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こんにちは、合同会社トビガスマル代表の廣瀬高之です。
いつも私たちの記事をご覧いただき、本当にありがとうございます。地域の活性化や地方創生といったテーマに興味を持ってくださる方が増えるたびに、「一緒に面白い未来をつくりたい」と胸が熱くなります。
日本では、映像制作やデザイン、IT関連などの“クリエイティブな仕事”の多くが東京に集中しているのが現状ですよね。そういった雰囲気に触れられる機会が少ない地方では、若者が夢や希望を見いだせずに都市部へ出て行ってしまう……。これは、たくさんの地域が抱える大きな課題です。
でも、だからといって「地方は何もできない」なんて思ってほしくありません。私たち合同会社トビガスマルは、“地方からこそ始まる新しい未来”があると信じています。その想いを込めて、今回の記事では東京一極集中の問題点と、それを打ち破るためのヒントや事例をたっぷりとお伝えしたいと思います。どうか最後までお付き合いください!
目次
東京一極集中の現状と問題点
東京に人も情報も集まる不思議
政治・経済・文化の中心が東京に集まり続ける日本。大企業はほとんど東京に本社を構え、最先端のカルチャーや情報が生まれやすい環境も揃っています。映像制作や広告、ITといったクリエイティブな仕事も、自然とそうした情報の集積地へ集中していくのは仕方のないことかもしれません。
でも、その結果として、地方の若者が仕事を求めて東京へ移り、地元にはなかなか戻らないという流れが加速してしまう。地域に残った方々だけで産業を盛り上げていくには、やはり人材不足の壁が立ちはだかります。
この構造が続く限り、地方は「若い力がいない」「経済が伸びない」という負のスパイラルから抜け出せなくなってしまうのです。
地方の過疎化と経済停滞
もちろん、地方には自然豊かな景色や、歴史・文化を語り継ぐ伝統行事、誇り高い職人技など、宝の山のような資源がたくさん眠っています。しかし、若い人が減るとそれらを活かすアイデアを形にしたり、外へ向けて発信したりするのが難しくなります。
結果的に観光客が来ない、地元産品の販路が広がらない、企業も定着しない……という悪循環に陥ってしまうのですね。
クリエイティブが地方に少ない現実
現代はインターネットのおかげで、東京にいなくても情報は手に入る時代にはなりました。それでも“情報を生み出す場”となると、やはり大都市が優位。特に映像制作やデザイン分野では、地方における受注機会や育成環境が圧倒的に少ないのが実情です。
こうした構造が東京一極集中をより強固にし、地方から見ると「うちの街にはクリエイティブな仕事なんてない」という諦めムードを生み出してしまっています。
クリエイティブ産業が地方に必要な理由
地方の宝を見つけて発信する力
地方には、その土地ならではのユニークな要素が数えきれないほど存在します。美しい景観、文化、歴史、美食……。しかし、それらが十分に知られていなければ、“魅力”として伝わらないまま埋もれてしまいます。
ここで力を発揮するのが、映像制作やデザイン、IT技術といったクリエイティブ産業です。たとえば素晴らしい自然を使った映像をSNSで流せば、一気に国内外へ拡散される可能性がある。デザインやブランディングでストーリーをつくれば、より多くの人が「行ってみたい」「買ってみたい」と思うはずです。
地元発信で経済が回る仕組みを作る
もし地方の企業や団体が映像制作やPRをする際、すべて東京の制作会社に頼っていたら、制作費は外へ流れてしまいますよね。地元にその技術が根付いていれば、経済活動が地域内で循環するようになる。
さらに、地元のクリエイターが活躍すれば、“東京に行かなくても好きな仕事ができる”という環境づくりにも繋がります。そんな場所なら、若い人も腰を据えて暮らせるかもしれない。こうした未来像が、私たちが考える地方にクリエイティブ産業が根付く意義でもあります。
雇用と若者の夢を支える
クリエイティブな仕事が地方に少ない現状では、意欲的な若者ほど「都会へ出なければ活躍できない」と感じてしまいます。しかし、地域に映像やデザインの案件が当たり前に存在するようになったら、どうでしょう?
「地元を盛り上げたい」「家族と離れずに働きたい」という想いを持ちながら、高度なクリエイティブ職を選択できる。そんな環境が生まれれば、地方の未来は一気に彩り豊かになるはずです。
トビガスマルの取り組み—映像制作を軸にした地域支援
式典オープニング映像制作で“ワクワク”を届ける
私たち合同会社トビガスマルは、地方の式典やイベントで使用するオープニング映像を制作しています。たとえば、地域の記念式典などで流す映像に、地元の伝統芸能や自然風景を取り入れると、参加者は「自分たちの町は素晴らしい!」と再認識できるんです。
華やかな映像が流れると、会場の雰囲気もガラッと明るくなりますし、地域の魅力を改めて共有できる“ワクワク感”が生まれます。
企業プロモーション映像でブランディング
また、地元企業のプロモーション映像制作にも注力しています。実は地方には、びっくりするほど優れた技術力や独自の製法を持った企業がたくさんあるんです。ところが、情報発信が苦手だったり、映像でのPRをしたことがなかったりして、その魅力が外に伝わりきっていないことも多く……。
そんな企業の方に向けて、「映像で物語を語りませんか?」とご提案しています。誕生ストーリーや地元食材へのこだわりなどをストーリー仕立てで描くと、それが企業の“ブランド価値”として輝き始めます。
公開討論会・イベントのライブ配信
さらに、地域の政策や未来を考える公開討論会、文化祭やイベントをライブ配信する取り組みも。これまで会場に来られなかった方や、遠方に住む出身者もオンラインで参加できるので、「地元の話なのに初めて知った!」「久々に故郷の風景が見られて嬉しい」なんて声をもらうこともあります。
映像を通じて地域を超えた繋がりが生まれる瞬間は、本当にやりがいを感じますね。
デジタル技術がもたらす地域活性化の新しい形
インバウンド向け映像制作で世界へ発信
私たちはインバウンド向け映像コンテンツの制作にも力を入れています。日本の地方には、海外から見るととても珍しくて面白い文化・風土がいっぱい。そこにしっかりとスポットライトを当てると、海外から「こんな素敵な場所があるんだ!」と注目されるきっかけになります。
さらに、地方にいながら海外企業から案件を受注するケースもあり、クリエイターの働き方に大きな広がりが生まれています。
東京ではなく、地方から始まる未来
地方だからこそ作れる新しい価値
「地方で暮らしていると、最先端の流行にはちょっと疎いんじゃないの?」と感じる方もいるかもしれません。でも、実はそこにチャンスがあるんです。東京が持つトレンド力は確かに大きいですが、地方には独自の風土や文化、それを守り続けてきた人々のストーリーがあります。
「最新の流行」ではなく「唯一無二の個性」が見つかる場所。それが地方の強み。私たちが“映像”という手段を使えば、それらの個性をダイレクトに表現し、国内外へと届けられるのです。
“和顔愛語 万民和楽”という理念
私たちの社是は「和顔愛語 万民和楽」。簡単に言うと、“穏やかな笑顔と思いやりの言葉で人と接し、すべての人が仲良く楽しく暮らせる社会を目指しましょう”という意味です。
「そんな理想論、実現できるの?」と突っ込まれることもあります。でも私たちは、本気でこれを実現したいと思っています。地方が元気になれば、日本全体がもっと豊かになるはず。人々の笑顔や優しさが広がれば、東京と地方が対立するんじゃなく、お互いを高め合えるんじゃないか。そんな夢を描いているんです。
地方創生と映像制作が生み出す可能性
観光×映像で地域の魅力を最大化
観光資源があっても、いまいちPRがうまくいかない……という地域は多いですよね。でも、映像制作の力を借りれば、壮大な自然や歴史的建造物を“バーチャル観光”のように見せられます。そこに興味を持って実際に足を運ぶ方が増えたら、宿泊業や飲食業にも波及効果が期待できます。
映像というツールは、文字や写真だけでは伝わりきらないリアルな空気感や感動を届けることができるのが最大の強みなんです。
地域ブランドを根底から再構築
映像制作を通じて地域の伝統行事や文化を改めて見つめ直すと、「実はこんなに素晴らしいものがあったのか!」と驚く瞬間も多いです。それを“ブランドストーリー”としてきちんとまとめ、SNSや海外メディアにも発信すれば、新たなファンを獲得できるかもしれません。
その結果、特産品が売れたり、観光客が増えたり、企業誘致が進んだり……。地域ブランドが強化されると、これまで都市部にしかなかったビジネスチャンスも地方で花開く可能性があります。
クリエイターコミュニティの拠点化
映像制作者やデザイナーが「地方で活動するのもいいかもしれない」と思うきっかけが増えれば、同じ思いを持つ人同士が集まって新しいコミュニティが形成されるはずです。
クリエイターが一箇所に集まると、アイデアの交換やコラボレーションが活発になり、そこからまた新しいプロジェクトやベンチャーが生まれていきます。地方がこれからクリエイティブのハブになる可能性、十分にあると感じませんか?
地域活性化における企業・自治体・住民の協力体制
企業と地方を繋ぐCSRの取り組み
大手企業や都市部の企業が地方への支援として、映像制作の費用を一部負担するケースも出てきています。これって実は、お互いにメリットがあるんですよね。地方のプロジェクトがうまく進めば企業のイメージアップにも繋がるし、地方側も制作費の負担を軽くできるので、より質の高い映像や広報が可能になる。
こんなふうに、企業と地方がウィンウィンの関係を築いていくことこそ、大事なポイントなのではないでしょうか。
自治体がリードする支援策
自治体が「移住・定住の促進」「空き家の有効活用」「地域ブランドの拡充」を積極的に進めることで、クリエイティブワーカーが地方に移り住みやすい環境が整います。
さらに、映像制作や地域文化の保存活動に対して助成金を出す自治体も増えています。こうした支援策をうまく組み合わせれば、地方の魅力を発信する“映像プロジェクト”がもっと実行しやすくなるはずです。
住民の参加で生まれる“誇り”と“愛着”
外部の力だけで地域活性化を進めても、地元の方々が「自分たちごと」として捉えなければ定着しません。大事なのは、住民自身が楽しみながら関わること。祭りやイベントの映像制作を地元の学生やクリエイターと一緒にやってみるだけでも、地域への愛着が深まりますよね。
「こんな映像にしたら面白いかも!」「この場所をもっと素敵に撮りたい!」といった想いが重なっていけば、いつの間にか大きなムーブメントに発展するかもしれません。
「和顔愛語 万民和楽」に込めた想い
理念と日々の行動をつなぐ
“和顔愛語 万民和楽”という言葉は、とてもシンプルなようで実は深い意味を持っています。“みんなで仲良く暮らす”という理想を本気で実現するには、日頃から「相手を思いやる」「笑顔で対応する」「自分と違う意見を排除しない」といった小さな行動が欠かせません。
地方創生という大きなテーマも同じ。色んな立場の人々が少しずつ理解を示し合い、応援し合う。その積み重ねが、未来を形作る基盤になるんだと思っています。
反発じゃなく、協力で乗り越える
東京と地方を対立構造で捉えるのではなく、「地方が盛り上がると東京もメリットがある」「東京の強みを地方が学ぶ」といった相互補完の関係になれたら最高ですよね。
映像制作やクリエイティブ産業は、まさにその懸け橋になれる存在だと感じています。お互いのいいところを持ち寄って、新しいプロジェクトを立ち上げる。そんなとき、笑顔と優しい言葉が出発点になれば、絶対に気持ちのいい協力関係が築けるはずです。
トビガスマルへのご相談と今後の展望
映像制作から地域活性化へつながるサポート
もしこの記事を読んで「うちの地域の魅力を映像で届けたい」「地元の企業をブランディングしたい」「オンライン配信を活用して広く情報発信したい」と思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひ合同会社トビガスマルにご相談ください。
……など、私たちは幅広いニーズにお応えできます!
これからの挑戦と未来への希望
今後は映像制作をベースにしながら、デジタル技術やITサービスを組み合わせた新しい地域活性化プロジェクトにも挑戦していきたいと考えています。たとえば、地方を丸ごとテーマパーク化し、スマホアプリやAR技術で観光体験をさらにアップグレードするような構想も面白いですよね。
想像するだけでワクワクするような未来が、実はもう目の前にあるんじゃないか……。そう信じて行動を続けるのが、私たちのスタイルです。
まとめ:地方からはじまる新時代のクリエイティブシフト
日本には、まだまだ知られていない地域の魅力がたくさんあります。そこに映像やデザイン、デジタル技術が加わると、これまでになかったドラマチックな物語が次々と生まれるかもしれません。
私たちが見たいのは、そんな“地方発の新しい可能性”であり、その可能性を最大限に引き出すお手伝いをすることこそが、合同会社トビガスマルの使命だと考えています。
📢 トビガスマルでは、映像制作や地域活性化のご相談を随時承っています!
「地域の魅力をもっと広く伝えたい」「イベントをオンラインで配信したい」「クリエイティブの力で未来を明るくしたい」――そんな想いをお持ちの方は、ぜひ私たちとご一緒しましょう。お問い合わせはいつでも大歓迎です。きっと、一緒に面白いアイデアがたくさん見つかると思いますよ!
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2024.11.03
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2024.10.29
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