こんにちは、合同会社トビガスマル代表社員の廣瀬です。WordPressを利用している皆さんなら、最近の「WordPress騒動」について、何かしら耳にしたことがあるかもしれません。この騒動、ただの内部対立では済まされないほど複雑な背景があります。
この記事では、騒動の背景から最新の展開、そしてこれからの私たちユーザーがどう対応するべきかを、わかりやすくお伝えします。私も皆さんと同じようにWordPressを使い、コミュニティの一部としてこの騒動を真剣に捉えていますので、ぜひ最後までお付き合いください。
WordPress騒動とは?
WordPressは、世界中で多くの人が使うオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。ところが、2022年にWP Engineというホスティング企業が、人気プラグイン「Advanced Custom Fields(ACF)」を含むいくつかのプラグインを買収したことで、コミュニティ内で波紋が広がりました。
「WP Engineは利益を得るばかりで、コミュニティに貢献しない」と批判の声が上がり、WordPressの共同創設者であるマット・マレンウェッグ氏がこれを公然と非難したことで、事態は一気にヒートアップしました。
泥沼化する対立の経緯
1. マット・マレンウェッグの公開非難
2024年9月、マット氏は「WordCamp US 2024」の場で、「WP EngineはWordPressのがんだ」という非常に厳しい言葉でWP Engineを批判しました。彼は、「WP Engineがエコシステムから多くの利益を得ながら、十分な貢献をしていない」として、WordPressの運営から同社を排除するよう求めました。
2. WP Engineの反撃と法的措置
WP Engineはこれに対し、すぐに差し止め命令書を送り、「事実に基づかない非難だ」と反論します。さらに、10月にはAutomattic(WordPressの開発元)とマット氏を、恐喝および職権乱用の理由で提訴しました。
3. ACFプラグイン乗っ取り事件
混乱の中、WordPressはWP Engineが管理していた「ACF」プラグインを「SCF(Secure Custom Fields)」に強制変更し、管理権を取り戻しました。これにより、ユーザーは自動更新で意図せずSCFに切り替わる事態に直面し、「オープンソースの理念に反する」との批判が殺到しました。
WordPress騒動がユーザーに与える影響
1. コミュニティの分裂
この対立は、WordPressコミュニティ全体の分裂を引き起こしました。オープンソースの理念を守るべきだという派と、商業的な利益も必要だという派に分かれ、議論が続いています。
2. ユーザーへの混乱
プラグインの強制変更や公式ディレクトリからのアクセス制限により、多くのユーザーは他のホスティングへの移行を検討しています。また、ACFの代わりにSCFを使うことを余儀なくされたユーザーからの不満が高まっています。
3. 他社のチャンスと競争の激化
この騒動は、他のホスティング企業にとってビジネスチャンスとなっています。各社がWordPressユーザーを引きつけるためにサービスを強化し、競争が一層激しくなっています。
私たちができる対応策
1. プラグインの管理状況を把握する
利用するプラグインがどの企業に管理されているかを確認し、万が一の変更に備えましょう。
2. ホスティングのリスク分散を検討する
一つのホスティングサービスに依存するのではなく、複数の選択肢を持つことで、リスクを減らすことができます。
3. コミュニティに積極的に参加する
フォーラムやイベントに参加し、自分の意見を発信することで、コミュニティの改善に貢献することができます。
まとめ:WordPressの未来を守るために
WordPress騒動は、オープンソースと商業化のバランスが難しい課題であることを浮き彫りにしました。今回の対立が示すように、私たちユーザーや開発者も、ただの利用者で終わるのではなく、エコシステムの一部として行動することが大切です。
合同会社トビガスマルでは、このような状況でも安心してWordPressを利用できるようサポートを提供しています。ユーザーの皆さんがトラブルに巻き込まれないよう、引き続き、最新情報をお届けします。
何か質問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。これからも皆さんと一緒にWordPressの未来を見守り、より良いウェブ体験を築いていきましょう。

2024.10.29
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