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機材レビュー

MOTU M4 レビュー|憧れのオーディオインターフェースが手に届く時代へ

代表社員 廣瀬高之

MOTUと言えば、私たち40代にとっては特別な響きがありますよね。音楽制作を本気でやる人なら一度は憧れたブランド、それがMOTU。昔は高嶺の花だったけれど、今は驚くほど手の届く価格になりました。そして、そのMOTUが送るオーディオインターフェース『MOTU M4』が、プロ仕様の音質と使いやすさを備えて登場しました。ESS Sabre32 Ultra DACを搭載し、音の透明感と解像度が群を抜いているこの製品、実際に使ってみた私のレビューをお届けします。昔憧れていたあのMOTUが、今や身近な存在に!プロも納得、そして初心者にも優しいこのM4の魅力を、ぜひチェックしてください。

結論:MOTU M4は〈配信・宅録〉の両立に強い4in/4out。フルカラーの大きいメーター公式ドライバのループバックが決め手。
配信(OBS/Zoom)のPC音+マイクのミックスがドライバ内で完結します(Mac/Win)。

  • 向いている人:配信+DAW録音、ゲスト収録、BGM付きセミナー
  • 他機種との違い:ドライバ内ループバック見やすいメーターの両立


MOTU M4とは?夢を追い続けるクリエイターの相棒

MOTU M4の基本スペック:憧れの名門ブランドが誇る機能

MOTUは、私たち音楽を愛する世代にとって特別なブランドです。昔、プロのスタジオや大手の音楽家たちがこぞってMOTUを使っていたことを思い出すと、胸が高鳴ります。そんなMOTUの最新作であるM4は、初心者でも手に入れやすい価格帯に設定されていますが、プロ仕様の品質を保っています。4入力4出力を備えたインターフェースに加え、ESS Sabre32 Ultra DACが搭載されていることで、圧倒的な音のクリアさを実現しています。コンパクトなボディでありながら、堅牢なメタルシャーシで、長く愛用できる設計がされています。

他社製品と比べて何が違う?MOTUならではのこだわり

MOTU M4を他社製品と比較すると、その違いは明白です。例えば、FocusriteやSteinbergなどの製品も素晴らしいですが、MOTUが提供する音質の透明感やレスポンスの速さは一歩抜きん出ています。特に音の分離やダイナミクスが際立っており、レコーディングやライブ演奏においても、リアルタイムで感じる音の正確さに驚かされます。MOTUが誇るこの音質の秘密は、長年の技術革新と高品質なパーツの使用にあります。

音質とパフォーマンス:MOTUが時代を超えて愛される理由

クリアなサウンド体験:ESS Sabre32 Ultra DACとは

MOTU M4の音質を語る上で外せないのが、ESS Sabre32 Ultra DACです。このDACは、ハイエンドオーディオ機器で使用されることが多く、音楽制作において非常に重要な役割を果たしています。特に、192kHz/24bitという高解像度の音質は、プロフェッショナルの現場でも対応できるレベルです。音の透明感や分離感は、他の同価格帯のオーディオインターフェースとは一線を画します。

実際に使って感じたパフォーマンスの違い

私自身、音楽制作に長年携わってきた経験から言えるのは、MOTU M4の低レイテンシー性能は驚異的だということです。レコーディングやモニタリングの際、音の遅延がほぼ感じられず、ストレスフリーで作業に集中できるのは大きなメリット。特にミキシング時の音のレスポンスが非常に早く、細かいニュアンスまでしっかりと拾ってくれるのが、この製品の強みです。

MOTU M4の主な仕様(スペック早見表)

項目 MOTU M4
入出力 4イン/4アウト(XLR/TRSコンボ×2、TRSライン×2、メインアウト×2、ヘッドホン×1)
対応OS macOS / Windows(公式ドライバあり)/iOS(クラスコンプライアント)
ループバック あり(公式ドライバでLoopback 1-2/Mix提供)
モニター フロントに大型フルカラー・メーター(全入出力)
電源 USBバスパワー
DAC ESS Sabre32 Ultra系コンバージョン

※ 仕様の詳細・ドライバの入手は公式を参照してください。

シンプルで使いやすい!MOTU M4の接続性とデザインの魅力

直感的な操作が魅力!MOTU M4のデザインに迫る

MOTU M4は、シンプルながらも洗練されたデザインが魅力です。前面には大きなLEDメーターが搭載されており、入力レベルを一目で確認できます。音量ノブも大きく、操作感が非常に良いのもポイント。また、4つの入力ポートを備えており、ギターやマイクを同時に接続できるので、自宅スタジオでのレコーディングにも最適です。

ドライバーや接続も簡単!すぐに使える手軽さ

MOTU M4は、USB Type-Cで接続できるため、セットアップが非常に簡単です。WindowsとMacの両方に対応しており、ドライバーのインストールも簡単。初心者でも数分で使用を開始できる手軽さが、MOTUのユーザーフレンドリーな設計を象徴しています。私も最初は難しいかと思いましたが、あっという間にセットアップが終わり、すぐにレコーディングを開始できました。

初期セットアップ(Mac/Windows/iOS)

Mac / Windows(公式ドライバ推奨)

  1. MOTU公式からMシリーズ用ドライバをダウンロード&インストール。
  2. 再起動後、サウンド設定で入出力に「MOTU M4」を選択。
  3. DAWでバッファを64〜128sample程度に設定→発音遅延と安定のバランスを調整。

iOS

USB-C iPadならUSBハブ経由で接続可能(電源供給必須)。クラスコンプライアントなので追加ドライバ不要。

ループバックの使い方(OBS/Zoom)

M4のドライバはLoopback 1-2 / Loopback Mixを仮想入力として提供します。配信ソフトのマイク入力=Loopbackを選ぶだけで、PC内の再生音+マイクをまとめて取り込めます。

OBSの例

  1. OBS →「音声入力キャプチャ」を追加 → デバイス:MOTU M4 Loopback 1-2
  2. 必要に応じて、M4本体の入力(Mic1/2)とDAW/配信アプリの再生音のバランスを調整
  3. 配信テストで音量・クリップの有無をチェック

Macではドライバ導入直後、ループバックが常時ON状態。不要なときは「Audio MIDI設定」からLoopback系チャンネルをミュートしておくと安全です。

遅延はどれくらい?(参考値&測定方法)

実測はPC性能・DAW設定で変わります。参考として、国内外レビューではドライバ導入時に低いRTL(ラウンドトリップ・レイテンシー)が報告されています。

  • Mac + ドライバ導入:48k/32sample付近で約3.2ms、16sampleで約2.5msの報告あり(環境依存)。

ご自身で測る場合:

  1. DAWでクリック音を出すトラックと、M4の出力→入力をショートケーブルで接続した録音トラックを用意。
  2. 32/64/128sampleなどで録音し、波形のズレ幅を時間換算。
  3. 最小バッファでプチプチが出るなら、一段階上げて安定を優先。

競合と比べてどう? MOTU M4の優位性

同価格帯の人気機と比較(機能ざっくり表)

機種 I/O ループバック 特色
MOTU M4 4in/4out ◯(ドライバ内) 見やすい大型メーター、配信と宅録の両立
Focusrite Scarlett 4i4(4th) 4in/4out Control 2でのループバック/普及度の高い定番
Audient iD14 MkII 2in/4out iD MixerでのLoop-back/堅実なプリ&モニタリング
Steinberg UR24C 2in/4out dspMixFx内でループバック/iOS連携が得意
SSL 2+ 2in/4out ◯(FW更新で追加 アナログ風味の人気プリ、近年Loopback対応

FocusriteやSteinbergと比べたMOTU M4の強み

Focusrite ScarlettやSteinberg UR44など、同価格帯の製品もありますが、MOTU M4はその中でも特に音質に優れています。特にESS Sabre32 Ultra DACの搭載が他製品にはない大きな魅力であり、音の透明感や細部の再現力が優れているため、音楽制作におけるクオリティを一段階引き上げてくれます。これがMOTU M4がプロの現場でも支持される理由です。

初心者にもプロにも愛される理由とは?

MOTU M4は、初心者にも非常に使いやすく設計されている一方で、プロフェッショナルの要求にも十分応えられる製品です。私も最初は操作が難しいかと思いましたが、使ってみるとその直感的なインターフェースに驚きました。音質に妥協せず、かつシンプルで分かりやすい操作が可能なので、音楽制作を始めたい人にもぴったりです。

実際に使ってみた!ユーザーの声を集めてみた

実際に使っているユーザーの感想まとめ

ネット上でも、MOTU M4を使ったユーザーの評価は非常に高いです。特に音質に対する満足度が多く、クリアで分離感のあるサウンドが評価されています。また、ドライバーの安定性や、低レイテンシーのパフォーマンスについても多くの肯定的な意見が見られます。私も実際に使ってみて、その音の素晴らしさを実感しました。

長期間使用した場合の評価と不具合の有無

MOTU M4を長期間使用しても、音質の劣化やハードウェアの不具合はほとんど報告されていません。私自身、1年ほど使用していますが、今のところ大きなトラブルはなく、安定して動作しています。メタルシャーシによる耐久性も高く、信頼して長く使える製品だと思います。

よくある質問(FAQ)

M4は配信のPC音とマイクを同時に送れますか?
公式ドライバのLoopback 1-2/Mixを選べば、再生音+マイクを一括で配信アプリへ送れます。
iPadに直接つながりますか?
クラスコンプライアント対応なので可能です(給電必須)。
レイテンシー(遅延)はどのくらい?
PC性能・設定で変動します。参考値として、環境次第で数ms台の報告があります(検証方法と注意点は本文参照)。
OBSでの設定が難しい…
OBSのマイクデバイスにLoopbackを指定するのがコツ。MacのAudio MIDI設定で不要時はLoopbackをミュートすると安全です。

「MOTU M4」レビューまとめ

MOTU M4は、かつての憧れが今や現実となった、非常にバランスの取れたオーディオインターフェースです。私たちが若い頃は、MOTUは一流プロしか手にできない高級ブランドでした。しかし、技術の進化とともに、そのクオリティはそのままに、より購入しやすい価格帯で市場に登場しました。特にESS Sabre32 Ultra DACを搭載していることで、音の鮮明さや分離感は本当に驚くべきものです。初心者も安心して使えるシンプルさを持ちながら、プロの要求にも応えるこのMOTU M4は、あらゆる音楽制作のシーンで頼れる相棒になってくれるでしょう。


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