840 × 2160(4K):高画質な撮影・作品
- 1080 × 1080(正方形):Instagramフィード
ポイントは、
「素材の解像度」か「最終的な出力解像度」に合わせる
ということです。
違う値にすると黒帯・ぼやけ・余白の原因になります。
② フレームレート(fps)
動画の滑らかさを決める値です。
数字が大きいほど滑らかな映像になります。
▼ よく使うfpsと用途
- 24fps:映画・シネマ風
- 30fps:YouTube標準・Vlog
- 60fps:スポーツ・アクション・ゲーム実況
素材のfpsとシーケンスのfpsがズレると、
カクつく・動きが不自然になるので注意です。
③ アスペクト比(画面比率)
画面の縦横の比率を決める設定です。
▼ 代表的な比率
- 16:9:YouTube・テレビ(横動画)
- 9:16:縦動画(ショート・TikTok)
- 1:1:Instagram正方形
- 4:5:Instagramフィード縦長
アスペクト比が合っていないシーケンスに素材を入れると、
左右・上下に黒帯が出ます。
④ ピクセル縦横比(Pixel Aspect Ratio)
結論:
ほぼすべての現代動画は「スクエア(1.0)」でOKです。
昔のテレビ放送素材(DV映像など)では値が異なりましたが、
スマホ・カメラ・4K素材はすべて1.0なので、
Premiere Proでも1.0を選べば間違いありません。
⑤ フィールドオーダー(インターレース方式)
結論から言うと、
現代の動画編集では「プログレッシブ」一択です。
インターレースはテレビ放送時代の方式で、
スマホ・Web・YouTubeの動画では使いません。
Premiere Proで動画が“縞模様”になるトラブルの原因は、
ほぼこのフィールドオーダーの誤設定です。
⑥ プレビュー設定(編集の軽さに直結)
「編集が重い」「カクカクする」という悩みは、
プレミアのプレビューファイルの設定で改善できます。
▼ おすすめ設定
- プレビューファイル形式: I-Frame Only MPEG
- プレビュー解像度: 1/2 または 1/4
4K編集でPCが重いときは、
プレビュー解像度を下げるだけで作業が快適になります。
● 意味がわかればシーケンス設定は怖くない
Premiere Proのシーケンス設定は、
用語こそ難しく見えますがやることはシンプルです。
・フレームサイズ(縦×横)
・fps(動き)
・アスペクト比(画面比率)
この3つが理解できれば、設定はもう怖くありません。
次は、初心者が必ずぶつかる「よくあるトラブル」と
その解決方法をまとめます。
トラブル解決|Premiere Proのシーケンス設定でよくある問題と対処法
Premiere Proの編集で起きるトラブルの多くは、
シーケンス設定と素材の不一致が原因です。
ここでは、初心者が99%経験する問題と、その解決策を
最短で解決できる手順でまとめました。
① 黒帯が出る/上下が切れる(アスペクト比の不一致)
素材のアスペクト比(画面比率)がシーケンスと違うと、
左右または上下に黒帯(レターボックス/ピラーボックス)が出ます。
▼ 原因
- 16:9の素材を 9:16 の縦動画シーケンスに入れた
- 縦動画素材を横動画シーケンスに入れた
- Instagram用の1:1シーケンスに横動画を入れた
▼ 解決策
- 素材をスケール(拡大)して画面に合わせる
→ エフェクトコントロール → スケール100%→150〜200%に調整 - 背景をぼかして埋める
→ 複製 → 下のレイヤーを拡大 → ブラー適用 - 用途に合ったシーケンスを作り直す
→ 素材を新規項目にドラッグして自動作成
YouTubeは横動画、ショートは縦動画。
作るシーケンスを間違えると黒帯は必ず出ます。
② 画質が悪い/ぼやける(解像度の不一致)
Premiere Proでよくある悩みが「なぜか画質が悪い」問題。
ほとんどの場合、シーケンス解像度が素材より低いのが原因です。
▼ よくある例
- 4K素材なのに、1080pのシーケンスで編集している
- スマホの縦動画を横動画シーケンスに入れている
- プレビュー解像度が 1/4 や 1/2 で低く見えるだけ
▼ 解決策
- 素材と同じ解像度のシーケンスを作る
- プレビュー解像度を上げる(再生画面のメニューで選択)
- 必要であれば4K → FHD書き出しに切り替える
特に、スマホ縦動画を横のキャンバスに置くと
ぼけて当然なので注意です。
③ 縦動画が横向き/横動画が縦になる
スマホの撮影時に向きが記録されているため、
Premiere Proで読み込むと向きが間違って表示されることがあります。
▼ 解決策
- エフェクトコントロール → 回転 の項目で90°調整
- 「フレームに合わせる」設定をOFFにする
- 縦動画用のシーケンスを最初に作っておく
向きは回転の数字(90° / -90°)で必ず揃えられます。
④ タイムラインが重い/再生がカクつく
Premiere Proが重くなる原因の多くは、
4K素材×高fps×プレビューが重いという組み合わせ。
▼ 改善方法(すぐ効く)
- プレビュー解像度を1/2 → 1/4へ下げる
- プロキシを作成(軽い動画を自動生成)
- エフェクトを多用しすぎない
- タイムラインの再生画質を「自動」に変更
Premiere Proは4K素材が複数並ぶと
プロでも重くなることがあります。
軽量編集の“プロキシ運用”は非常におすすめです。
⑤ fps(フレームレート)が違って動きが不自然
24fps × 60fps の組み合わせなど、
違うfps同士を混ぜると動きの滑らかさに差が出ます。
▼ 解決策
- シーケンスのfpsを素材の多数派に揃える
- 24fpsに60fps素材を混ぜるときは、
スローモーション化(40%)で綺麗に使える - 逆に24fps素材を60fpsシーケンスに入れると
“ガクッ”と見えるので注意
fpsは「揃える」または「使い分ける」のどちらかが正解です。
● トラブルは“素材とシーケンスが合っていない”だけ
Premiere Proで起きるほぼ全てのトラブルは、
「解像度」「fps」「アスペクト比」の不一致です。
この3つをそろえれば、動画は必ず安定して綺麗に仕上がります。
次は、プロが実際に使っている
おすすめシーケンスプリセットを紹介します。
プロが実際に使っているおすすめプリセット
Premiere Proには多くのプリセット(テンプレート設定)が用意されていますが、
実際の現場でよく使うものはたった数種類です。
ここでは、トビガスマルの現場でも実際に使用している、
「これだけ使えば間違いない」プリセットを紹介します。
初心者の方は、この中から使う用途に合わせて選べばOKです。
① 4K撮影 → フルHD編集(最高の画質 × 軽い編集)
撮影は4K、編集はフルHD(1920×1080)で行うのは、
プロ現場でも最もよく使う方法です。
理由は:
- 編集が軽くてサクサク動く
- 画質が非常にキレイ(縮小すると高精細)
- 4K素材を適宜ズーム・トリミングできる
▼ 推奨プリセット値
- フレームサイズ:1920 × 1080
- fps:素材に合わせる(24/30/60)
- アスペクト比:16:9
- ピクセル縦横比:1.0(スクエア)
4K素材を扱う人は、まずこれを使えば間違いありません。
② 縦動画(ショート・TikTok・リール)専用プリセット
縦動画が主流になった今、
このプリセットは YouTube Shorts / TikTok / Instagram Reels で
最高のパフォーマンスを発揮します。
▼ 推奨プリセット値(縦動画)
- フレームサイズ:1080 × 1920
- fps:30fps
- アスペクト比:9:16
数値が逆(1080×1920)なので初心者は間違えやすいですが、
正しく設定すれば黒帯ゼロで綺麗な縦動画が作れます。
③ SNS運用者が使う“万能テンプレ”
企業SNSや広報・インフルエンサー運用でよく使われるのが、
1080 × 1350(4:5) の縦長プリセットです。
▼ 推奨プリセット(Instagram 4:5)
- フレームサイズ:1080 × 1350
- fps:30fps
- アスペクト比:4:5
スマホ画面の占有率が高く、
縦動画ほどクセが強くないので企業アカウントと相性抜群です。
④ 映画風の“シネマティック編集”用プリセット
映画風・Vlog・ドラマ調にしたい場合は、
24fps × シネスコ比率(2.35:1) が人気です。
▼ 推奨プリセット値
- フレームサイズ:1920 × 817(黒帯演出あり)
- fps:24fps
- アスペクト比:2.35:1
上下に黒帯が入るスタイルで、雰囲気が一気に映画調になります。
⑤ 正方形動画(Instagramフィード)のプリセット
シンプルで視認性が高く、今でもSNS運用で定番なのが正方形。
▼ 推奨プリセット値(1:1)
- フレームサイズ:1080 × 1080
- fps:30fps
- アスペクト比:1:1
Instagram広告、フィード投稿、商品紹介に最適です。
● 結論:迷ったら「用途に合ったプリセット」を選べば完璧
Premiere Proのシーケンス設定は複雑に見えますが、
使うプリセットは実は限られています。
・YouTube → 1920×1080
・縦動画 → 1080×1920
・SNS → 1080×1350(4:5)
・映画風 → 1920×817(2.35:1)
この中から用途に合うものを選ぶだけで
プロと同じシーケンス設定になります。
次は、記事のまとめに入り、初心者が迷いやすいポイントを整理します。
よくある質問(FAQ)
Q1. Premiere Proのシーケンス設定は後から変更できますか?
はい、できます。
メニューの「シーケンス → シーケンス設定」から変更可能です。
ただし、アスペクト比や解像度を変えるとレイアウトが崩れることがあるため、
最初に正しいシーケンスを作る方が安全です。
Q2. 素材の解像度と違うシーケンスで編集しても大丈夫?
可能ですが、画質低下・黒帯・余白・ぼやけの原因になります。
基本は素材の解像度を基準にシーケンスを作るのが正解です。
Q3. 4K素材をフルHDシーケンスに入れるのはあり?
むしろおすすめです。
4K → FHD 縮小になるため画質が綺麗になり、
編集も軽くなって効率が上がります。
Q4. fps(フレームレート)は素材と揃えるべき?
基本的には揃えるのがベストです。
24fps / 30fps / 60fps を混ぜると、動きに不自然さが出る場合があります。
Q5. シーケンス設定の「プログレッシブ」とは何ですか?
1枚1枚のフレームを順番に表示する方式で、
現代の動画はすべてプログレッシブです。
インターレースはテレビ放送時代の方式なので使いません。
Q6. 縦動画なのにPremiereで横向きになってしまいます。
スマホの撮影情報が原因です。
「エフェクトコントロール → 回転」で
90° or -90°に設定すれば正しく表示できます。
Q7. 黒帯が出るのを完全に防ぐ方法は?
黒帯はアスペクト比の不一致が原因です。
・YouTube → 16:9
・ショート/TikTok → 9:16
・Instagram → 4:5 or 1:1
用途に合ったシーケンスを最初に作れば黒帯は出ません。
Q8. プレミアが重い…どうすれば軽くなる?
以下の2つで一気に軽くなります:
- プレビュー解像度を 1/2 or 1/4 に下げる
- プロキシ(軽い編集用動画)を作る
Premiere Proは4K素材が多いと非常に重くなるため、
“プロキシ編集”はプロでも常識です。
Q9. 素材を置いたら「シーケンスが一致しません」と出ます。
Premiere Proが素材とシーケンス設定の違いを検知しています。
「変更しない」を選ぶと黒帯や画質悪化
「変更する」を選ぶと素材に合う設定へ自動調整
基本は「変更する」を選ぶのが正解です。
Q10. 最初にどのプリセットを選べばいいか分かりません。
迷ったら以下を選べばOKです:
- YouTube → 1920×1080(16:9)
- 縦動画 → 1080×1920(9:16)
- Instagram → 1080×1350(4:5)
- 4K編集 → 3840×2160(4K)
この4つを選べば、ほぼすべての用途に対応できます。
まとめ|Premiere Proのシーケンス設定を制す者は編集を制す
Premiere Proのシーケンス設定は、
動画編集のクオリティを決める“土台”です。
この記事で解説したように、基本はたった3つを揃えるだけでOKです:
- ① フレームサイズ(解像度)
- ② フレームレート(fps)
- ③ アスペクト比(画面比率)
これらが素材と一致すれば、
黒帯・ぼやけ・カクつきなどのトラブルはほぼ消えます。
さらに、用途別(YouTube/縦動画/4K/SNS)で
最適なプリセットを選ぶだけで、
Premiere Pro初心者でもプロ級の動画フォーマットが作れます。
動画編集は「高い機材」よりも
“正しい設定を知っているか”が圧倒的に重要です。
トビガスマルの現場でも、
シーケンス設定は編集の最初に必ずチェックする“最重要工程”。
この記事が、あなたの動画制作をさらにスムーズに、
そしてクオリティを1段階アップさせるきっかけになれば幸いです。🔥🎬
2025.06.22
本記事では、学割付きパッケージを提供する代表的な 3 校 アドバンスクールオンライン・たのまな・デジハリ ONLINE を 価格・講座内容・サポート体制の3視点で徹底比較。 「買うならどこが自分に合う?」「動画講座の質は?」「質問サポートの違いは?」 ──そんな疑問を、早見表...
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