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映像制作ノウハウ

【2026年版】iPhoneでProRes Log撮影:設定から編集、おすすめアプリまで徹底解説

代表社員 廣瀬高之

こんにちは、合同会社トビガスマルの廣瀬です。
iPhoneでProRes Log撮影——いまや“モバイルでも本格カラー”が当たり前になりましたが、現場では「どの機種が対応?」「設定はどこ?」「露出はどう管理?」「編集は何で?」「LUTはどれ?」と迷いがち。

この記事では、設定→撮影→編集→納品までを、制作現場のワークフローに沿って最短で整えます。

結論から言うと、Apple Logを正しく記録し、Blackmagic Cameraで運用性を高め、編集はDaVinci Resolveで“波形を見ながら”追い込むのが王道です。さらにOne LUT for Apple Logを起点に、素早くニュートラル化→クリエイティブ方向へ展開すれば、短納期でも破綻の少ない画が手に入ります。

本記事でわかること:

  • 対応機種・初期設定(Apple LogのON/外部SSD収録/フレーム・コーデックの考え方)
  • Blackmagic Cameraの要点(露出・WB・波形/ゼブラ・音声)と実用プリセット
  • DaVinci ResolveでのLog現像手順(カラーマネジメント/ノード設計/ノイズ・シャープの順番)
  • One LUT for Apple Logの使いどころ(ニュートラル化→ルック付けの最短ルート)
  • 現場Tip:NDの使い分け/ハイライト保護の露出作法/巨大ファイルの保管・バックアップ

スマホ一台でも“色で語れる映像”へ。まずは基礎を固め、次章から具体的な設定と運用を一気に整えていきましょう。

iPhoneでProRes Log撮影を始める前に

ProRes Logとは?そのメリット

Apple Log(ProResのLogカラ―エンコーディング)は、明部〜暗部の情報を圧縮して記録する方式。編集時に色を“起こす”ことで、ハイライトの粘り/色補正の自由度/機種間での色合わせが向上します。Logは“眠い見た目”で収録されるのが正常なので、撮影後にLUTやカラーマネジメントで整える前提です。

  • 仕上がりでの白飛び・黒潰れの回避に有利(特に屋外やコントラストの強いシーン)。
  • レタッチ耐性が高く、複数カメラの混在案件でも色合わせが容易。
  • ProResは編集負荷が低めで、実務での時短に寄与(書き出しミスも減らせる)。

対応機種と必要な設定

  • Log対応モデル:iPhone 15 Pro / 15 Pro Max16 Pro / 16 Pro Max(ProResの「HDR / SDR / Log」から選択可能)。
  • 有効化の手順:設定 → カメラ → フォーマット → Apple ProResをオンProRes Encoding = Log を選択。
  • フレームレート上限:
    • 内蔵記録:最大 4K/30p(一部容量により1080/30p制限あり)。
    • 外部SSD記録:15 Pro系で 4K/60p16 Pro系で 4K/120p対応。
  • 外部SSDの条件:exFATでフォーマット/USB 3(10Gbps)ケーブル/4K60は 220MB/s 以上4K120は 440MB/s 以上の書込み速度/消費電力4.5W以下※4K120収録前はドライブ再フォーマット推奨。

撮影時の注意点

  • 露出:Logは暗部が起きやすいのでハイライト優先で管理。屋外はNDで180度シャッター目安(例:24p→1/48〜1/50)。
  • WB固定:オートの色揺れは後処理で厄介。ケルビン指定またはプリセット固定が安定。
  • 手ブレ・構図:ジンバル/簡易リグで“被写体の高さにカメラ”を合わせ、広角の歪みを抑制。
  • ファイル運用:ProResは巨大。メディア残量10%以上を確保し、収録後は即バックアップ(外部SSD→NAS/クラウド)。
  • 非対応モード:ProRes/Logはシネマティック・スローモーション・タイムラプスでは不可。通常のビデオモードで使用。

クイックチェック(出発前1分):ProRes=ON/ProRes Encoding=Log/WB固定/フレーム/シャッター確認/外部SSDの空きと速度OK/テスト録画→再生確認。

Blackmagic CameraアプリでLog撮影をさらに進化させる

Blackmagic Cameraアプリの魅力

標準カメラよりも露出・色・音・メディア管理を細かく制御でき、現場の“再現性”が一気に上がります。特に 波形/ヒストグラム・ゼブラ・フォルスカラー・表示LUTApple Logの適正露出を支えます。さらにBlackmagic Cloudと連携すれば、撮ったそばから編集チームに共有可能です。

  • プロ機能:シャッター角/速度・ISO・WB(ケルビン)・フレーム/ガイド・安定化(Standard/Cinematic/Extreme)。
  • 露出/ピント支援:ゼブラ(75–100%)・フォルスカラー・ヒストグラム・ピーキング・フレーム/セーフガイド。
  • 表示LUT:モニター上だけRec.709で確認(Apple Log→Rec.709 LUT対応)。
  • 収録設定:Apple ProRes 422 HQ/422/LT/Proxy、HEVC(H.265)/H.264、プロキシ自動生成
  • クラウド:撮影メディアをBlackmagic Cloudへ自動/手動アップロード→DaVinci Resolveで即編集。
  • メタデータ/スレート:シーン/テイク/カメラID等を記録し、後工程の整理がラク。

アプリの設定と使い方(現場テンプレ)

  1. 事前準備(iOS):設定→カメラ→フォーマット→Apple ProRes=ONProRes Encoding=Log
  2. Blackmagic Cameraを起動→歯車(Settings):
    • Codec:案件に応じてProRes 422(標準)/422 LT(長回し)/Proxy(プレビュー)。
    • Resolution / FPS:4K・24/25/30p(外部SSD運用なら60pも視野)。
    • Shutter:Shutter Angle=180°目安(例:24p→1/48〜1/50)。
    • WB:ケルビン固定(屋外≈5600K/室内タングステン≈3200K)。
    • Monitoring:Display LUT=Apple Log→Rec.709Histogram・Zebraオン。
    • Flicker:Flicker Free Shutter=50Hz/60Hz(室内照明対策)。
    • Save Clips to:Files → External Storage(外部SSD)またはIn-App
    • Proxy:オン(Upload=Proxies Onlyでクラウド先行共有も可)。
  3. 露出チェック:ハイライト基準でゼブラ95%付近に収める→必要ならNDで調整。
  4. テスト:5–10秒の試し撮り→再生でLog記録と音声/保存先を確認。

Blackmagic Cameraの便利な機能(使うと差が出る)

  • フォルスカラー:肌トーンを50–60 IRE付近に合わせやすい(Logの露出決めが高速)。
  • ラックフォーカス:3点プリセットで自動ピント送り(被写界深度の浅い外付けレンズ運用で有効)。
  • アナモフィック・デスキュー:1.33×/1.55×対応でプレビューが崩れない。
  • HDMI/USB-C出力:外部モニターにクリーン/オーバーレイ送出(現場の合意形成が速い)。
  • 安定化:手持ちはStandard、歩き撮りはCinematicを起点に。
  • プリセット共有:撮影条件ごとに保存→Import/Exportでチーム間統一。

ワンポイント:表示LUTは“モニタリング専用”。収録データ自体はLogのままなので、編集時に自由度を確保できます。

外部SSDと記録メディア完全ガイド

対応SSDと接続の基本

  • 推奨:USB 3(10Gbps)対応のSSD/短い高品質USB-Cケーブル/確実な固定。
  • フォーマットはexFATを基本に。収録前に空き容量&速度チェック。
  • 電力余裕のないSSDはセルフパワー(ハブ/バッテリ)で安定化。

保存先とファイル整理

  • 日付_案件_カメラID_テイクでフォルダ階層化(例:2025-08-20_cm01_A_001)。
  • 撮了後は二重保存(SSD→NAS/クラウド)。クラウドはプロキシ優先が時短。

よくあるトラブルと対処

  • 認識不良:ケーブル差し直し→別ポート→別ケーブルの順で切り分け。
  • ドロップ:温度・電力・速度の3点を確認。不要アプリを終了。

露出・色の“現場決め”テンプレ

波形・ゼブラ・フォルスカラーの使い分け

  • ゼブラ:ハイライトの飛び防止。まず95%目安で管理。
  • フォルスカラー:肌を50–60 IREに合わせる起点。
  • 波形:全体のコントラストを確認、白は〜90 IREに収める。

WBとNDの運用

  • WBはケルビン固定:屋外≈5600K/屋内≈3200Kを起点に微調整。
  • ND:屋外は可変NDで180°シャッターを維持(例:24p→1/48〜1/50)。

現場チェック(30秒)

  • 表示LUT=オン(収録は常にLog)。
  • ゼブラ・波形・WB固定・音声レベルを確認→5秒テスト

DaVinci ResolveでLog映像を編集・カラーグレーディング

DaVinci Resolveとは

DaVinci Resolveは編集・カラー・VFX・オーディオを一体化したポストプロダクションツール。Apple ProResのApple Logもネイティブに扱え、色管理(Resolve Color Management/ACES)で正確に“起こしてから”見た目を作れます。Blackmagic Cloudと組み合わせれば、現場→編集の共有もスムーズです。

Log映像のカラーグレーディング(最短ワークフロー)

ゴール:Apple Logを正しくニュートラル化(テクニカル変換)→その上にクリエイティブを重ねる。破綻を避けるため、変換とルックは分離します。

方法A|Resolve Color Management(RCM)で統一(おすすめ)

  1. プロジェクト設定(⚙︎→Color Management
    • Color science:DaVinci YRGB Color Managed
    • Preset:DaVinci Wide Gamut Intermediate(DWG/Intermediate)
    • Output color space:配信なら Rec.709 Gamma 2.4(HDR納品なら適宜変更)
  2. クリップの入力指定(メディアプールで対象を右クリック→Input Color Space
    Input:Apple Log(※Resolveに実装済のApple Logを選択)
  3. ノード設計(例)
    • Node01:ノイズ軽減(必要なら/Studio)→Node02:露出・WB
    • Node03:セカンダリ(肌/空/商品など)
    • Node04:クリエイティブルック(LUTやPowerGrade)
    • Node05:最終整形(コントラスト/ハイライトロールオフ/シャープ最小)
  4. スコープ基準:肌は55–65 IRE、白は~90 IREを目安に、波形(Luma)で管理。

方法B|CSTノードで個別変換(RCMを使わない場合)

  1. タイムライン:作業色域はDWG/Intermediate(プロジェクト設定で指定)。
  2. Node構成
    Pre:CST(Input Color Space=Rec.2020|Input Gamma=Apple LogOutput=DWG/Intermediate
    Clip:露出/WB/セカンダリ/ルック
    Post:CST(DWG/Intermediate → 出力色域:Rec.709 など)

ポイント:テクニカル変換(RCM/CST)とルック(LUT/調整)を分けると、置き換え・再調整が高速になります。

One LUT for Apple Log の活用(時短ルック)

Apple Logを速く“見られる画”にするためのLUTを使う場合は、変換の後段に薄く重ねて品位を保つのがコツです。

  1. LUTの読み込み:⚙︎→Color ManagementOpen LUT Folder→.cubeを配置→Update Lists
  2. 適用位置
    RCM/CSTでApple Log→作業色域へ変換 → その後のノードにOne LUTを適用(Key OutputMix 0.4–0.7目安)。
  3. 微調整:LUT後にコントラスト/ピボットサチュレーションを微調整。肌の色相が転ぶ場合はHue vs Hueで補正。
  4. 表示用LUT:撮影時のモニタリングは表示LUT(焼き込み無し)を推奨。収録データの自由度を確保します。

備考:Apple純正のApple Log→Rec.709変換LUTを基準に、One LUTなどのルックLUTを重ねる運用も安定します。

Log撮影の可能性を広げる

iPhone Log撮影のメリット

  • “色で崩れない”下地づくり:Apple Logで撮ると、ハイライトの粘りと色補正の伸びが確保でき、後工程でのやり直しが激減。
  • マルチカムの色合わせが速い:一眼/シネマ機のLogと同じ発想で、CSTやRCMで統一管理。BロールやインサートをiPhoneで補う運用が現実的に。
  • 軽さ=機会損失の削減:機動力が段違い。“今ある光”を逃さず拾え、現場の記録精度が上がる。
  • 現場合意が速い:モニタリングLUTで709見えを提示→その場で合意形成→撮影を前に進められる。
  • 編集が軽い:ProResはタイムラインでの再生安定性が高く、納期短縮に直結。
  • アクセサリーで拡張NDフィルター(シャッター角維持)、USB-Cデジタルマイク(ノイズ少ない収音)、外部SSD(長尺/高フレーム)で仕事レベルへ。
  • 即時レビュー&共有:Blackmagic Cameraのプロキシ自動生成+クラウドで、撮ったそばからオフライン編集着手が可能。

今後の展望

  • 色管理の標準化が進む:主要NLE/カラーグレーディングツールにApple Logのネイティブ対応が広がり、変換→ルック分離のワークフローが前提に。
  • ライブ&リモートの融合:現場の端末で表示LUT適用プレビュー→クラウドにプロキシ即アップ→ポスト側で同時進行という制作体制が一般化。
  • アクセのエコシステム拡大:磁力/クランプ式のND・マットボックスタイムコード/同期系の対応が進み、“iPhoneを1台のカメラ”として扱いやすくなる。
  • HDR配信の裾野:SDR709に加えてHDR納品の選択肢が拡大。Log撮影の価値(ダイナミックレンジの確保)がより活きる環境へ。
  • 教育コストの低下:Apple LogのテクニカルLUT+ガイドが充実し、属人化しない色の基礎がチームで共有しやすくなる。

運用Tips(明日から実践)
・屋外=可変ND+180°シャッター目安/屋内=フリッカーフリー設定+ケルビン固定。
表示LUTはモニター専用、収録は常にLog。
・音はデジタル接続マイクを優先(USB-C/Lightning変換はノイズ管理に注意)。
・素材の二重保存(外部SSD→NAS/クラウド)で事故ゼロ運用。

まとめ:iPhone Log撮影で映像制作をもっと楽しく

ProResのApple Logは、スマホ撮影に“色の自由度”という武器を与えてくれます。Blackmagic Cameraで適正露出を外さず、DaVinci Resolveで変換とルックを分離すれば、短納期でも破綻の少ない仕上がりに。まずは小さく始め、現場ごとのプリセットを作って“再現できる絵作り”にしていきましょう。

今日から始める3ステップ

  1. iPhoneの準備:設定→カメラ→フォーマット→Apple ProRes=ON/ProRes Encoding=Log。WBはケルビン固定、フレームとシャッターは180°目安
  2. Blackmagic Cameraで撮るDisplay LUT(Apple Log→709)/ゼブラ・波形を表示。露出はハイライト優先、屋外は可変NDで調整。
  3. Resolveで仕上げRCMまたはCSTApple Log→作業色域へ変換→その後段でOne LUTやPowerGradeを薄くミックス。

現場チェックリスト(60秒)

  • 記録先:外部SSDの空き・速度/ケーブル差し込みを確認
  • 露出:ゼブラ95%付近でハイライト管理/WB固定
  • :USB-Cマイクのレベル・モニタリングOK
  • テスト録画:5〜10秒→再生でLog記録・音・保存先を確認
  • バックアップ:撮影後すぐに二重保存(SSD→NAS/クラウド)

推奨セットアップ(保存版)

  • 屋外:可変ND+24/25/30p×180°、表示LUTオン、ジンバルor簡易リグ
  • 屋内:フリッカーフリー(50/60Hz)、WB固定(3200K/4000K目安)、マイクはデジタル接続
  • 編集:RCM(DWG/Intermediate)/CSTのどちらかに統一、変換→ルック→仕上げの順でノード設計

Log運用は「難しそう」で敬遠されがちですが、手順化すればスマホ一台でも“色で語れる”映像が作れます。小さな案件からぜひ試してみてください。必要なら、貴社案件に合わせたプリセット/LUT適用の最短手順もご提案します。

照明周波数とフリッカー完全対策

基本の合わせ方

  • 屋内は地域電源に合わせて50/60Hzを切替。
  • シャッターは角度180°を起点に、フリッカーが出たら角度/速度を微調整。

LED看板・ステージ照明のコツ

  • 微妙なバンドが出る場合はフレーム/シャッターを1段階ずらす。
  • テスト録画→再生確認で縞の有無を必ずチェック。

データ運用とバックアップ

命名・同期・プロキシ

  • 命名ルールをチームで統一(例:YYMMDD_PROJECT_CAM_TAKE)。
  • プロキシ自動生成+クラウドで編集を先行開始。

二重保存の徹底

  • 現場でSSD→バックアップSSDへコピー(検証済みアプリでベリファイ)。
  • 帰社後にNAS/クラウドへ即時アップロード。

おすすめアプリまとめ(撮影/編集/補助)

撮影:まずはこの1本から

  • Blackmagic Camera:Apple Logの露出管理に必須の波形・ゼブラ・フォルスカラー・表示LUTを装備。
    迷ったらこれ一本でOK。表示LUTは“見え方だけ”に適用し、収録は常にLogで。
  • Apple純正カメラ:シンプル運用向け。ProRes/Apple Logの切替と外部SSD収録(対応機種)に対応。
    簡便撮影や“すぐ撮る”状況で安定。

編集・仕上げ:グレーディング重視なら

  • DaVinci Resolve(デスクトップ):Apple LogのRCM/CST運用がしやすく、スコープとノードで正攻法の仕上げが可能。
  • DaVinci Resolve for iPad:現場〜移動中のオフライン編集や下地作りに。プロキシ連携が便利。
  • LumaFusion:iPad中心の編集に強い定番。LUT対応・キーフレームでSNS納品の高速回しに最適。

補助:運用を速く・安全にする

  • クラウド連携(Blackmagic Cloud系):撮影=自動でプロキシ共有→編集が即スタート。
  • ファイルマネージャ(Files系)外部SSDの空き・速度チェック、カード名ルールの徹底で後工程が迷わない。
  • ノイズ処理/音声編集:ノイズリダクションは最後に薄く。音はデジタル接続マイクで“録り勝ち”が基本。

よくある質問(FAQ)

Q. Apple LogとDolby Vision HDRは何が違う?

A. Apple Logは“あとで起こす”ためのフラットな記録方式、Dolby Visionは再生機器向けの完成系のHDR。編集で色作りをするならLogが基本、即納や再生互換を優先するならHDR運用も選択肢です。

Q. 露出はどう決めればいい?

A. ハイライトを守るのが最優先。ゼブラ95%前後で飛ばさない→NDで絞り/シャッターを調整。肌は波形55〜65 IRE付近を目安に。

Q. ホワイトバランスはオートでいい?

A. Log運用ではケルビン固定が鉄則。屋外≈5600K/室内タングステン≈3200Kを起点に、シーンで微調整。

Q. 外部SSDは必須?

A. 長尺・高フレームや現場バックアップを重視するなら外部SSDが安全。短尺や検証なら内蔵でも可。いずれも撮影後すぐ二重保存が前提です。

Q. LUTはどこで使う?焼き込む?

A. 撮影中は表示LUT(モニター専用)で見やすく、収録は常にLog。編集では変換(RCM/CST)→その後段にルックLUTを薄く重ねるのが破綻が少ない運用です。

トラブルシューティング(救済レシピ)

色かぶり・WBズレ

  • Resolve:Color Warper/Hue vs Hueで肌だけ補正→色相範囲を狭く

露出ミス

  • ハイライト飛び:ハイライトロールオフソフトクリップで緩和。
  • 暗部ノイズ:NR→シャープの順に薄く。上げ過ぎると破綻。

手ブレ

  • 編集安定化は小さく薄く(被写体歪みを避ける)。撮影時のリグ化が最優先。


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