
こんにちわ、クセのツヨイ映像制作会社トビガスマルの廣瀬です。
「思いついたアイデアを即・縦動画に!」──そんなニーズに応えてくれるのが CapCut と Adobe Express。どちらも AI テンプレート/Quick Actions を駆使すれば、撮影素材さえあれば 最短10分で“映えるショート動画”が完成します。
本記事では “超速編集3ステップ” をベースに、SNSごとの最適書き出し設定や BGM・字幕の時短テクまで、2025年最新版のノウハウをギュッと凝縮。動画初心者はもちろん、毎日コンテンツを量産したいマーケ担当者まで、今日から使えるプロの裏ワザをお届けします!
目次
CapCut と Adobe Express どっちが速い?――特徴と選び方
SNS 向けショート動画を「とにかく早く量産したいマーケ担当」と
「ブランドガイドラインを守りつつ即納したいデザイナー」の二軸で比較すると、
CapCut はモバイル完結型。AI テンプレがカット・字幕・BGM を自動適用し、
ラフ編集なら 約5分 で書き出しまで到達します。
一方 Adobe Express はブラウザ/デスクトップ中心。
Quick Actions で一括リサイズ+ロゴ自動配置が強みで、
ブランドアセットをクラウド管理したい企業案件との相性が抜群。
結論:スピード最優先の個人クリエイターは CapCut、
統一デザインとチーム連携が必須の法人案件は Adobe Express が最短ルートです。
超速編集の下準備|素材・縦横比・ファイル形式を3分で整える
ここを疎かにすると “AI テンプレがうまく機能しない” という落とし穴に直結します。
CapCut と Adobe Express のアルゴリズムが最もパフォーマンスを発揮する
「素材整理 → アスペクト比設定 → フォーマット統一」
までを、わずか 3 分で終わらせる手順を紹介。
Step 1 | 撮影素材を 3 フォルダで仕分ける(所要 60 秒)
- MAIN: 本編に使うクリップを時系列で並べる
- B-ROLL: つなぎ用カット・ディテールショットを放り込む
- ASSETS: ロゴ・PNG 素材・BGM・効果音をまとめる
フォルダ名を大文字+英字に統一すると、モバイル移動時に文字化けを防げます。
Step 2 | 縦横比を最初に固定(所要 40 秒)
9:16 ⬄ 1:1 を後から切り替えると、テキストやキーフレームがズレて二度手間に。
CapCut の場合は + 新規プロジェクト → キャンバス → 9:16 を選択、
Adobe Express は Quick Actions → Resize video → TikTok/リール を先に実行します。
Step 3 | 推奨ファイル形式は MP4(H.264, 30–60 fps)に統一(所要 40 秒)
- スマホ収録: HEVC(.mov)→ アプリ内で自動変換されるが書き出し時間が延びる
- カメラ収録: ProRes → 重いので Shutter Encoder で MP4 にバッチ変換
- 音声: BGM は 44.1 kHz/128 kbps の MP3 で十分
Step 4 | クラウド or AirDrop でデバイス間転送(所要 30 秒)
Wi-Fi が遅い環境なら、Lightning-to-USB-C ケーブル直結が最速。
クラウド同期の場合は Google Drive “高画質のままアップロード” を忘れずに。
以上で “素材 ⇢ キャンバス ⇢ 形式” の3(+1) ステップが完了。
次章ではいよいよ CapCut の AI テンプレ を実践投入していきます。
【CapCut 編】AI テンプレートで 5 分完結チュートリアル
Step 1 | テンプレートを読み込み → 素材をドラッグ&ドロップ
- CapCut を起動し + 新規プロジェクト → テンプレート を選択。
- 「人気」タブから “Trending AI” をタップして時短向けテンプレを検索。
- 使用 を押したら、先ほど仕分けた MAIN フォルダのクリップを
ドラッグ&ドロップ で差し替え。
— ここまでで 60 秒。
Step 2 | オートキャプション+AI ボイスで字幕を一発生成
- タイムライン下部の テキスト → 自動キャプション をタップ。
- 言語を 日本語or英語に設定し 開始。
30 秒前後で全文テロップが完成。 - 読み上げが必要な場合は AI Voice → キャプションから生成 を選択。
— 字幕+ナレーションまですべて 90 秒 で完了。
Step 3 | SNS 別プリセットで一発書き出し
- 右上の ↑(書き出し)をタップ。
- 1080 p / 30 fps / CBR 10 Mbps をデフォルトに、
TikTok → 自動共有 or Instagram リールプリセットを選択。 - 書き出し完了後、ワンタップで各 SNS へ連携。
全行程 計 5 分でショート動画が完成!
Tips ▶︎ テンプレートのフォントやカラーを デフォルト設定→「保存」 しておくと、次回以降
さらに 30 秒短縮できます。
【Adobe Express 編】Quick Actions で秒デキ編集
Step 1 | クリップ分割・速度変更をワンクリックで実行
- ブラウザで Adobe Express を開き、Quick Actions → 動画を編集 を選択。
- アップロード画面に MAIN クリップをドラッグ&ドロップ。
- タイムラインのハサミアイコンをクリックすると分割、スライダーで 0.25×〜4× の速度変更が即反映。
Step 2 | シーンビューでテキスト&BGM を一括配置
- 左側パネルの テキスト を選び、プリセットからブランドフォントを適用。
- オーディオ タブでロイヤリティフリー BGM を検索し、ワンクリック追加。
- 素材の長さに合わせて自動ループ/フェードアウトが設定されるので微調整は不要。
Step 3 | ワンボタン書き出し → SNS 連携までの流れ
- 右上の 共有 ボタン → 動画をダウンロード をクリック(推奨設定:MP4/1080p)。
- 完了ポップアップの Instagram リール もしくは TikTok アイコンを選択し、アカウントと連携。
- キャプション&ハッシュタグを入力して公開。— ここまで計 4〜5 分で完了!
Tips ▶︎ チームで作業する場合は「ブランドキット」にロゴ・カラーパレットを登録し、
Quick Actions のデフォルトとして保存しておくと、毎回 30 秒短縮できます。
効果倍増!音楽・字幕・サムネを同時並行で仕上げる裏ワザ
Step 1 | BGM プリセットと字幕を一括同期(所要 90 秒)
- CapCut なら オーディオ → リズム を選択し、ビート検出を ON。
自動で編集点を波形にマーカー表示。 - 続けて 自動キャプション を実行すると、
ビートに合わせて字幕位置まで最適化される。 - Adobe Express は サウンドトラック に BGM を置き、
自動リズム合わせ を ON。
テキストレイヤーが自動でビートごとに分割される。
Step 2 | サムネを 3 クリックで切り出し+タイトルスタンプ
- プレビュータイムラインでピークシーンを停止 → フレーム書き出し(📸アイコン)。
- 書き出した PNG を Overlays にドラッグし、
プロジェクトの最終フレームへ配置(自動 1 秒表示)。 - タイトルは ブランドキットに登録した スタンププリセットを適用。
文字・縁取り・影が統一され、1 分以内で完成。
Step 3 | SNS 別 A/B テスト用ファイル名&UTM を一括生成
- 書き出し時にファイル名を
yyMMdd_platform_version.mp4
形式で保存(例:250914_IG_v1.mp4
)。 - CapCut の 共有設定 → カスタムリンク で
UTM パラメータを自動付与。
— クリック計測とコンバージョン追跡が同時に行える。 - Adobe Express では Publish Settings → Add URL parameters を ON。
プリセットで?utm_source=IG&utm_campaign=capcut_tutorial
を登録しておく。
Tips ▶︎
BGM・字幕・サムネを並行作業することで、従来 20〜30 分かかっていた仕上げ工程が 約 8 分 に短縮。
動画量産のボトルネックを一気に解消できます。
2025年の最新動向──Instagram「Edits」登場でどう変わる?
2025年4月、Meta(Instagram)が CapCut対抗 として
新アプリ Edits をグローバル公開。
iOS/Android 両対応の無料エディタで、AIアニメ生成・グリーンスクリーン・
プロジェクト管理までをワンアプリに集約しています。
Edits で追加された“3つの差別化ポイント”
- Ideas/Projectsタブ
─ 撮影メモと編集ファイルを一括管理し、複数案件を横断的に整理。 - AIアニメーション
─ 静止画から動画を生成し、CapCutにはない独自エフェクトを実装。 - Meta AI連携
─ 50種類のプリセットで10秒動画を自動編集、今後 Movie Gen 派生機能も追加予定。
クリエイター視点の“使い分け”早見表
用途 | CapCut | Edits |
---|---|---|
スピード重視のラフ編集 | ◎ AIテンプレ/モバイル完結 | ○ Quick Actions相当は今後 |
ブランド・チーム管理 | △ 共有リンク機能のみ | ◎ Projects+Insightsで案件別管理 |
AIアニメ・高度合成 | △ 一部エフェクトのみ | ◎ AIアニメ生成・グリーンスクリーン |
結論として、個人クリエイターの量産は依然 CapCut が最速、
一方 企業案件やコラボ制作では
Edits のプロジェクト管理+Meta AI連携が強力な選択肢になります。
よくある質問(FAQ)──対応端末・書き出し容量・商用利用
CapCut はどの端末で動作しますか?
iOS 14 以降/Android 8.0 以降のスマートフォンとタブレットに対応。
デスクトップ用 Windows/macOS 版も
2024 年末から正式リリースされています。
Adobe Express の動画編集機能は無料ですか?
基本編集(カット・テキスト・BGM 挿入・Quick Actions)は
無料プランで利用可能。
プレミアムテンプレートや 4K 書き出し、ブランドキット共有などは
Creative Cloud 有料プランの範囲です。
書き出し容量の上限は?
CapCut はモバイル版で 3 GB/15 分 まで。
Adobe Express はブラウザ版で 2 GB/60 分 が目安です。
商用利用で注意すべきライセンスは?
CapCut の AI テンプレは 非独占ライセンス のため、
ブランド独自性が必須の案件では
フォント・BGM を自社素材に差し替えるのが安全策。
Adobe Express の Quick Actions は Adobe Stock 無料素材を含み、
商用 OK(制限付き)ですが 使用条件 を要確認。
まとめ|10分で“映える縦動画”を量産する最短ルート
本チュートリアルでは CapCut と Adobe Express を併用し、
素材整理 → キャンバス設定 → AI テンプレ/Quick Actions の
3 (+1) ステップで
最短 10 分 でショート動画を完成させる手順を解説しました。
- CapCut: モバイル完結&AI テンプレでラフ編集を 5 分 以内に
- Adobe Express: Quick Actions+ブランドキットでチーム品質を担保
- 裏ワザ: BGM・字幕・サムネを 同時並行 で仕上げて
仕上げ工程を 1/3 時間に短縮 - 最新動向: Instagram Edits の台頭で
“個人=CapCut/法人=Edits” の二極化が進行
動画市場はアップデートが激しいため、
本記事も四半期ごとに機能追加や UI 変更をチェックし、
随時リライトしていきます。
▶︎ 次のステップ
無料テンプレ&時短プリセットをダウンロード して、
今日から “量産できるクリエイター” へアップグレードしましょう!

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