動画制作・映像制作のご相談なら。岡山を中心に全国対応。
Diary

【エッセイ】若い母親の切実な想いから生まれた「最期のビデオレター」の挑戦

代表社員 廣瀬高之

こんにちは。クセノツヨイ映像制作会社「トビガスマル」代表の廣瀬高之です。
令和7年2月10日をもちまして、弊社は創立3周年を迎え、4年目に突入いたしました。
これもひとえに、日頃より支えてくださる皆様の温かいご支援・激励のおかげであり、社員一同、心より御礼申し上げます。

そんな2月10日は、私たちのサービス「最期のビデオレター」が生まれたきっかけの日でもあります。
「最期のビデオレター」は、家族への想いを映像に託し、未来へとつなぐ新しい終活の形として生まれました。

その原点は、ある若い母親からの切実なご相談にあります。末期がんの診断を受けた彼女は、まだ幼い二人の子どもたちの誕生日に、自分の想いを届けたいという強い願いを抱いていました。このご相談は、私たちの心に深い衝撃を与え、同時に「生きる証」として映像で想いを残すという新たな可能性を示してくれたのです。


切実な想いが生んだサービス「最期のビデオレター」の誕生

2022年2月10日、私のオフィス(と呼べるほど立派なものではありませんが)のドアを叩いたのは、若い母親でした。彼女は、末期がんの診断を受け、自分がいなくなった後も、愛する子どもたちに自分の想いを届け続けたいと涙ながらに語ってくださいました。特に、子どもたちの誕生日という大切な節目に、母の声や笑顔を見せることができたら、どんなに心強いだろうという、その熱い願いは、私たちの心に深く刻まれました。この出来事は、従来のエンディングノートや手紙だけでは伝えきれない「生きた証」を残すために、映像を活用する必要性を強く感じさせるものでした。

この出来事は、私たちトビガスマルにとって大きな転機となりました。これまでの終活関連サービスは、エンディングノートや手紙、写真といった形で想いを残す方法が中心でした。しかし、映像というメディアは、本人の表情、声、そして温かな仕草といった“生きた証”をそのまま伝えることができる点で、他にはない力を秘めていると考えたのです。若い母親が抱いた「まだ幼い子どもたちに、誕生日に私の言葉を届けたい」という願いは、まさにその映像の可能性を象徴するものであり、私たちはこの思いに全力で応えたいと決意しました。

20年間のデータ保障へのこだわり

映像や音声というデータは、技術の進歩とともにフォーマットが変わり、保存方法にも常に新たな工夫が求められます。そこで、私たちトビガスマルは、あの若い母親の「誕生日という大切な節目に届けたい」という想いを実現するため、データの長期保存に特化した技術を模索しました。

具体的には、最新のクラウドストレージ技術などを組み合わせて、20年間にわたって映像データを確実に保障する仕組みを導入しています。この20年保証のシステムは、単なるバックアップではなく、将来的なフォーマット変換やセキュリティアップデートも含め、子どもたちが成長し、社会が変化しても、常に最新の状態で映像を再生できるようにするためのものです。
この取り組みにより、利用者の皆様には「大切なメッセージがいつまでも色褪せることなく、未来へ受け継がれる」という安心感をお届けできると自負しています。あの母親の切実な願いを実現するために、私たちは技術面での徹底した保証体制にこだわっています。

3種類のコースで選べる最適なプラン

サービスの充実と利用者の多様なニーズに応えるため、私たちは「最期のビデオレター」のコースを大きく3パターンに分けてご用意しています。

梅コース:シンプル&エモーショナル

このプランは、写真と文字を組み合わせたスライドショー形式で、利用者の基本的なメッセージを伝えるシンプルな構成です。ナレーションやBGMの追加オプションを付けることで、温かみのある仕上がりを実現します。手軽に始めたい方や、初めて映像で想いを残す方に最適なプランです。

桜コース:インタビュー形式で深い想いを

こちらは、インタビュー形式の映像と写真を組み合わせ、本人の表情や声、そのままの感情をダイレクトに伝える本格的なプランです。母親が子どもたちに伝えたい、具体的なエピソードや思い出を、より詳細に収めることができます。家族全員がその映像を何度も見返すことで、あたたかな記憶と共に、母の声が生き続けることでしょう。

菊コース:完全オーダーメイド

最上位のプランである菊コースは、利用者のご希望に応じて映像の構成や編集を完全にカスタマイズできる、オーダーメイドのサービスです。家族の節目や記念日に合わせた特別な編集も可能で、まるで生きた宝物のような一作品に仕上げます。

これら3種類のプランは、利用者それぞれの想いや予算、そして伝えたいメッセージの内容に合わせて選べるよう設計されています。あの母親のように、子どもたちに誕生日や記念日に届く温かいメッセージを形にするための最適な選択肢が、必ず見つかるはずです。

映像で伝える温かさと永続する想い

映像という媒体は、ただ情報を残すだけでなく、感情やその瞬間の「空気感」をそのまま未来に伝える力を持っています。たとえば、母親が笑顔で子どもたちに向けた一言、涙ながらに「大好きだよ」と語る瞬間、それは単なる映像記録ではなく、家族にとって永遠に色あせない思い出となります。
私たちの目指すところは、そんな映像が家族にとっての「最後の贈り物」として、また新たな未来への希望として機能することです。

終活の再定義と未来へのメッセージ

終活というと、往々にして「死」や「別れ」といったネガティブなイメージが先行しがちです。しかし、私たちが提案する「最期のビデオレター」は、むしろ「生きた証を未来へつなぐ」ための、前向きなプロセスであると考えています。
あの若い母親が見せた切実な願いは、家族に対する愛情や感謝の気持ちを、決して終わりではなく、未来への希望として昇華させるためのものでした。私たちは、利用者の皆様が自らの想いを映像に託し、それを家族や大切な人々に届けることで、時間や技術の流れに左右されない、永続的なメッセージを創り上げることができると信じています。

また、私たちトビガスマルは、SNSや各種メディア、地域のイベントなどを通じて、実際にサービスをご利用いただいた方々の体験談やエピソードを積極的に共有していくことで、ファンコミュニティを育んでいきたいと考えています。利用者の声こそが、私たちのサービスの最大の宝であり、未来へのさらなる発展を促す原動力となるからです。

ファンと共に歩む未来への挑戦

とはいえ、これまでの3年間、サービスをしてくださった方は多くありません。

しかし、決してサービス自体の価値が否定されたわけではないと思っています。むしろ、私たちにとって改善の余地や新たな提案を模索するための貴重な経験でした。

皆様には、ぜひ私たちの取り組みや映像作品に触れていただき、その感動を共有していただきたいと願っています。SNSなどを通じて、皆様の体験やご意見を積極的に取り入れ、サービスのさらなる進化と、家族の未来に希望を届けるプラットフォームとして発展させていく所存です。

私たちのビジョンは、「最期のビデオレター」が単なる映像制作サービスを超え、利用者一人ひとりの生きた証を未来へと紡ぐ、大切な文化となることです。これこそが、私たちトビガスマルが目指す未来なのです。

終わりに

人生は刻一刻と過ぎ去り、その中にある一瞬一瞬が、未来への大切な記憶となります。私たちの「最期のビデオレター」は、末期がんと診断された若い母親の切実な願いから生まれ、家族への最後の贈り物として、また未来への希望として位置づけられています。20年間のデータ保障と3種類のコース展開により、どんな時代になっても、あなたの大切なメッセージは確実に次世代へと受け継がれることでしょう。

これからもトビガスマルは、技術と感性の両面からサービスの向上に努め、利用者の皆様と共に歩むパートナーとして、終活の新たなスタンダードを創り上げていく所存です。家族や大切な人々に向けた「生きた証」を、どうか私たちと一緒に未来へと紡いでいただければ幸いです。

最後に、皆様の温かいご支援とご意見を心よりお待ちしております。私たちの挑戦は、決して一人で成し遂げるものではありません。皆様と共に築く未来―それは、想いが未来へと繋がる、永遠の贈り物であると信じています。どうか、私たちトビガスマルと共に、家族への愛情と希望を映像に刻み、未来へと届ける一歩を踏み出してください。

📩 まずは無料相談から!
トビガスマルにお気軽にお問い合わせください。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

TOP