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地域ソリューション

なぜ映像制作会社が「はま茶」を始めたのか|耕作放棄地活用に挑戦したトビガスマルの記録

代表社員 廣瀬高之

こんにちは。合同会社トビガスマル代表の廣瀬です。

トビガスマルでは現在も、「はま茶」の原料となるカワラケツメイを栽培してくださる生産者を募集しています。

「映像制作会社が、なぜ農業?」

と思われるかもしれません。

この取り組みは、トビガスマルの創立2周年をきっかけに始めた地域プロジェクトです。

耕作されなくなった田畑をもう一度使えないか。

農家の方に、米だけではない選択肢を作れないか。

そんなところから始まりました。

実際に栽培を始めてみると、最初に考えていたほど単純ではありませんでした。

だからこの記事では「簡単に儲かります」とは書きません。

実際に取り組んで分かったことも含めて、はま茶栽培について紹介します。

はま茶生産者は現在も募集中です。
休耕田・耕作放棄地の活用、米以外の作物への転換、複数作物による農業経営を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。栽培条件や買い取り条件など、現在の募集内容をご案内します。

米だけに依存しない農業を考える

ここ数年、米価は大きく動きました。

高騰した時期がある一方で、その価格が今後も同じ水準で続くとは限りません。

農業を続けていくうえでは、

一つの作物の価格だけに経営を預けない

という考え方も必要になってきます。

特に、

「使っていない田んぼがある」

「すべての農地で米を作り続けるのは大変」

「米以外の作物も試してみたい」

「耕作放棄地にしてしまうのはもったいない」

という方にとって、カワラケツメイも一つの選択肢になるのではないかと考えています。

もちろん、

米をやめて、はま茶に変えましょう

という話ではありません。

米には米の価値があります。

そのうえで、

> この田んぼでは米を作る。
> この土地では別の作物を試す。

というように、農地ごとに選択肢を持つ。

はま茶プロジェクトが、その一つになればと考えています。

はま茶とは?

はま茶の原料になるのは、

カワラケツメイ

というマメ科の一年草です。

収穫したカワラケツメイを乾燥・焙煎すると、香ばしく、自然な甘みを感じるお茶になります。

地域によって、

はま茶。

こうかい茶。

弘法茶。

など、さまざまな名前で親しまれてきた植物です。

トビガスマルでは、このカワラケツメイを地域で生産し、はま茶として活用していく取り組みを続けています。

はま茶の生産者を募集しています

現在、トビガスマルではカワラケツメイを栽培してくださる生産者を募集しています。

例えば、

  • 使っていない農地がある
  • 休耕田を何かに活用したい
  • 米以外の作物を試してみたい
  • 農地を荒らしたくない
  • 小規模から新しい作物へ挑戦してみたい

という方です。

農業法人だけでなく、個人の農家の方からの相談も歓迎しています。

また、

「興味はあるけれど、いきなり始めるのは不安」

という段階でも構いません。

まずは土地の状況などを聞かせてください。

収穫したカワラケツメイには「出口」を用意する

新しい作物へ挑戦するとき、大きな不安の一つが、

「作った後、誰が買うのか」

だと思います。

農作物は、作るだけでは事業になりません。

収穫後の販売先が必要です。

はま茶プロジェクトでは、栽培だけを生産者へお願いして、

「後は自分で売ってください」

という形にはしません。

収穫されたカワラケツメイについて、トビガスマル側で買い取る仕組みを設けています。

現在の買い取り条件や栽培条件については、お問い合わせ時にご案内します。

条件は募集年度や品質、栽培状況などによって確認が必要なため、古い記事に掲載していた金額だけを見て判断せず、現在の条件をご確認ください。

種子についてもご相談ください

プロジェクト開始時には、生産者へ提供するため、

約500アール、50反分の種子

を準備しました。

現在の種子提供についても、栽培を検討されている方はお問い合わせください。

「種はどこから入手すればいいのか」

というところから相談していただいて構いません。

実際に栽培して分かった|「種をまけば終わり」ではない

プロジェクト開始当初の記事では、

「はま茶の栽培は簡単」

という表現も使っていました。

しかし、実際に栽培してみると、少し言い方を変えた方がいいと感じています。

確かに、栽培工程そのものが極端に複雑な作物ではありません。

一方で、

工程が少ないことと、何もしなくても育つことは別です。

実際には、

  • 土地の状態
  • 土質
  • 水はけ
  • 播種
  • 発芽
  • 雑草対策
  • 収穫時期
  • 乾燥

などを見ていく必要があります。

2024年に実際の栽培を始めたことで、机上では分からなかったことがたくさん見えてきました。

これから参加してくださる生産者には、その経験も共有しながら進めたいと考えています。

基本的な栽培の流れ

実際の条件は圃場によって異なりますが、基本的な流れは次のようになります。

1.圃場を準備する

カワラケツメイを栽培する土地を準備します。

水田でも栽培できますが、

どんな田畑でも同じように育つわけではありません。

土質や排水などを確認する必要があります。

また、連作についても注意が必要です。

2.播種する

圃場を整えた後、種をまきます。

発芽に影響するため、深く植えすぎないことなど注意点があります。

3.雑草を管理する

実際に取り組んでみると、

雑草管理は重要です。

特に生育初期は、カワラケツメイだけではなく雑草も伸びます。

圃場の状態を確認しながら管理します。

4.収穫する

成長したカワラケツメイを適切な時期に刈り取ります。

5.乾燥する

収穫後は乾燥工程があります。

雨などで状態を悪くしないよう、収穫後の管理も重要です。

具体的な栽培方法については、土地の状況やこれまでの栽培結果を踏まえて、生産を始める際に説明します。

収入だけでなく「使い続ける農地」にする

はま茶を始めた理由は、

単純に、

「この作物なら儲かる」

という話ではありません。

耕作されなくなった農地は、そのままにしていると草が伸び、管理そのものが負担になります。

一度荒れてしまった土地を、後から再び農地として使える状態へ戻すのも簡単ではありません。

だから、

> 米を作らない土地=使わない土地

ではなく、

> 米以外の作物を作る土地

という選択肢があってもいい。

その候補の一つとして、はま茶を考えています。

このプロジェクトは創立2周年から始まった

ここからは少し、なぜトビガスマルがこの活動をしているのかについて書きます。

トビガスマルは農業会社ではありません。

岡山県新見市を拠点に、

映像制作。

Web制作。

イベント。

周年事業。

などを行っている会社です。

それでも農業を始めたきっかけは、

創立2周年

でした。

節目を迎えたとき、

「自分たちだけでお祝いするのではなく、地域のために何かできないか」

と考えました。

そこで目を向けたのが、耕作されなくなった農地でした。

そして、

会社の節目を、新しいことへ挑戦するきっかけにしてみよう。

と始めたのが、はま茶プロジェクトです。

新聞広告やチラシで募集すると、想像していた以上に反応がありました。

実際に生産へ参加してくださる方も現れました。

そこから栽培が始まりました。

2024年は「やってみて分かったこと」が多かった

初年度は、完成された仕組みを地域へ持ってきたわけではありません。

私たち自身も試行錯誤しました。

土壌との相性。

発芽。

雑草。

収穫。

乾燥。

地域の農家の方や詳しい方にも相談しました。

その中で強く感じたのは、

地域で新しいことをするなら、地域の人と一緒に作っていかなければ続かない

ということです。

今も生産者募集を続けているのは、

単年度のイベントとして始めた事業ではないからです。

創立2周年から始まった取り組みを、

少しずつ改善しながら続けています。

米価が動く今だから、別の選択肢も持っておく

米価が高ければ、当然、

「米を作った方がいい」

という判断もあります。

私たちも、それを否定するつもりはありません。

ただ、農産物の価格はずっと同じではありません。

高騰することもあれば、下がることもあります。

だからこそ、

米価が高いか安いかだけで、すべての農地の使い方を決めない。

という考え方もあると思っています。

条件の良い水田では米を作る。

管理が難しい土地では別の作物を検討する。

複数の作物を組み合わせる。

農地ごとに考える。

カワラケツメイがすべての農家に合うとは限りません。

でも、

「使わない」以外の選択肢を一つ増やす。

それが、このプロジェクトの役割だと考えています。

こんな方は一度ご相談ください

  • 休耕田を持っている
  • 耕作放棄地になりそうな土地がある
  • 米以外の作物も検討している
  • 小さな農地から新しいことを始めたい
  • カワラケツメイに興味がある
  • はま茶を作ってみたい

「自分の土地で作れるか分からない」

という段階でも構いません。

土地の状況や面積などを聞いたうえで、一緒に考えます。

はま茶生産者募集についてよくある質問

今も生産者を募集していますか?

はい。現在も募集しています。

募集状況や条件についてはお問い合わせください。

水田でも栽培できますか?

水田での栽培も可能ですが、土質や排水などによって向き不向きがあります。

まずは圃場の状況をご相談ください。

農業法人でなくても参加できますか?

個人の農家の方からの相談も受け付けています。

種子はどうすればいいですか?

種子についてもトビガスマルへご相談ください。

収穫した後、自分で販売する必要がありますか?

トビガスマル側で買い取りの仕組みを設けています。

現在の買い取り条件についてはお問い合わせ時にご説明します。

小さい面積でも相談できますか?

まずは面積や土地の状態をお知らせください。

「できるかどうか分からない」という段階からでも構いません。

はま茶の生産に興味がある方へ

このプロジェクトは、

「簡単に儲かる作物を紹介する」

ために始めたものではありません。

使われなくなりつつある農地を、

もう一度使う。

農家の方に、

もう一つ選択肢を作る。

地域に残っている土地を、

次へつなぐ。

そのための取り組みです。

そして現在も、生産者を募集しています。

休耕田や農地の活用、はま茶栽培に興味のある方は、まずはお気軽にご相談ください。
現在の募集状況、栽培方法、種子、買い取り条件などをご案内します。

\まずはお気軽に/

はま茶生産について問い合わせる

周年から始まった挑戦を、これからも続ける

振り返れば、はま茶プロジェクトは、

トビガスマル自身の周年事業

でもありました。

創立2周年という節目があったから、

普段の映像制作だけでは出会わなかった人たちと出会い、

農地へ入り、

新しい取り組みを始めることができました。

周年は、過去を振り返るだけではありません。

周年は、「これから何を始めるか」を考える機会にもできる。

現在トビガスマルが企業や団体の周年事業を支援するときも、その考えを大切にしています。

はま茶プロジェクトは、私たち自身がそれを経験した一つの例です。

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