こんにちわ、クセの強い映像制作会社「トビガスマル」の廣瀬です。
YouTubeをやっていると、必ずこう思う瞬間があります。
「なんで…なんでワシの動画だけおすすめに出んのん?」
心当たり、ありますよね?(僕らも痛いほど分かります。)
でも実はこれ、あなたの動画が悪いんじゃありません。
むしろ YouTube の“クセ”を知らないだけ。
YouTubeのおすすめは、
あなたの努力ではなく、視聴者の反応で決まるというクセの強い仕組みなんです。
つまり言い換えると──
「頑張って編集したかどうか」は関係なし。
「視聴者が気持ちよく見続けたかどうか」がすべて。
そう、YouTubeのおすすめは“接客業”みたいなもので、
視聴者が喜べば喜ぶほど、おすすめ枠に連れて行ってくれる。
この記事では、動画制作&YouTube運用に携わってきたトビガスマルが、
YouTubeのおすすめがどう決まるのか?
そして、あなたの動画がおすすめに出るための具体的な戦略を
分かりやすく・ちょっと面白く・本質だけぎゅっとまとめて解説します。
「なんで伸びんのん?」から
「おっ…最近おすすめに出始めたんじゃが?」へ。
その一歩を、このページから踏み出しましょう。
目次
YouTubeのおすすめとは?まず知るべき基本構造
まず最初に、YouTubeの「おすすめ」という言葉。
なんとなく“運良く出る枠”と思っていませんか?
実はこれ、完全に誤解です。
YouTubeのおすすめは、運でも奇跡でも編集力でもなく、
視聴者の行動データだけで決まる“超・ロジカルな仕組み”です。
そして、この“おすすめ”には大きく3種類あります。
・ホーム(TOP)に出るおすすめ
YouTubeを開いたときに最初に表示される動画たち。
ここは視聴者の興味+最近の行動によって決まります。
例:
・昨日料理動画を見た → 料理動画が増える
・ショートを連続で見た → 似たジャンルが並ぶ
・特定のチャンネルをよく見る → そのチャンネルの動画が出やすい
ポイントは、
あなたの動画が良いかどうかではなく、視聴者の興味に合ってるかどうか。
・関連動画(サイドバー)に出るおすすめ
視聴中の動画の右側に出てくる「次に見るかも?」のやつですね。
これは、
“今見ている動画との相性”で表示が決まります。
・ジャンルが似ている
・視聴者が過去に一緒に見ていた
・タイトル、説明文、タグが似ている
つまり、動画同士の“つながり”が重要で、
ここを押さえられると再生回数が跳ねやすくなります。
・検索結果の「おすすめ」表示
検索窓でキーワードを打ったときに出る動画。
これはSEOっぽいですが、Googleとは仕組みが少し違います。
検索結果の順位は、
キーワード一致 × 視聴者満足度で決まります。
つまり「タイトルを工夫しただけ」では上がりません。
きちんと視聴者が最後まで見てくれて、満足してくれて、
次の行動につながって初めて評価される仕組みです。
● YouTubeの“おすすめ”は、全て視聴者から逆算されている
ここまでのポイントを一言でまとめると──
YouTubeのおすすめは、視聴者の行動データに最適化された“接客システム”。
あなたの動画を好きになりそうな視聴者に、
「これどう?」「これも好きそうじゃない?」とおすすめしていく。
だからこそ、
視聴者に刺さる動画を作れば、おすすめ枠に勝手に押し上げられる。
逆に刺さらなければ、どれだけ編集を頑張ってもおすすめには出ません。
次の章では、
じゃあ視聴者に刺さる動画って何?
という本質に入っていきます。
YouTubeおすすめを決める主要なアルゴリズム要素7つ
「YouTubeって結局なにを見て動画をおすすめしてるん?」
これが分からないと、どれだけ頑張って動画を作っても空振りします。
でも安心してください。
YouTubeは“気まぐれAI”ではなく、ちゃんとルールに従って動いています。
ここでは、YouTubeが動画を評価するときに見ている
たった7つの重要指標をわかりやすく解説します。
① クリック率(CTR)
YouTubeの第一関門。
サムネとタイトルを見て、どれだけの人が押してくれたか。
クリック率が高いと
「お、これは良さそうじゃん?」
とYouTubeが判断して、より多くの人に試し表示されます。
▼ 目安
- 2〜5%:平均
- 6〜10%:おすすめに載りやすい
- 10%超え:バズの入口
最初にクリックされない動画は、YouTubeにとって“存在していない”のと同じです。
② 視聴維持率(Retention)
2つめの関門。
どれだけ視聴者が離脱せず見続けたか。
序盤で落ちる動画は、いくら内容が良くても評価されません。
▼ 特に重要なのは「最初の15秒」
ここで離脱されると、アルゴリズムに嫌われます。
逆にここを耐えれば、伸びる動画になります。
③ 視聴時間(Watch Time)
YouTubeが最も大切にしている指標がこれ。
視聴者があなたの動画を何分見たか。
視聴時間が多い動画は、他の要素が弱くてもおすすめに出やすいです。
④ 視聴者の興味関心データ
視聴者が過去に見てきた動画から、
「あなたの動画が好きそうか?」を判定します。
例:
・ゲーム系ばかり見てる → ゲーム実況が出る
・料理動画ばかり → 料理系が優先
・Vlog好き → ライフスタイル系が並ぶ
YouTubeは“視聴者ごとに全く違う結果”を表示していることを理解するのが大事です。
⑤ 動画のクオリティシグナル(画質・音質・構成)
画質が荒い、音が割れてる、暗い、構成がぐちゃぐちゃ、
こういう動画は“視聴者が離脱しやすい”ので評価が下がります。
つまり、技術的なクオリティではなく、離脱のしにくさが重要。
⑥ 視聴者満足度アンケート(YouTube内部評価)
YouTubeは裏側で「この動画どうだった?」と視聴者にアンケートを取っています。
そのデータは投稿者には見えませんが、
この満足度が高い動画ほど、おすすめに猛烈に押されます。
つまり“また見たい!”と思わせた動画が強いということ。
⑦ 一貫性・チャンネルテーマ性
同じテーマの動画が多いチャンネルほど、
YouTubeは「このチャンネルは〇〇が専門」と理解します。
逆に、
料理 → ガジェット → 旅行 → スピリチュアル
みたいに散らかると、アルゴリズムが迷子になります。
▼ テーマ性の例
- 企業広報
- ゲームレビュー
- 美容・メイク
- カメラ・撮影テクニック
テーマを絞ることで、“おすすめされやすい土台”ができます。
● 結論:アルゴリズムは“視聴者の行動”だけを見て判断している
7つの指標を見れば分かる通り、
YouTubeは動画の出来を評価しているのではなく、
視聴者の反応をもとにおすすめを決めています。
つまり言い換えると──
視聴者が喜べば、アルゴリズムも勝手に味方になる。
次の章では、
ホーム画面、関連動画、検索結果…各場所の仕組みをさらに深掘りしていきます。
ホーム画面でおすすめされる仕組み
YouTubeを開いた瞬間に並んでいる動画たち。
あの「ホーム画面」は、YouTubeの中でもっとも個別最適化された場所です。
つまり、あなたの動画がここに出るかどうかで、伸びるかどうかがほぼ決まる。
では、ホーム画面は一体どうやって“おすすめ動画”を選んでいるのか?
・視聴履歴と行動履歴の徹底分析
YouTubeは、視聴者が何を見たか、どれだけ見たか、どんな順番で見たか…
全部覚えています。
そのデータをもとに、
「この人、最近ゲーム実況よく見てるな」
「料理動画にハマってるな」
「子ども向けアニメばっか見てるな」
と、視聴者ごとに異なるホーム画面を作ります。
だから、同じ動画でも“出る人”と“出ない人”がハッキリ分かれます。
・同じ興味を持つユーザーが見ている動画を学習
YouTubeは、あなたの動画と“似た動画”を見ている視聴者を分析しています。
例:
あなたの動画が「カメラの撮り方」なら
→ “カメラ・ガジェット好きの視聴者” にまず試し表示
あなたの動画が「ゲーム実況」なら
→ “同じゲームの別実況者の視聴者” へ試し表示
つまり、YouTubeは
「伸びているジャンルの視聴者」へ先に投げてくれるということ。
・YouTubeが“テスト表示”して反応をチェックする
ホーム画面のおすすめは
「まず軽く表示 → 反応を測る → よければ広げる」
というテスト方式で選ばれます。
▼ テスト判断されるポイント
- クリック率(CTR)
- 最初の30秒の視聴維持
- どれだけの人が最後まで見たか
- 動画を見終わった後の行動(別動画へ移動・チャンネル登録など)
つまり、ホームで伸びる動画は
“最初のトライアルで勝った動画” です。
● ホーム画面に出るかどうかは“動画の実力 × 視聴者層の相性”
ホーム画面でおすすめされるには、
動画そのものの力と、視聴者との相性がどちらも必要です。
▼ 動画の実力とは?
- サムネの説得力
- タイトルの刺さり方
- 冒頭15秒の強さ
- 視聴維持率・視聴時間
▼ 視聴者との相性とは?
- 過去に似たジャンルを見ているか
- チャンネルテーマと視聴者の興味が合っているか
- 動画の“雰囲気”が好みかどうか
これが噛み合った瞬間、YouTubeは
「この動画、もっと広げよ!」
と判断し、一気におすすめ枠でブーストがかかります。
● 結論:ホームは“相性勝負”。合えば跳ねる、合わなければ出ない。
ホーム画面に出る動画とは、
視聴者の趣味・関心・タイミングにバチッとハマった動画のこと。
だからこそ、
「ホームに出ない=動画が悪い」ではありません。
出る動画を作りたいなら、
視聴者の“欲しい瞬間”に刺さる内容を作ることが最も重要です。
次は、関連動画に表示される仕組みへ進みます。
ここも再生回数が跳ねる超重要ポイントです。
関連動画(サイドバー)に出る仕組み
ホーム画面と並んで、YouTubeの中で“爆伸びポイント”なのが
関連動画(右側のサイドバー)です。
ここに表示されると、視聴者は“つい連続で再生”してしまうので、
再生回数が一気に跳ね上がります。
では、どうやってYouTubeは「この動画の横にこれを出そう!」と判断しているのか?
・視聴者が“直前に見ていた動画”との関連性が命
関連動画の最大の基準は、
「視聴者が今見ている動画」とあなたの動画がどれだけ似ているか。
ジャンルが近い
→ 出る
動画の目的が近い
→ 出る
視聴者層が似ている
→ 出る
つまりYouTubeは、
動画同士の“似ている度合い”を点数化して、サイドバーの並び順を決めています。
・タイトル・説明文・タグの「テキスト情報」を徹底比較している
YouTubeは動画内容を“文章ベース”でも判断しています。
▼ 特に強く見られるポイント
- タイトルのキーワード
- 説明文に含まれる関連語
- タグ(YouTube内部用)
- 字幕(自動生成も含む)
つまり、
同じテーマの動画を作っているほど関連動画に出やすいということ。
・視聴者行動データで「この二つは相性が良い」と判断される
これは超重要。
YouTubeは、視聴者が実際に何をどう見ているかをデータ化しています。
例:
Aさん:動画X → あなたの動画をよく見る
Bさん:動画Y → あなたの動画をよく見る
Cさん:動画X → あなたの動画を見ることが増えた
こうなると、YouTubeは
「動画Xを見る人は、このチャンネルの動画も見る傾向がある」
と判断し、動画Xの横にあなたの動画を置き始めます。
・“連続視聴されやすい動画”が選ばれる
YouTubeは、とにかく視聴者を長時間YouTube内に留めたいので、
視聴者が次に見そうな動画を候補に選びます。
そのため、
・シリーズもの
・ジャンル一致
・同じトピックの解説
・同じゲームタイトル
などは特に強いです。
● 関連動画に出るためにやるべきこと
ここが一番大事。
関連動画を狙えるようになると、再生が“自動的に増える仕組み”が作れます。
▼ 明日からできる具体策
- タイトルに狙いたいキーワードを必ず含める
- 説明文に関連語をしっかり入れる
- タグは10〜15個ほど設定しておく
- 同じテーマの動画を継続的に投稿する
- シリーズ化して関連性を作る
- 視聴者を迷わせないチャンネル構成にする
● 結論:関連動画は“動画同士の相性”で決まる
あなたの動画がどれだけ良くても、
「似た動画がない」「つながりが弱い」
という状態だと関連動画に出ません。
逆に、テーマを絞り、シリーズ化して、
視聴者が迷わず次を見たくなる導線を作ると、
関連動画にバンバン出て、再生回数が勝手に増えていきます。
次は、検索結果に出る仕組みへ進みます。
検索結果に出る仕組み(SEOとは別物)
YouTubeの“検索結果”は、Google検索とは似ているようで全くの別物です。
Google → テキストのマッチングが最重要
YouTube → 視聴者満足度が最重要
これを理解していないと、どれだけタイトルにキーワードを詰め込んでも、
上位には出てきません。
・キーワードの一致は「入り口」にすぎない
YouTube検索のしくみはこうです:
- キーワードと動画情報をマッチングする
- 候補を作る
- 実際に視聴されたデータ(視聴維持・満足度)で順位を決める
つまり、
タイトルやタグで検索に「出る」ことはできても、
動画の質が伴っていなければ「上位に行く」ことはできません。
・“視聴者が最後まで見たかどうか”が順位の決定打
YouTube検索では、
視聴時間・視聴維持率が高い動画が最優先で上位表示されます。
あなたの動画より
もっと長く、もっと満足度の高い動画があれば、
そっちが上に来るのは当然です。
・タイトル、説明文、タグの役割は「理解してもらうため」
テキスト情報は、YouTubeに「この動画はこういう内容ですよ」と伝えるための材料です。
しかし、順位を動かしているのは
視聴者が実際にどう見たか? というデータ。
つまり、
タイトルをいじるだけで伸びることはない、ということです。
・検索上位を取る動画の共通点
検索で勝つ動画は、例外なく以下の条件を満たしています:
- 検索意図を完全に満たしている
- 冒頭で視聴者の悩みを解決すると宣言している
- 無駄な前置きを排除して本題が早い
- 丁寧で分かりやすい構成
- 視聴維持率が高い
YouTubeは、視聴者を満足させた動画を検索上位に置きます。
逆に、冒頭で離脱される動画は絶対に上がりません。
● 結論:YouTube検索の本質は“SEO”ではなく“満足度”
検索に出る動画を作りたいなら、
テキストでゴリ押しするよりも、
視聴者が気持ちよく見続けられる動画を作ることが最優先。
キーワードは“入口づくり”。
本当の勝敗は、視聴者の行動データで決まります。
次は、YouTubeにおすすめされるために最優先で改善すべき5つに進みます。
YouTubeにおすすめされるために最優先で改善すべき5つ
「おすすめに出ない…」と悩む人の90%は、
この5つのどれか(または全部)が原因です。
逆に言えば、ここさえ改善すれば
どんなジャンルでも“伸びる土台”が勝手に作られます。
① サムネで“誰向けか”を1秒で伝える
YouTubeの世界で一番仕事をしているのは、投稿者ではなくサムネイルです。
サムネが刺されば、動画が伸びる。
サムネが刺さらなければ、動画は存在しないのと同じ。
▼ 改善ポイント
- ターゲットがひと目で分かる(例:初心者向け・プロ向け・Vlogなど)
- 悩み・疑問が短い言葉で書かれている
- 表情・構図に感情がある
- 文字は大きく、3〜5語に絞る
YouTubeは“瞬間の勝負”。
1秒で伝わるサムネが正義です。
② 動画冒頭15秒で視聴者を離脱させない
冒頭15秒はYouTube界の“面接”。
ここで視聴者に帰られると、どれだけ後半が神動画でも評価は下がります。
▼ やりがちなNG
- 自己紹介が長い
- 関係ない雑談
- 本題に入るのが遅い
- 映像が暗い・音が悪い
▼ ベストはこれ
「最初に結論→メリット→本題へ」
視聴者の心はせっかちです。
冒頭で“あなたの時間はムダにしませんよ”感を出しましょう。
③ 1本あたりの総視聴時間を最大化する
アルゴリズムが一番欲しがっているのは、
視聴時間(Watch Time)です。
これが長い動画ほどおすすめされやすくなります。
▼ 伸ばすコツ
- 話のテンポを一定にする
- 不要な間・長い沈黙をカット
- 視覚的変化を入れる(テロップ・カット・挿入画)
- 章分け(チャプター)で構成をわかりやすくする
視聴者を飽きさせない工夫が、再生の伸びを決めます。
④ 視聴者の“次の行動”を誘導する(シリーズ化)
YouTubeで伸びるチャンネルほど、
視聴者が「次も見たくなる導線」を作っています。
▼ 具体的には
- シリーズ動画を作る
- 内容が続く動画を説明文に入れる
- エンディングに関連動画を誘導
- プレイリストを強化する
視聴者が次の動画へ移動するだけで、
アルゴリズムの評価は爆上がりします。
⑤ チャンネルテーマを絞る(広げるほど弱くなる)
YouTubeは“チャンネル単位”で評価する仕組みがあります。
つまり、
料理 → 散歩 → ガジェット → 恋愛相談
みたいにバラけると、
アルゴリズムが「このチャンネルは何者?」と迷う状態に陥ります。
テーマをある程度絞ることで、
視聴者もアルゴリズムも迷わなくなり、伸びやすくなります。
● 結論:この5つを改善すれば、おすすめは“自然と”始まる
YouTubeは運ゲーではありません。
視聴者が気持ちよく見られる動画を作れば、
アルゴリズムが勝手に広げてくれます。
この5つは、
どんなジャンルでも・どんな規模のチャンネルでも効く“本質”。
次は、YouTube公式の発表から読み解く本当の優先指標へ進みます。
YouTube公式の発表から読み解く“本当の優先指標”
YouTubeのアルゴリズムはブラックボックス…
とよく言われますが、実はYouTube公式はちょいちょい“ヒント”を出してくれています。
その発言をじっっくり読み解くと、
YouTubeが本当に大事にしている指標
がハッキリ見えてきます。
・YouTubeが最も重視しているのは「視聴者の満足度」
公式が何度も口を酸っぱくして言っているのがコレ。
「視聴者が動画を見て満足したかどうか」
実はこれ、裏側で「ユーザーアンケート」という形で測られています。
視聴者が動画を見終わったあと、
YouTubeアプリがこっそり投げてくる質問があります。
- この動画は役に立ちましたか?
- 楽しかったですか?
- この動画をおすすめしたいですか?
この“見えない評価”が高い動画ほど、
おすすめに猛烈に押し出されるという仕組みです。
・クリック率や視聴維持率は「満足度を測る材料」にすぎない
多くの人が「CTRが大事」「維持率が大事」と言いますが、
YouTube的にはこれはゴールではありません。
YouTubeの本当の目的は
“視聴者に喜んでもらうこと”であり、
CTRと維持率はそのための指標でしかないのです。
つまり──
- CTR高い → 興味を持たれた
- 維持率高い → 内容が良かった
- 視聴時間長い → 満足度が高い
こうして総合的に満足度を判断するわけですね。
・長時間化すればいいわけではない(見る人が疲れる)
一部の投稿者が「長くすれば視聴時間が伸びると思って…」と
むやみに長尺動画を作りますが、これは逆効果。
視聴者が途中で疲れたら、YouTubeは
「この動画、満足度低いな」と扱います。
大切なのは“飽きずに最後まで見てもらえる時間”。
長さそのものは評価されません。
・YouTubeは「投稿者より視聴者」を優先している
これは痛いけど真実。
YouTubeは投稿者の努力や撮影の大変さを評価しません。
見るのはただ一つ、
視聴者が気持ちよく動画を見れたかどうか。
だから、
「頑張って作ったのに伸びない!」
という現象が普通に起きます。
しかし逆に言えば、
視聴者が喜ぶ動画さえ作れば、
登録者が少なくてもおすすめに出るチャンスは十分あるということ。
● 結論:YouTubeの本当の評価軸は“視聴者満足度”のみ
これまでの情報をまとめると──
- CTR → 興味を測る
- 維持率 → 内容の良さを測る
- 視聴時間 → 満足度の深さを測る
- アンケート評価 → 総合的な満足度を測る
アルゴリズムはこの数字を材料に、
「視聴者が喜ぶ動画」を全力で優遇する構造になっています。
つまり、アルゴリズム対策は
視聴者の気持ちを読み取る“接客戦略”。
次は、AI時代のYouTubeアルゴリズムがどう変わるのか?
未来予測に進みます。
AI時代のYouTubeアルゴリズムはどう変わる?
YouTubeはすでにAIの塊みたいなサービスですが、
これからさらに“AIゴリゴリの時代”に突入していきます。
そしてこの変化を理解しているかどうかで、
再生数の伸び方に決定的な差が生まれます。
・AIサジェストがよりシビアになる(=刺さらない動画は即落ち)
今までは、YouTubeが視聴者に動画を“ちょいちょい試し表示”していました。
しかし今後はAIがより高度に学習し、
「この視聴者はこういう動画を好む」
「この人はこういう動画を最後まで見ない」
という判断が、より正確になります。
つまり、刺さる動画は一気に伸びるけど、
刺さらない動画は“秒で非表示”になるという、
シビアな世界になっていくということです。
・動画内容そのものをAIが解析(言葉・物体・感情)
今後のYouTubeは、動画の“テキスト化解析”がさらに強化されます。
▼ AIが読み取るデータ
- 人の会話(自動文字起こし)
- 映っている物体
- 画面の状況
- 動画全体のトーンや感情
つまり、動画の中身までAIがしっかり理解する時代が来るということ。
キーワードだけじゃなく、内容との整合性がより重視されます。
・視聴者ごとに“完全カスタマイズされたおすすめ”が加速
今のYouTubeも十分個別化されていますが、
今後はさらに「この人専用のYouTube」が作られるようになります。
▼ 例
・夜にYouTubeを開く → リラックス系動画を表示
・ランチ時間 → 短尺のエンタメ動画
・勉強後 → 学習系が増える
そんな“生活習慣ベースのおすすめ”がもっと精密になっていきます。
・顔・声・ジャンルの特徴によるレコメンドが強化される
AIが「あなたの動画の特徴」をもっと深く理解するため、
以下がより重要になります:
- チャンネルの一貫性
- 動画の世界観の統一
- シリーズ展開
- 声のトーンや実況スタイル
これらが統一されているチャンネルは、
視聴者との“相性判定”が高く出るので、おすすめされやすくなります。
・“視聴後アンケート”の影響力がさらに増す
AIは視聴者の満足度を超重視するので、
今後は満足度シグナル(アンケート評価)の影響がさらに増します。
高評価ばかりの動画は、
アルゴリズムが自信を持っておすすめするようになります。
● 結論:AI時代は“視聴者の心理理解”がすべてを決める
AIはあなたの動画の
「何が良くて、何が悪いか」を秒単位で分析します。
だからこそ、
人間の心理をちゃんと掴んだ動画が勝つ時代になります。
アルゴリズム攻略=AI攻略ではなく、
“視聴者の心を理解し続けること”が最強の戦略です。
次は、いよいよまとめパートへ進みます。
まとめ|“おすすめされる動画”は作れる
YouTubeのおすすめは、決して運でも偶然でもありません。
ここまで読んでいただいたあなたは、
もうお分かりだと思いますが、YouTubeの仕組みはとてもシンプルです。
- 視聴者が興味を持つか(CTR)
- 楽しんで見続けてくれるか(維持率)
- ちゃんと最後まで見てもらえたか(視聴時間)
- 見終わって「良かった」と思ってもらえたか(満足度)
この“人間の反応”だけで、
おすすめに出るかどうかが決まっています。
つまり──
YouTubeで伸びるかどうかは、視聴者が決めている。
逆に言えば、視聴者の行動が変わる動画を作れば、
アルゴリズムは自然と味方になってくれます。
・完璧な動画じゃなくていい。「刺さる動画」を作ればいい
YouTubeで伸びる動画は、
技術的に完璧な動画ではなく、
“視聴者が喜ぶ動画”です。
キレイな映像よりも、
派手な演出よりも、
大事なのは「この人の話、もっと聞きたい」と思わせること。
・アルゴリズムは敵じゃない、むしろ味方
YouTubeのAIは、投稿者を困らせたいのではなく、
視聴者が喜ぶ動画を探しているだけ。
だから、視聴者を喜ばせる動画を作れば、
アルゴリズムが勝手にあなたを広げてくれます。
● 最後に:あなたの動画は“まだ発見されていないだけ”
「伸びない…」と思っている動画も、
実はまだ“適切な視聴者”に届いていないだけです。
視聴者の心理を理解し、
サムネ・冒頭・構成を整え、
テーマを明確にして投稿を重ねれば──
あなたの動画は必ずおすすめに出ます。
YouTubeは、努力した人を裏切らない仕組みです。
今日からまた一歩、
“おすすめに選ばれる動画”を作っていきましょう。
応援しています。
そして、あなたの動画が伸びたらぜひ教えてください。
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