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耕作放棄地活用の成功事例と新たなアプローチ「はま茶」

こんにちは、合同会社トビガスマル代表社員の廣瀬です。
弊社が地域貢献事業として取り組んでいる「はま茶栽培プロジェクト」は、各圃場とも、順調に生育しています。

はま茶栽培は、弊社が本店を置く岡山県新見市では比較的に軽農業だと思います。
耕作放棄地は全国各地で問題になっていますが「適切な活用方法を見つけることで、地域経済に新たな活力をもたらすことができる」と証明できれば幸いです。

この記事では、弊社が取り組んでいる、はま茶のことや、耕作放棄地の有効活用に成功した事例、その他のアイデアについて書きます。ぜひ最後までお読みください!

耕作放棄地の定義と背景

耕作放棄地とは

耕作放棄地とは、一定期間以上にわたり作物が栽培されていない農地を指します。
主に高齢化や後継者不足が原因とされています。日本の農業は、長年、高齢化と後継者不足という深刻な問題を抱えてきました。特に、農村地域では、高齢農家の引退や若者の都市部への流出が加速し、耕作放棄地の増加につながっています。
耕作放棄地は、放置されたままの状態では、土壌の劣化や水質汚染、景観の悪化など、様々な問題を引き起こす可能性があります。そのため、耕作放棄地を有効活用し、農業の活性化や地域社会の再生につなげる取り組みが重要となっています。

耕作放棄地の増加原因

耕作放棄地の増加には、様々な要因が複合的に作用しています。主な原因としては、以下の点が挙げられます。

農業従事者の高齢化

日本の農業従事者の平均年齢は上昇傾向にあり、高齢化が加速しています。高齢農家は、体力的な衰えや後継者不足により、耕作を続けることが困難になるケースが増加しています。

都市への人口流出

経済的な理由や生活の利便性などを求めて、若者が都市部へ流出する傾向が強まっています。そのため、農村地域では人口減少が進み、農業従事者も減少しています。

農業の経済的な厳しさ

農業は、天候に左右されやすく、収益が安定しないという側面があります。近年では、農業資材の高騰や農産物の価格低迷など、農業経営を取り巻く環境は厳しさを増しています。そのため、農業を続けることが困難となり、耕作放棄地が増加しているという現状があります。

農業の後継者不足

農業は、体力的にきつく、収入が安定しないというイメージが強く、若い世代にとって魅力的な職業とは言えません。そのため、農業の後継者不足が深刻化し、耕作放棄地が増加しています。

遊休農地との違い

遊休農地は、一時的に農業が行われていない土地であり、状況が整えば再度耕作が行われる可能性があります。耕作放棄地との違いは、耕作の意思があるかどうかです。遊休農地は、耕作の意思があり、一時的に休耕している状態であるのに対し、耕作放棄地は、耕作の意思がなく、放置されている状態です。

遊休農地は、耕作再開の可能性があるため、耕作放棄地よりも積極的に活用していく必要があります。例えば、休耕期間中に土壌改良を行い、再び耕作可能な状態にするなど、適切な管理が必要です。

耕作放棄地の活用法

作物転換による収益増加

耕作放棄地を再び利用可能にするためには、収益性の高い作物を導入することが重要です。従来の作物では収益が得られない場合、需要の高い作物や、栽培管理が容易な作物への転換を検討する必要があります。例えば、そばやなたね、果樹などは、比較的栽培が容易で、収益も見込めるため、耕作放棄地の活用に適しています。

また、地域特産品として、ブランド化を図ることで、付加価値を高めることも可能です。地域ブランドとして、高価格で販売できるようになれば、耕作放棄地の活用による収益増加に大きく貢献します。

体験型農園の開設

耕作放棄地を活用した体験型農園の開設は、地域振興と収益増加を両立できる有効な手段です。都市住民が農業体験を通して、食の大切さや農村の暮らしに触れる機会を提供することで、地域への関心を高めることができます。また、体験型農園は、観光客誘致にも効果を発揮し、地域経済の活性化に貢献します。

体験型農園では、野菜の収穫体験や農作業体験、農業に関する学習など、様々なプログラムを提供することで、幅広い層のニーズに対応することができます。さらに、農産物の直売所やカフェなどを併設することで、収益源を増やすことも可能です。

営農型太陽光発電

耕作放棄地に太陽光発電設備を導入することで、農業と発電を同時に行うことができます。営農型太陽光発電は、環境負荷の少ない再生可能エネルギーを活用することで、地球温暖化対策にも貢献します。また、発電事業による収益は、農業経営の安定化や新規就農者の育成に役立ちます。

営農型太陽光発電では、太陽光パネルの設置方法や発電量などを工夫することで、農業との両立を図ることができます。例えば、パネルの下に作物を栽培したり、パネルの傾斜角度を調整したりすることで、日照量を確保しながら発電を行うことができます。

成功事例の紹介

生産性の高い作物を導入した事例

耕作放棄地に、収益性の高い作物を導入することで、農業経営の安定化と地域経済の活性化を実現した事例は数多く存在します。例えば、特定の地域で栽培に適した作物を導入し、地域ブランドとして販売することで、高価格での販売を実現した事例があります。また、栽培技術の向上や、新たな販路開拓などにより、収益性を高めた事例も見られます。

体験型農園の事例

耕作放棄地を活用した体験型農園は、都市住民に人気が高まっており、地域振興に大きく貢献しています。週末農業や観光農園として再生し、都市住民に農業体験を提供することで、食の大切さや農村の暮らしを伝えるとともに、地域への関心を高めています。また、農産物の直売所やレストランなどを併設することで、収益源を増やし、持続可能な運営を実現している事例も見られます。

再生可能エネルギーとの連携

耕作放棄地に再生可能エネルギーを導入することで、環境負荷の低減と収益増加を両立した事例も増えています。特に、営農型太陽光発電は、農業と発電を同時に行うことで、新たな収益源を生み出し、農業経営の安定化に貢献しています。また、地域住民への雇用創出や、地域エネルギーの供給など、地域社会への貢献も期待されています。

耕作放棄地活用のためのポイント

地域との連携

耕作放棄地の活用は、地域住民や自治体との連携が不可欠です。地域住民の意見を聞き取り、地元のニーズを反映したプロジェクトを推進することで、地域全体で耕作放棄地を活用していくことができます。また、自治体からの支援や情報提供を受けることで、スムーズな事業展開が可能になります。

適切な作物の選定

耕作放棄地の活用には、地域の気候や土壌に適した作物を選択することが重要です。適切な作物を選択することで、効率的な土地活用が可能になり、収益性も高まります。また、地域特産品として、ブランド化を図ることで、付加価値を高めることも可能です。

補助金や支援制度の活用

耕作放棄地の活用には、国や地方自治体から様々な補助金や支援制度が用意されています。これらの制度を活用することで、初期投資を抑え、持続可能な運営を実現することができます。補助金や支援制度の情報収集は、農林水産省や地方自治体のホームページなどで確認することができます。

まとめ

耕作放棄地は、放置されることで土壌の劣化や水質汚染、景観の悪化など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。しかし、適切な方法で活用することで、地域経済の振興や環境の改善に大きく貢献することができます。

弊社トビガスマルでは、はま茶の栽培を通じて耕作放棄地活用の新たなアイデアを提案したいと考えています。
耕作放棄地の活用には、地域との連携、適切な作物の選定、補助金や支援制度の活用など、さまざまなポイントがあります。これらをうまく活用し、持続可能な農業ビジネスを実現することで、地域の未来を明るくすることができるはずです。

はま茶についてご興味がある方や具体的な方法を知りたい方は、ぜひトビガスマルにご相談ください。一緒に地域の未来を築いていきましょう。

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