こんにちは。合同会社トビガスマル代表の廣瀬です。
動画コンテンツは、いまや企業や団体の情報発信に欠かせないものになりました。
ホームページに掲載する会社紹介動画。
InstagramやTikTokで流す短い縦型動画。
YouTubeに公開するノウハウ動画。
周年式典で上映する記念映像。
採用ページで使う社員インタビュー。
セミナーや講演会のアーカイブ動画。
一口に動画コンテンツといっても、その種類や使い方はさまざまです。
ただ、動画制作のご相談をいただく中で、よく感じることがあります。
それは、「動画を作ること」自体が目的になってしまっているケースがあるということです。
「とりあえず会社紹介動画を作りたい」
「SNS用の動画が必要になった」
「周年なので動画を残したい」
「YouTubeを始めたい」
もちろん、どれも大切なきっかけです。
しかし、動画コンテンツは、作っただけでは成果につながりません。
誰に届けるのか。
何を伝えるのか。
どこで見てもらうのか。
見たあとにどう動いてほしいのか。
ここまで設計して初めて、動画は企業や団体の情報発信に役立つコンテンツになります。
この記事では、動画コンテンツの種類や活用場所、メリットを整理しながら、制作現場で感じている「成果につながる動画コンテンツの考え方」をまとめます。
目次
動画コンテンツとは何か
動画コンテンツとは、映像と音声、テロップ、写真、図解、ナレーションなどを組み合わせて情報を伝えるコンテンツのことです。
企業や団体の情報発信では、次のような目的で使われます。
- 会社や団体の魅力を伝える
- 商品やサービスを紹介する
- 採用希望者に職場の雰囲気を伝える
- 周年事業や記念式典の想いを残す
- 地域の魅力を発信する
- セミナーや講演会を後日共有する
- SNSで認知を広げる
- Web広告やSNS広告に活用する
動画の強みは、文字や写真だけでは伝わりにくい空気感や人柄、動き、音、表情を伝えられることです。
会社の雰囲気。
代表者の言葉。
現場で働く人の表情。
地域の風景。
式典の緊張感。
お客様の声。
こうしたものは、動画だからこそ伝わりやすい情報です。
動画コンテンツは「種類」より先に「目的」を決める
動画コンテンツにはさまざまな種類があります。
会社紹介動画、商品紹介動画、採用動画、周年動画、インタビュー動画、SNS動画、教育動画、Web CMなどです。
ただし、最初に決めるべきなのは「どの種類の動画を作るか」ではありません。
まず決めるべきなのは、その動画で何を達成したいのかです。
たとえば、同じ会社紹介動画でも、目的によって内容は変わります。
認知を広げたい場合
まだ会社のことを知らない人に向けるなら、短い時間で「何をしている会社か」が伝わる必要があります。
Web CMやSNS用ショート動画、ホームページのファーストビュー動画などが向いています。
信頼感を高めたい場合
取引先や見込み客に向けるなら、実績、設備、対応力、代表者の考え、現場の様子を見せることが大切です。
企業PR動画やインタビュー動画が有効です。
採用につなげたい場合
求職者に向けるなら、仕事内容だけでなく、働く人の表情、職場の雰囲気、入社後のイメージが伝わる必要があります。
採用動画や社員インタビュー動画が向いています。
周年の想いを伝えたい場合
周年事業では、これまでの歩み、支えてくださった方への感謝、これからの方向性を伝えることが大切です。
周年動画や式典オープニングムービー、代表メッセージ動画などが有効です。
動画コンテンツの主な活用場所
動画コンテンツは、使う場所によって作り方が変わります。
同じ素材を使う場合でも、ホームページ用、YouTube用、SNS用、式典上映用では、適した尺や構成、アスペクト比が違います。
ホームページでの活用
ホームページに動画を掲載すると、会社やサービスの印象を短時間で伝えやすくなります。
たとえば、トップページに会社紹介動画を置くことで、初めて訪問した人に雰囲気を伝えられます。
採用ページに社員インタビュー動画を入れれば、求職者が働くイメージを持ちやすくなります。
サービスページに事例動画や説明動画を入れれば、文章だけでは伝わりにくい内容を補えます。
ただし、ホームページ用の動画では、ページ全体の導線も大切です。
動画を見たあとに、問い合わせへ進むのか。
料金ページを見るのか。
実績ページを見るのか。
資料をダウンロードするのか。
動画単体ではなく、Webサイト全体の流れと合わせて設計する必要があります。
YouTubeでの活用
YouTubeは、動画を長く蓄積できる場所です。
会社紹介、ノウハウ解説、セミナーアーカイブ、採用動画、周年動画などを公開することで、検索や関連動画から見てもらえる可能性があります。
ただし、YouTubeでは動画を公開するだけでは不十分です。
タイトル、サムネイル、概要欄、チャプター、関連動画への導線も重要になります。
特に企業動画や周年動画をYouTubeに公開する場合は、「関係者向けの記録」と「初めて見る人にも伝わる内容」の両方を意識する必要があります。
SNSでの活用
Instagram、TikTok、YouTube Shorts、Facebook、Xなどでは、短い動画が見られやすい傾向があります。
SNSでは、視聴者が能動的に検索して見るというより、タイムラインやおすすめに流れてきた動画を一瞬で判断します。
そのため、冒頭の数秒がとても重要です。
また、SNSでは縦型動画の重要性が高まっています。
式典用やYouTube用に16:9で作った動画をそのまま投稿するのではなく、9:16の縦型に再編集することで、スマートフォンで見やすくなります。
Web広告・SNS広告での活用
Web CMやSNS広告では、短い時間で興味を持ってもらい、次の行動につなげることが重要です。
問い合わせ、資料請求、採用応募、イベント申込、来店など、目的によって構成を変えます。
広告用動画では、映像のきれいさだけでなく、冒頭の引き、テロップ、CTA、クリック先のページまで設計する必要があります。
式典・イベントでの活用
周年式典や記念イベントでは、オープニングムービー、沿革紹介動画、代表メッセージ、エンディング動画などが活用されます。
会場で上映する動画は、Web用動画とは少し考え方が違います。
会場の空気を切り替える。
来場者の気持ちを一つにする。
これまでの歩みを共有する。
式典の進行につなげる。
こうした役割があります。
トビガスマルでは、周年動画を制作する際、単に映像を作るだけでなく、式典のどのタイミングで流すのか、会場スクリーンでどう見えるのか、音響や進行とどう連携するのかも大切にしています。
動画コンテンツの主な種類
ここからは、企業や団体で活用しやすい動画コンテンツの種類を紹介します。
1. ブランディング動画
ブランディング動画は、企業や団体の理念、価値観、ビジョン、世界観を伝える動画です。
商品やサービスを直接売るというより、「この会社は何を大切にしているのか」「どんな姿勢で事業をしているのか」を伝える役割があります。
地域企業の場合、代表者の想い、地域との関わり、社員の姿、現場の空気感を見せることで、言葉だけでは伝わりにくい信頼感を作ることができます。
周年動画やブランドムービーとも相性が良い動画です。
2. 商品・サービス紹介動画
商品やサービスの特徴、使い方、メリットを伝える動画です。
文字だけでは説明しにくいサービスや、実際の動きを見せることで理解しやすくなる商品に向いています。
ただし、機能を並べるだけでは伝わりにくいことがあります。
大切なのは、使う人にとって何が良くなるのかを見せることです。
「何ができるか」ではなく、「使うとどう変わるか」。
この視点で構成すると、視聴者に伝わりやすくなります。
3. インタビュー動画
代表者、社員、お客様、利用者、関係者の声を届ける動画です。
インタビュー動画の良さは、本人の言葉で伝えられることです。
代表者が創業の想いを語る。
社員が仕事のやりがいを語る。
お客様が導入後の変化を語る。
周年事業でOB・OGが当時の思い出を語る。
こうした言葉は、文章だけよりも人柄や温度感が伝わります。
ただし、インタビュー動画は、ただ質問を並べれば良いわけではありません。
何を引き出したいのか、どの順番で話してもらうのか、どの言葉を中心に編集するのかが重要です。
4. 採用動画
採用動画は、求職者に向けて会社や仕事の魅力を伝える動画です。
採用動画で大切なのは、会社を良く見せすぎないことです。
もちろん魅力を伝えることは必要ですが、実際の職場とかけ離れた印象を作ってしまうと、入社後のミスマッチにつながります。
求職者が知りたいのは、リアルな雰囲気です。
どんな人が働いているのか。
どんな仕事をしているのか。
未経験でも成長できるのか。
社内の雰囲気はどうか。
こうした点を、実際に働く人の声や現場映像で伝えることが大切です。
5. 周年動画・記念映像
周年動画は、企業や団体の節目を伝える動画です。
10周年、30周年、50周年、100周年。
こうした節目では、過去を振り返るだけでなく、これからの方向性を伝えることも重要です。
周年動画では、次のような要素を入れることがあります。
- 創業からの歩み
- 過去写真やアーカイブ映像
- 代表者メッセージ
- 社員・OB・OGの声
- お客様や地域への感謝
- これからのビジョン
周年動画は、式典で上映して終わりにするにはもったいないコンテンツです。
YouTube公開、Webサイト掲載、SNS用短尺動画、プレスリリース、Web CMへの再編集など、さまざまな活用ができます。
6. 教育・研修動画
教育・研修動画は、社員教育、業務手順、安全教育、マニュアル、顧客サポートなどに使われる動画です。
何度も同じ説明をする必要がある内容は、動画化することで効率化できます。
たとえば、作業手順、機械の使い方、接客マニュアル、安全確認、社内ルールなどです。
動画にすることで、言葉だけでは伝わりにくい動きや手順を視覚的に共有できます。
7. セミナー・講演会アーカイブ動画
セミナーや講演会を収録し、後日見られるようにする動画です。
ライブ配信した内容を録画し、アーカイブとして共有することもあります。
当日参加できなかった方に届ける。
社内研修に再利用する。
会員向けに限定公開する。
一部を切り出してSNSで発信する。
このように、イベントを一回限りで終わらせず、長く活用できるのがアーカイブ動画の強みです。
8. SNS用ショート動画
SNS用ショート動画は、Instagramリール、TikTok、YouTube Shortsなどで使う短い動画です。
短い時間で興味を引き、印象を残すことが目的です。
SNS用動画では、最初の数秒が重要です。
また、スマートフォンで見られることを前提に、縦型、字幕付き、テンポの良い編集にすることが多くなります。
既存の本編動画から、SNS用に短く切り出して再編集することもできます。
動画コンテンツを活用するメリット
動画コンテンツには、さまざまなメリットがあります。
ただし、メリットを活かすには、目的に合った動画を作ることが前提です。
1. 情報が伝わりやすい
動画は、映像、音声、テロップ、ナレーションを組み合わせて情報を伝えられます。
そのため、文章だけでは伝わりにくい内容を、短い時間で理解してもらいやすくなります。
特に、動きのある商品、現場の雰囲気、人の表情、会場の空気感などは、動画との相性が良いです。
2. 記憶に残りやすい
動画は視覚と聴覚の両方に働きかけるため、印象に残りやすいコンテンツです。
代表者の声、社員の表情、音楽、現場の様子などが組み合わさることで、文字だけでは残りにくい印象を作ることができます。
3. 信頼感を作りやすい
動画には、人柄や空気感が出ます。
どんな人が働いているのか。
どんな表情で話しているのか。
どんな現場なのか。
こうした情報が見えることで、視聴者は安心しやすくなります。
特に、地域企業や中小企業では、代表者や社員の顔が見えることが信頼につながる場合があります。
4. 複数の媒体で活用できる
動画は、一度制作したあとも、さまざまな形で活用できます。
- ホームページに掲載する
- YouTubeに公開する
- InstagramやTikTokに短尺版を投稿する
- 営業資料として使う
- 展示会で流す
- プレスリリースに添える
- 広告用に再編集する
- 採用説明会で使う
最初から複数展開を想定して制作しておくと、1本の動画をより長く、効果的に活用できます。
5. 一度きりのイベントを資産化できる
式典、講演会、セミナー、イベントは、当日だけで終わらせるにはもったいない場です。
そこで語られた言葉、集まった人、共有された想いは、記録しておくことで後日活用できます。
周年式典の代表挨拶を社内で共有する。
記念講演をアーカイブとして残す。
イベントの様子をダイジェスト動画にする。
このように、動画にすることで、一度きりのイベントを組織の資産にできます。
動画コンテンツでよくある失敗
動画コンテンツは便利ですが、作り方を間違えると成果につながりにくくなります。
1. 目的が曖昧なまま作ってしまう
「とりあえず動画が必要だから」という理由だけで制作を始めると、何を伝えたい動画なのか分かりにくくなります。
認知を広げたいのか。
問い合わせにつなげたいのか。
採用に使いたいのか。
周年の想いを残したいのか。
目的を決めることで、構成や撮影内容が決まります。
2. 情報を詰め込みすぎる
動画を作ると、あれも入れたい、これも伝えたいとなりがちです。
しかし、情報を詰め込みすぎると、視聴者にとって一番大切なメッセージが分からなくなります。
動画では、何を入れるかと同じくらい、何を入れないかも大切です。
3. 使う場所を考えずに作る
YouTube用なのか、Instagram用なのか、式典上映用なのか、ホームページ用なのか。
使う場所によって、最適な動画の長さ、構成、アスペクト比、テロップの大きさが変わります。
撮影後に「SNSにも使いたい」となっても、構図や文字配置の関係で使いにくい場合があります。
最初から活用場所を整理しておくことが大切です。
4. 公開後の導線がない
動画を見たあと、視聴者にどう動いてほしいのかが決まっていないと、成果につながりにくくなります。
問い合わせしてほしいのか。
料金ページを見てほしいのか。
採用サイトへ進んでほしいのか。
資料請求してほしいのか。
イベントに申し込んでほしいのか。
動画の最後や掲載ページで、次の行動が分かるようにしておく必要があります。
動画コンテンツ制作で最初に整理したいチェックリスト
動画を作る前に、次の項目を整理しておくと、企画がぶれにくくなります。
- この動画の目的は何か
- 一番届けたい相手は誰か
- 見た人にどう感じてほしいか
- 見たあとにどんな行動をしてほしいか
- どこで使う動画なのか
- 横型・縦型・正方形のどれが必要か
- 本編だけでなく短尺版も必要か
- 写真・過去映像・音楽の権利確認は必要か
- 公開後にどう運用するか
- 実績ページや問い合わせページへの導線はあるか
動画は、撮影から始まるのではありません。
目的と使い方を整理するところから始まります。
周年動画は、動画コンテンツ活用の中心になりやすい
トビガスマルでは、周年動画や式典映像のご相談を多くいただきます。
周年動画は、動画コンテンツの中でも特に活用範囲が広いジャンルです。
式典で上映する。
YouTubeに公開する。
ホームページに掲載する。
SNS用に短く再編集する。
プレスリリースに添える。
Web CMとして広告配信する。
採用や営業資料として使う。
周年動画は、単なる記念映像ではありません。
企業や団体の歴史、想い、強み、これからの方向性をまとめる、非常に価値の高いコンテンツです。
だからこそ、最初から「式典で流して終わり」ではなく、公開後の活用まで考えて制作することをおすすめしています。
動画コンテンツでよくあるご相談
Q. どんな動画を作ればよいか分かりません
A. まずは目的を整理することが大切です。認知を広げたいのか、問い合わせを増やしたいのか、採用に使いたいのか、周年の想いを残したいのかによって、必要な動画は変わります。企画段階から相談することで、適した動画の種類を決めやすくなります。
Q. 1本の動画をSNSやYouTubeにも使えますか?
A. 使えます。ただし、YouTubeは16:9、InstagramリールやTikTokは9:16など、媒体によって見やすい比率や長さが違います。本編とは別にSNS用の短尺版を作ると、より活用しやすくなります。
Q. 周年動画は式典後も使えますか?
A. はい、使えます。式典上映後にYouTubeやホームページへ掲載したり、SNS用に短く再編集したり、プレスリリースやWeb CMに活用することもできます。最初から二次活用を想定して制作すると効果的です。
Q. 動画コンテンツの長さはどれくらいが良いですか?
A. 使用場所と目的によって変わります。SNS広告なら15〜30秒、Webサイト用なら1〜3分、周年式典用なら3〜7分程度が向いている場合があります。長さよりも、視聴される状況に合っているかが大切です。
Q. 撮影した動画を後から別用途に再編集できますか?
A. 可能です。ただし、撮影時に複数用途を想定しておくと、再編集しやすくなります。横型・縦型の使い分け、テロップの配置、音楽の権利、公開範囲などを最初に整理しておくことをおすすめします。
まとめ|動画コンテンツは、作った後の活用まで設計する
動画コンテンツには、さまざまな種類があります。
会社紹介動画、商品紹介動画、採用動画、周年動画、インタビュー動画、教育動画、SNS動画、Web CM、セミナーアーカイブ。
それぞれに役割があります。
大切なのは、動画を作ること自体を目的にしないことです。
誰に届けるのか。
何を伝えるのか。
どこで見てもらうのか。
見たあとにどう動いてほしいのか。
そして、制作後にどう活用するのか。
ここまで考えることで、動画は一度きりの制作物ではなく、企業や団体の情報発信を支える資産になります。
トビガスマルでは、動画の企画・撮影・編集だけでなく、Webサイト、SNS、YouTube、式典、広告、プレスリリースまで含めた活用方法をご提案しています。
動画コンテンツ制作をご検討中の方へ
トビガスマルでは、岡山県新見市を拠点に、企業・団体・地域組織の動画コンテンツ制作を行っています。
- 企業PR動画・会社紹介動画
- 周年動画・式典オープニングムービー
- 採用動画・社員インタビュー動画
- Web CM・SNS広告動画
- Instagram・TikTok向けショート動画
- セミナー・講演会アーカイブ動画
- ライブ配信後の動画編集・再活用
「どんな動画を作ればよいか分からない」
「周年動画を式典後も活用したい」
「YouTubeやSNSにも展開したい」
「動画を作るだけでなく、発信まで相談したい」
そのような段階からご相談いただけます。
動画を、作って終わりにせず、会社や地域の価値を長く伝えるコンテンツとして一緒に設計していきましょう。
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