
こんにちわ、合同会社トビガスマル代表の廣瀬です。
突然ですが、あなたの会社には「語り継ぐべきストーリー」がありますか?
創業の想い、仲間と乗り越えた苦労、地域に根差して続けてきたこと。
それは誰にもまねできない、唯一無二の“企業の歴史”です。
近年、こうした企業の歩みを映像に残す「歴史動画」が注目を集めています。
周年記念はもちろん、採用やブランディング、地域との関係づくりまで──
「語れる企業」は、信頼され、選ばれる時代へ。
この記事では、歴史動画の活用シーン、制作のポイント、実際の成功事例までをわかりやすく紹介します。
「うちの会社にも、物語がある」と感じた方、ぜひ続きをご覧ください。
目次
なぜ今、歴史動画制作が重要なのか?
企業紹介といえば、これまで「パンフレット」「会社概要」「代表あいさつ」が定番でした。
しかし今の時代、企業の“らしさ”や“背景”が、動画というストーリーで伝わることが、選ばれる理由になっています。
創業の想い、受け継がれてきた文化、社員の表情── これらを記録し、伝える手段として、歴史動画の価値は年々高まっています。
企業の成長ストーリーを共有
「なぜこの会社が生まれたのか?」「どんな苦労を乗り越えてきたのか?」
歴史動画は、創業者の言葉や古い写真、当時のエピソードを通じて、“会社の物語”を後世に残す映像コンテンツです。
数字では伝わらない“人の想い”や“文化”が可視化されることで、社員や地域の人々とのつながりが深まります。
ブランドイメージの確立
長年積み重ねてきた歴史こそが、最大のブランディング素材です。
歴史動画は、
- 「信頼できる企業」という印象を与える
- ビジュアルで“らしさ”や世界観を伝える
- 言葉では伝えきれない想いを共有できる
こうした積み重ねが、ブランド価値を「共感」という形で高めていくのです。
社内外へのコミュニケーション促進
歴史動画は、外部向けのツールであると同時に、社内での共有ツールとしても大きな効果があります。
とくにこんなシーンで力を発揮します:
- 新入社員研修で、創業精神を伝える
- 若手とベテランの“価値観の橋渡し”
- OB・OGとの再接続、周年記念の内製イベント
社内外に向けて「わが社の軸」を映像で語ることが、共通理解と誇りを生み出していくのです。
歴史動画の活用シーン:成功事例から学ぶ
歴史動画は、ただ“保管する映像”ではありません。
見せ方次第で、集客・採用・社内浸透など、様々な場面で活用できる強力なツールになります。
ここでは、実際に制作した企業でよく使われている3つの活用シーンをご紹介します。
周年記念イベントでの上映
創業○周年という節目は、企業にとって「物語を語る絶好のチャンス」です。
記念式典、レセプション、パーティーなどの場で歴史動画を上映すると、
- 社員や関係者が“原点”を再確認できる
- 社外のお客様にも“人間味ある企業像”を印象づけられる
- 場の空気が温まり、その後のスピーチや交流も深まる
「涙が出た」「うちの会社ってすごい」と感じる社員の声も、よく耳にします。
採用活動での活用
今の若い世代は、“どんな会社か”を文章よりも映像で判断する傾向が強くなっています。
会社説明会や採用サイトに歴史動画を組み込むと、
- 理念や風土が「言葉以上に伝わる」
- 「この会社、何かいいな」と感覚で引き込まれる
- ミスマッチの防止や“共感による志望動機”につながる
実際に「動画を見て、この会社に決めた」という学生も少なくありません。
WebサイトやSNSでの公開
歴史動画は、YouTubeやInstagramなどSNSと組み合わせることで、“対外的なブランド発信”にも活用できます。
たとえば:
- 会社概要ページに設置 →「読む」より「観る」
- SNSで短く編集して配信 →「あ、この会社知ってる」
- 営業先や商談相手にもURLで共有
特に地方企業・中小企業にとって、歴史動画は「信頼を伝える武器」になります。
歴史動画制作のポイント:プロが教える成功の秘訣
歴史動画は、ただ過去を並べるだけの「年表映像」ではありません。
人の心を動かすには、目的・構成・映像の質の3つをしっかり押さえることが大切です。
ここでは、トビガスマルがこれまで制作してきた現場の知見から、成功につながる制作のポイントをお伝えします。
明確な目的設定
まず最初に決めるべきは、「この映像で誰に何を伝えたいのか?」という目的の明確化です。
たとえば…
- 創業者の想いを“社員に”届けたい → 社内向け中心の構成に
- 地元のお客様に“信頼”を感じてもらいたい → 外部向けのトーンに
- 採用活動で“文化や風土”を伝えたい → 若年層にもわかりやすく編集
目的がブレないことで、ストーリーや演出もブレなくなります。
ストーリーテリングの活用
ただ「◯年に◯◯を設立→◯年に新工場竣工…」では、誰の心にも残りません。
大切なのは、
- 創業者の苦労や決断
- 社員とのエピソード
- 地域との関係性
つまり、“人のドラマ”として歴史を描くことが、共感と印象を生む鍵です。
写真や映像素材が少なくても、インタビューやナレーションで物語は十分伝えられます。
高品質な映像制作
「せっかく作るなら、ちゃんとしたものにしたい」──これは多くの企業が感じること。
でも、高画質なカメラ=いい映像ではありません。
本当に大事なのは、
- 見やすい構成(情報の整理とテンポ)
- 心に届く音(BGMやナレーションのトーン)
- 自然な編集(“流れ”を意識したカット割り)
プロのサポートを得ながら、“会社らしさ”がにじむ映像に仕上げていきましょう。
費用対効果を高めるための戦略
「動画を作りたいけど、費用が心配…」という声は、地方の中小企業でもよく聞きます。
でもご安心ください。歴史動画はやり方次第で、限られた予算でもしっかり成果を出せるコンテンツです。
ここでは、費用対効果(コストパフォーマンス)を高めるための実践的な工夫を紹介します。
目的を絞り込む
「全部盛り」にすると、制作費も時間もかさみがち。
だからこそ、まずは“何のための動画か”を明確にすることが節約につながります。
たとえば、
- 採用に使うなら「未来志向×創業ストーリー」
- 周年イベント向けなら「懐かしさ×ありがとうのメッセージ」
目的が明確だと、必要な撮影内容や編集範囲が整理できるため、無駄がなくなります。
既存素材の活用
写真、古い映像、新聞記事、社報、資料…
実は、過去に社内に眠っている素材こそが、歴史動画の“宝の山”です。
たとえば、
- 創業当時の写真にナレーションをつけて、ドキュメンタリー風に
- 古いVHS映像をデジタル化して「時代の移り変わり」を見せる
ゼロからすべて撮影しなくても、立派な歴史動画は作れます。
複数の動画を制作
1本の長尺動画だけでなく、短く編集して“使い分け”できるようにしておくのも費用対効果を高めるコツです。
たとえば、
- 5分のフルバージョン → 記念イベントや採用説明会で上映
- 1分のダイジェスト → SNSやWebサイトに掲載
- 特定シーンのみ切り出し → 営業・プレゼン資料に活用
こうすることで、1回の制作が“何度も使える資産”になります。
動画制作は“高い買い物”に思われがちですが、設計と工夫次第でしっかり元が取れる投資です。
まとめ:歴史動画で企業の未来を切り開く
歴史動画は、ただ過去を記録するだけの映像ではありません。
それは、企業が未来に向けて歩みを進めるための「原点回帰のツール」であり、共感を生むブランディングの武器でもあります。
創業の想い。 支えてくれた社員、地域、お客様。 時代の波を乗り越えた物語。
そのすべてが、“映像”というかたちで残ること。 それが、次の世代に受け継がれる誇りになります。
歴史を映像にする意味は、「伝える」こと
・お客様に「信頼」を伝える
・社員に「誇り」を伝える
・地域に「感謝」を伝える
そして何より、自分たち自身に「ここまでやってきたんだ」という実感を伝える。
それが、歴史動画の本質的な価値です。

私たちトビガスマルでは、企業のストーリーを丁寧に掘り起こし、
“その会社らしさ”が滲み出る歴史動画を、一緒につくっていきます。
「うちの会社にも、映像にする価値があるかも」
そんなふうに思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの会社の“次の一歩”は、過去を映すことから始まるかもしれません。
コメント