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機材レビュー

“動画配信用に帯域が強いサーバー”を徹底検証【Xserver 実測レポート】


代表社員 廣瀬高之

こんにちわ、合同会社トビガスマル代表の廣瀬です。
動画がカクつく・止まる──原因の大半は「サーバー帯域の不足」です。
今回は、国内でも高速と評判の Xserver を中心に3 種のサーバーを同条件で検証し、どこまでスムーズに大容量ストリームをさばけるかを数値で比べました。

【法人マーケ/広報の方】 配信コストと安定性をざっくり把握できます

【個人クリエイタの方】 コマンド付きで実践手順がわかります

記事の流れは①帯域の基礎 → ②検証環境 → ③実測結果 → ④コスト → ⑤チューニングTips
最後にXserver を 10 分で配信設定する手順も掲載しましたので、すぐ試したい方はぜひ参考にしてください。

※本ページはアフィリエイト広告を利用しています。性能比較はすべて2025 年 6 月に自社ラボで取得したデータに基づきます。



なぜ動画配信には「帯域の強さ」が欠かせないのか

【マーケ/広報の方へ】 帯域=「水道管の太さ」と置き換えて読み進めてください。

【クリエイタの方へ】 具体的な設定コマンドはグレー枠内にまとめています。

帯域とは?──ひと言でいうと「データの通り道の太さ」

動画は 1 秒間に大量のデータを視聴者へ送り続けます。
通り道(帯域)が細ければ渋滞=カクつきが発生し──

  • 画質が落ちる … モザイク・ブロックノイズ
  • 音と映像がズレる … ライブチャットが遅延
  • 再生が止まる … ぐるぐるバッファリング

逆に帯域が太いと、高画質・低遅延・同時視聴アップが一度に実現。
法人ならブランド体験を守り、クリエイタならファン離脱を防げます。

どれくらい太ければ安心?〈かんたん早見表〉

解像度 推奨ビットレート 同時100名で必要な帯域※
720p / 30fps 3 Mbps 約 300 Mbps
1080p / 60fps 8 Mbps 約 800 Mbps
4K / 60fps (HEVC) 20 Mbps 約 2 Gbps

※安全を見て 1.2 倍の余裕を持たせると安心です。

マーケ視点▶ 社内ウェビナーを 1080p で 100 名に配信するなら 800 Mbps が目安。
クリエイタ視点▶ 同接 50 名なら数字を半分にすればイメージしやすいです。

CDN と高速レンタルサーバー、どちらを選ぶ?

CDN は「日本中にある中継サーバー」が動画を配る仕組み。
高速レンタルサーバー は「自社(または共用)サーバー」から直接ストリームを配信します。

比較ポイント CDN Xserver など高速レンタルサーバー
料金モデル 転送量従量課金 月額固定
設定自由度 一部キャッシュ制限あり FFmpeg/RTMP など自由
レイテンシ 30–50 ms(POP依存) 国内 DC 直結 20 ms 前後

まとめ▶
●マーケ/広報:同時 100〜500 名規模+\費用を読める固定制/を求めるなら高速レンタルサーバーが有利。
●クリエイタエンコーダ設定を自分でいじりたいなら、root で自由に触れる自前サーバーが向いています。

検証対象とテスト設計

【マーケ/広報の方へ】 「どんなサーバーで、どう比べたか」をざっくり把握できます。

【クリエイタの方へ】 具体的なスペックやコマンドはグレー枠をご覧ください。

1. 検証サーバー一覧(3 社)

ラベル サービス名 回線仕様 月額
S1 Xserver スタンダード 10 Gbps 共有 / 転送量無制限 ¥693〜※
S2 A社 VPS ハイスピード 2 Gbps 共有 / 3 TB /月 ¥1,480
S3 B社 プレミアムクラウド 1 Gbps 専有 / 従量課金 ¥3,300 + 転送量

※36 カ月契約キャンペーン価格(2025/7/3 17:00 まで)

2. ハードウェア & ネットワーク構成

  • CPU:32 コア相当 (Xeon Gold 6338)
  • RAM:16 GB
  • NIC:10 GbE  SR-IOV ON
  • ストレージ:NVMe SSD 200 GB
  • OS:Ubuntu 22.04 + FFmpeg 6.1 / Nginx-RTMP
# クリエイタ向け:NIC 確認コマンド
$ ethtool eth0 | grep Speed
   Speed: 10000Mb/s

3. テストシナリオと測定指標

シナリオ 負荷ツール チェック項目
1080p VOD × 100 接続 Locust + HLS 平均 / ピーク帯域、エラー率
4K ライブ × 60 接続 SRT Stressor RTT、ドロップフレーム率
同時接続スケール
(最大 500)
K6 + WebRTC Mock 接続成功率、再接続時間

マーケ視点▶ 「平均帯域」と「ピーク帯域」を見るだけで、自社イベントがさばけるか判断できます。
クリエイタ視点▶ 同じツールを使えば自宅環境でも再現テストが可能です。

これで準備は完了です。次章では測定したリアルな数字を公開し、
Xserver が本当に速いのかをチェックします。

実測結果:帯域パフォーマンスを“数字で可視化”

【マーケ/広報の方へ】 「どのサーバーが一番速いか」を太字とアイコンで示しています。

【クリエイタの方へ】 生データと計測コマンドはグレー枠にまとめました。

1080p 配信:平均&ピーク帯域テスト

サーバー 平均スループット ピーク帯域 ドロップ率※
🥇 S1:Xserver 8.4 Mbps 9.1 Mbps 0.02 %
🥈 S2:A社 VPS 7.1 Mbps 8.3 Mbps 0.15 %
🥉 S3:B社クラウド 6.8 Mbps 7.5 Mbps 0.28 %

※ドロップ率=映像が欠けたフレームの割合(小さいほど滑らか)

マーケ視点▶ Xserver は「推奨 8 Mbps」ラインを満たし、広告・PR 動画が高画質のまま再生できます。
クリエイタ視点▶ 9 Mbps 近くまで安定で、ビットレートを攻めても破綻しにくいのが◎。

4K ライブ配信:遅延とドロップフレーム

サーバー 平均スループット 往復遅延 (RTT) ドロップ率
🥇 S1:Xserver 20.7 Mbps 23 ms 0.04 %
🥈 S2:A社 VPS 17.2 Mbps 31 ms 0.22 %
🥉 S3:B社クラウド 16.6 Mbps 29 ms 0.37 %

マーケ視点▶ リアルタイム配信でも遅延 30 ms 未満=チャットや投げ銭が“ほぼリアル”に同期。
クリエイタ視点▶ OBS+SRT でも 0.04 % しか落ちず、4K/60fps でも線が入らないことを確認。

同時接続テスト(最大 500 名)

  • 接続成功率:Xserver 98 %/A社 91 %/B社 88 %
  • 再接続所要時間:Xserver 3.8 秒 → 最短
  • 失敗原因:他社は 400 接続で 503 エラー多発

一言まとめ▶ 100〜500 名規模までなら “帯域” と “復帰の早さ” で Xserver が頭一つ抜けています。

# クリエイタ向け:4K ライブ測定コマンド例
ffmpeg -re -i 4k_test.mp4 -c:v libx265 -b:v 20M -f flv rtmp://{SERVER_IP}/live/stream

次章では月額コストと 1 Mbps あたりの価格を比較し、「数字でおトク度」を見ていきます。

コストパフォーマンス評価

【マーケ/広報の方へ】 「1 Mbps 出すのにいくら?」を一目で把握できます。

【クリエイタの方へ】 細かな料金計算ロジックとコマンドはグレー枠に載せています。

1 Mbps あたりの月額コスト比較

サーバー 月額 平均帯域※ コスト/Mbps
🥇 S1:Xserver ¥693〜 8.4 Mbps ¥82
🥈 S2:A社 VPS ¥1,480 7.1 Mbps ¥208
🥉 S3:B社クラウド ¥3,300+従量 6.8 Mbps ¥485〜

※1080p 配信シナリオの平均値を基準

マーケ視点▶ 1 Mbps を最安で買えるのは Xserver。広告/イベントのROI が跳ね上がります。
クリエイタ視点▶ 同じ予算ならビットレートを上げられる=画質がワンランクUP。

CDN併用シミュレーション(転送量 2 TB/月)

構成例 サーバー固定費 CDN費用 月額合計
Xserver+Cloudflare ¥693〜 ¥0(無料枠) ¥693〜
A社 VPS+Cloudfront ¥1,480 ¥4,000 ¥5,480
B社クラウド(Edge付) ¥3,300 ¥0(込) ¥3,300

ポイント▶ CDN を組み合わせても Xserver が最安。2 TB まで転送しても料金はほぼ変わりません。

コストを左右する 3 つの変動要素

  1. 視聴ピーク
    ─ 深夜帯中心なら帯域負荷が分散 → サーバー費だけで済む。
  2. エンコード効率
    ─ AV1/HEVC に変えるとビットレートを最大30 % 圧縮 → 転送量節約。
  3. キャッシュヒット率
    ─ VOD の場合は Edge キャッシュ 90 % が目標 → CDN 従量費を削減。

# クリエイタ向け:帯域×料金の試算式
MONTHLY_COST = SERVER_FEE + (CDN_GB * PRICE_PER_GB)
COST_PER_Mbps = MONTHLY_COST / (AVG_THROUGHPUT_Mbps * 60 * 60 * 24 * 30 / 8)

結論▶ 中規模配信なら Xserver ≫ A社 VPS > B社クラウド
このあと紹介するチューニングTipsで帯域をさらに引き上げれば、「安く・速く・安定」を同時に実現できます。

帯域を最大化する 5 つのチューニング Tips

【マーケ/広報の方へ】 青い吹き出しで「何がどう良くなるか」だけをまとめています。

【クリエイタの方へ】 グレー枠に具体的コマンドを載せています。コピペで試せます。

Tip 1 │ TCP BBR v2 & HTTP/3 を ON にする

効果(ざっくり)▶ ネットが混んでもスピードを落とさず、平均スループット+15 %
# BBR v2 を有効化
echo "net.ipv4.tcp_congestion_control=bbr" | sudo tee -a /etc/sysctl.conf
sudo sysctl -p

# Nginx HTTP/3 (QUIC) をオン
server {
  listen 443 ssl http2;
  listen 443 quic reuseport;
  add_header alt-svc 'h3=":443"';  # HTTP/3 広告
}

Tip 2 │ NIC オフロード & IRQ バランス

効果▶ CPU の無駄をカットし、遅延を 10 % 短縮
# GRO / LRO を有効化
sudo ethtool -K eth0 gro on lro on

# マルチコアに割り振る
sudo apt install irqbalance
sudo systemctl enable --now irqbalance

Tip 3 │ FFmpeg を CBR 固定+軽めプリセット

効果▶ 送出ビットがブレず画質が安定、CPU 負荷も軽減
ffmpeg -re -i input.mp4 \
  -c:v libx264 -preset veryfast -b:v 8000k -minrate 8000k -maxrate 8000k \
  -c:a aac -b:a 128k \
  -f flv rtmp://yourserver/live/stream

Tip 4 │ sendfile + キャッシュバッファ

効果▶ ファイル配信(VOD)の帯域を5 % 〜 8 % 上積み
# nginx.conf
sendfile       on;
tcp_nopush     on;
proxy_cache_use_stale updating;

Tip 5 │ モニタリング → 自動スケール

効果▶ 帯域が 80 % を超えた瞬間に CDN キャッシュへ逃がし、障害ゼロ
# Netdata で帯域を 1 秒ごと可視化
docker run -d --name=netdata -p 19999:19999 \
  --cap-add=sys_ptrace --security-opt apparmor=unconfined \
  netdata/netdata:stable

覚えやすい順番▶ 「B・N・F・C・M
BBR → NIC → FFmpeg → Cache → Monitor の順に施策を入れると、
ボトルネックを漏れなく潰せます。

次章では、これらの設定を適用したうえで“どの構成が自分に合うか”を用途別に提案します。

ケーススタディ:用途別おすすめ構成

【マーケ/広報の方へ】 青いボックスで「ビジネス効果」を、
数字+言葉でまとめています。

【クリエイタの方へ】 必要なビットレート・設定例はグレー枠でコピペできます。

1. ライブ配信イベント(スポーツ・音楽フェス)

ビジネス効果▶ 遅延 3 秒未満でチャット・投げ銭がリアル同期 → 課金率+15 %
要件 推奨値
同時接続 〜500 名
解像度 1080p / 60fps
遅延目標 < 3 秒
構成 Xserver + Cloudflare CDN(Edge 30 秒キャッシュ)
# OBS → SRT で送信
srt://YOUR_SERVER_IP:1935?mode=listener

2. VOD サブスクサービス

ビジネス効果▶ 転送課金ゼロで 1 TB 配信 → 年間コスト▲60 %
要件 推奨値
同時接続 〜300 名
配信形式 HLS 3/6/8 Mbps 多段
ストレージ Backblaze B2(オリジン)
構成 Xserver(リバースプロキシ)+Cloudflare R2 キャッシュ
# nginx.conf でオリジンを指定
proxy_pass https://b2bucket.s3.us-west-001.backblazeb2.com;

3. 社内向け eラーニング

ビジネス効果▶ 月額 約¥1,000 で社内研修を動画化 → 移動費・会場費ゼロ
要件 推奨値
同時接続 〜100 名
解像度 720p / 30fps
セキュリティ 社内 IP 制限 + Basic 認証
構成 Xserver 単体(CDN 不要)+HLS AES-128 暗号化
# HLS 暗号キー自動生成スクリプト(抜粋)
openssl rand 16 > enc.key

サマリー▶
500 名以下の配信なら Xserver + 無料 CDN が “速い・安い・簡単”。
用途が固まったら、この表を参考にビットレートとキャッシュ設定を微調整してみてください。

次章ではよくある質問を Q&A 形式でまとめ、導入前の疑問を一気に解消します。

よくある質問(FAQ)

【マーケ/広報の方へ】 青文字で “ビジネスに効く要点” を示しています。

【クリエイタの方へ】 グレー枠に実践コマンドや設定例を載せています。

Q1. Xserver で同時接続は何人まで配信できますか?

答え:チューニング済みで約 500 名
それ以上は無料 CDN(Cloudflare)を併用し、Edge キャッシュで負荷を分散してください。

# クリエイタ向け:接続テストコマンド
k6 run -e VUS=500 webrtc_load.js
    

Q2. 転送量無制限でも本当に速度制限はかからない?

答え:10 Gbps の物理上限内なら制限なし
P2P 配信や違法コンテンツなど規約違反がなければスロットリングは行われません。

Q3. 4K 配信に必要な最低ビットレートは?

答え:HEVC で 20 Mbps、AV1 なら 15 Mbps が目安
動きの激しい映像は+20 % 余裕を持たせましょう。

# AV1 4K 配信用コマンド例
ffmpeg -re -i 4k_source.mp4 -c:v libaom-av1 -b:v 15M \
 -c:a aac -b:a 160k -f flv rtmp://yourserver/live/4k
    

Q4. OBS だけで低遅延配信できますか?

答え:できます。鍵は SRT + BBR v2
遅延 3 秒未満を狙うなら OBS → SRT 送信 & サーバー側で BBR v2 を有効に。

Q5. 録画ファイルもサーバーに置いてよい?

答え:短尺なら可、長尺は外部ストレージ推奨
1 時間超のアーカイブは Backblaze B2 などに置き、配信用帯域を確保しましょう.

まとめと導入チェックリスト

【マーケ/広報の方へ】 青文字に “ビジネスで役立つ要点” を凝縮しています。

【クリエイタの方へ】 チェック項目に沿って設備を確認するだけで、配信準備が完了します。

この記事のポイント 30 秒まとめ

  • Xserver は「1 Mbps=82 円」と最安──500 名規模なら転送課金ゼロで勝てる。
  • BBR v2 + HTTP/3 で平均スループット+15 %、遅延 3 秒未満を実現できる。
  • 用途別おすすめは
    ─ ライブ=Xserver+無料 CDN
    ─ VOD=Xserver(プロキシ)+B2 ストレージ
    ─ 社内 eラーニング=Xserver 単体+IP 制限。

導入前チェックリスト(10 項目)

項目 Yes No
想定同時接続数を試算し、帯域を逆算した
配信解像度 / fps に最適なビットレートを設定した
TCP BBR v2HTTP/3 を有効にした
NIC オフロード & IRQ バランスを調整した
FFmpeg CBR 固定で送信レートを安定化した
E メール or アプリで帯域 80 % 以上をアラート通知
録画ファイルは外部ストレージに保存する設計にした
SSL/TLS と IP 制限でセキュリティを確保した
無料 CDN との併用で従量課金ゼロ化を検討した
サーバー費+想定 CDN 費の月額合計を算出した

マーケ視点▶ この 10 項目がすべて “Yes” なら、配信 ROI で失敗するリスクは限りなくゼロ
クリエイタ視点▶ チェック欄を紙に印刷して PC 横に貼っておくと便利です。

このチェックが終わったら、下のキャンペーンリンクから Xserver を試してみてください。
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申し込み〜配信開始まで “10 分” で完了

  1. お申し込みフォームに入力(2 分)
  2. サーバー開通メールを確認(即時)
  3. Nginx-RTMP をワンクリックインストール(3 分)
  4. OBS に RTMP URL を設定(2 分)
  5. 初回テスト配信(3 分)

コツ ▶ HTTP/3 と BBR v2 は
サーバーパネル → 高速化設定 → ネットワーク でチェックを入れるだけ。
ターミナル操作は不要です。

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今後の技術トレンド:AV1/Edge CDN/低遅延プロトコル

【マーケ/広報の方へ】 青い吹き出しで「ビジネスインパクト」をまとめています。

【クリエイタの方へ】 設定例やコマンドはグレー枠にあるので、そのまま試せます。

1. AV1 コーデック ─ 帯域 30 % 削減の切り札

ビジネス効果▶ 画質そのまま 転送コスト▲30 % = 広告・サブスクの粗利アップ
  • 主要ブラウザ対応率 90 % 超(2025 Q2 見込み)。
  • ハードウェアデコード搭載スマホ/STB が急増、視聴側の負荷も低下。
# クリエイタ向け:AV1 1080p エンコード例
ffmpeg -i input.mp4 -c:v libaom-av1 -cpu-used 4 -b:v 6M \
  -c:a aac -b:a 128k output_av1.mp4

2. Edge CDN ─ キャッシュを “視聴者のすぐそば” へ

ビジネス効果▶ レイテンシ 30 % 短縮、エンゲージメント+10 %

従来の「国内 2〜3 拠点」CDNと違い、Edge CDN は ISP・5G 基地局単位でキャッシュ。
5 – 15 ms の超低遅延で、ライブコマースや e スポーツ配信に最適です。

3. 低遅延プロトコル ─ SRT・WebTransport・QUIC-RTP

プロトコル 主な特徴 遅延目安
SRT ARQでパケット再送/暗号化内蔵
OBS・FFmpeg 標準対応
2 – 4 秒
WebTransport HTTP/3 上の双方向ストリーム
ブラウザネイティブ化が進行
1 – 3 秒
QUIC-RTP RTP を QUIC Datagram にカプセル化(IETF草案) <1 秒(目標)
# クリエイタ向け:OBS で SRT 送信
srt://YOUR_SERVER_IP:1935?mode=caller&latency=120

まとめ▶ AV1 + Edge CDN + 低遅延プロトコル
2026 年以降の “鉄板スタック”。今のうちにテスト環境を作り、段階的に移行プランを描けば
コスト削減 × 視聴体験向上 を同時に実現できます。

おわりに:高帯域サーバーで配信の一歩を踏み出そう

ここまで帯域の重要性 → 実測データ → コスト → チューニング → 用途別構成 → 未来トレンドと駆け足で説明してきました。
マーケ/広報の方へ: ブランド体験を損なわない“滑らかな映像”は、視聴者の信頼とコンバージョン率を確実に底上げします。
クリエイタの方へ: root 権限+月額定額の高速レンタルサーバーなら、配信テクを存分に試せます。

もし「まずは小さく試したい」という方は、上のキャンペーンリンクから Xserver を契約し、OBS → SRT → HTTP/3 の最小セットでテスト配信してみてください。
10 分後には、高帯域・低遅延の配信環境が手の中にあるはずです。

私たち 合同会社トビガスマル では、法人向けの配信インフラ設計から個人クリエイタ向けの技術サポートまで幅広く対応しています。
「うちの場合はどうすれば?」という疑問があれば、お気軽にご相談ください。

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