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初心者でも簡単!クオリティの高いミュージックビデオの作り方

代表社員 廣瀬高之

こんにちは。クセは強いが、映像は美しい──トビガスマルの廣瀬です。
「自分の曲でミュージックビデオを作ってみたい!」
そう思っても、最初の一歩ってなかなか踏み出せませんよね。
でも大丈夫。MVづくりは、特別な才能よりも“準備と段取り”が大事なんです。

本記事では、初心者でもクオリティ高く仕上げられるMV制作の方法を、構想から撮影・編集・公開まで、トビガスマル流にやさしく解説していきます。

iPhoneひとつでもOK。無料の編集ソフトでも十分。
あなたの曲を、誰かの心に届く“映像作品”にしてみませんか?

MV制作を始める前に知っておきたいこと

「MV(ミュージックビデオ)を作る」と聞くと、なんとなく難しそうに感じるかもしれません。 でも、ポイントさえ押さえれば、初心者でも作品として成立するMVは作れます。

まずは、基本となる「MV制作とは何か?」から整理していきましょう。

PVとMVの違いを理解する

まず混同しがちなのが「MV(ミュージックビデオ)」と「PV(プロモーションビデオ)」の違い。 この2つ、実は明確に線引きされているわけではありませんが、用途に違いがあります。

  • MV:アーティストの楽曲の“世界観”を表現するための映像作品
  • PV:販促や告知を目的とした“宣伝”色の強い映像

つまりMVはアート性、PVは機能性が強め。
YouTubeなどで視聴者を惹きつけるには、MV的な感覚で作る方が刺さりやすいんです。

必要なスキルと機材を把握する

MV制作に必要なものをざっと挙げると、以下の通り。

  • 📷 カメラ(スマホでもOK)
  • 💻 動画編集ソフト(無料・有料どちらでも可)
  • 🎵 音楽データ(WAVまたはMP3推奨)
  • 💡 ライト(できれば1つあると映える)

スキルとしては、

  • 構成を考える力(ざっくりでもOK)
  • 撮影の基本(手ブレ・ピント・構図)
  • カット編集と同期の技術

ただし、プロと同じレベルを目指す必要はありません
最初は「伝えたいものがある」ことが何より大切。トビガスマルでも「まずは試す」がモットーです。

MV制作の流れを把握する

全体の流れはこんな感じ:

  1. 楽曲の分析(テンポ・構成・雰囲気)
  2. コンセプトの決定(テーマや物語性)
  3. 撮影(実写 or アニメーション)
  4. 編集(リズム合わせ、カラーグレーディングなど)
  5. YouTubeやSNSで公開

このあとで詳しく解説していきますが、流れを知っておくだけで「次に何をすればいいか」が見えるようになります。

初心者でも使える!MV制作に役立つ無料ツールまとめ

「有料ソフトは難しそう…」という方も、無料ツールで十分クオリティの高いMVは作れます。以下はトビガスマルが実際に推奨している、初心者向けの無料ツールたちです。

  • CapCut:スマホで簡単MV編集。テロップやエフェクトも豊富
  • VN:初心者に優しいUIで、音楽との同期がやりやすい
  • DaVinci Resolve(無料版):プロ級のカラーグレーディングが可能
  • Canva:サムネイルやリリック画像の作成に最適

これらのツールは、機材にお金をかけずにまず“作ってみる”を叶えてくれる味方です。

MVのコンセプトを練る

MVは「カメラで撮って編集すれば完成」…ではありません。
その前に絶対やっておきたいのが“コンセプトづくり”。 これをサボると、ただのスライドショーや記録映像になってしまいます。

MVは「音楽と映像が、同じ気持ちを届けること」が命。 そのために、以下の3ステップで“映像の設計図”を描いていきましょう。

楽曲のテーマを深く理解する

まずやるべきは、楽曲の読解。 作詞作曲者であっても、いったん“リスナー目線”で自分の楽曲を聴いてみましょう。

次のような点をチェック:

  • この曲の感情は?(例:希望・切なさ・怒り)
  • 映像にしたら何色?(カラーコンセプト)
  • どんな季節・時間帯・風景が浮かぶ?

トビガスマルでも、MV制作時はまずチーム全員で「音を言葉にする時間」を設けます。
ここを省くと、“合ってるようでズレてるMV”になりがちなので要注意です。

具体的なストーリーを構築する

曲の世界観が見えたら、それに沿った“物語”を考えましょう。
物語といっても、壮大な脚本は不要。ワンシーンでも十分成立します。

ストーリー例:

  • 恋人とのすれ違い → 回想 → 再会(エモ系バラード)
  • 朝の目覚め → 成長 → 夕暮れ(インスト曲)
  • 日常の風景 → ライブ感(バンド系)

ストーリーがあると、MVは“1回だけじゃなく、何度も観たくなる映像”になります。
感情の流れや展開をうまく乗せることで、観る人の記憶に残るんです。

絵コンテを作成する

最後にやっておきたいのが絵コンテ(ざっくり絵でOK)の作成です。
MVの中でどのタイミングで何が映るか、簡単にでも描き出しておきましょう。

例えば:

タイム 映像内容 備考
0:00〜0:10 風が吹く草原 イントロ、ドローンショット
0:10〜0:30 主人公が歩く 歌い出し、リップシンクあり
0:30〜1:00 回想シーン 過去の恋人と再会の伏線

絵が苦手でも、文字だけの“タイムライン表”でもOK。 撮影・編集時のブレを防ぐためにも、絵コンテは“MVの地図”です。

撮影と編集のテクニック

ここからはいよいよ実践編。 「カメラは何を使えば?」「編集って何から始めたら?」という疑問をひとつずつ解決していきます。

プロっぽさを出すコツは、高価な機材より「丁寧な計画と工夫」にあります。
ぜひ参考にしてください。

撮影機材の選び方と設定

まず、MV撮影でよく使われる機材は次のとおり:

  • 📱 スマホ(iPhone 13 以降でも十分に美しい)
  • 📷 ミラーレス一眼(SONY αシリーズ、Canon EOSシリーズ など)
  • 🎤 外部マイク(音楽同期には不要だが、現場音収録には便利)
  • 💡 LEDライト・自然光(光が命)
  • 🦿 三脚 or ジンバル(手ブレ防止)

初心者には、まず三脚+スマホでの撮影をおすすめします。
解像度はフルHD(1920×1080)以上、フレームレートは24fps or 30fpsを基本にしましょう。

重要なのは「ブレを抑え、光を意識する」こと。トビガスマルでも、朝や夕方の自然光を狙った撮影がとても多いです。

動画編集ソフトを活用する

編集ソフトは、予算やPCスペックに応じて以下から選べばOKです。

  • CapCut/VN/Canva:スマホだけで完結!初心者向け
  • iMovie/DaVinci Resolve(無料版):Mac・PCユーザーの王道
  • Premiere Pro/Final Cut Pro:プロ仕様。慣れてきたら挑戦を

編集のポイントは以下の3つ:

  1. カットを音楽に“リズムで合わせる”
  2. カラーフィルターやLUTで世界観を統一
  3. 冒頭10秒で印象的なシーンを入れる

トビガスマルでも、MVは「0:03で心を掴めるか」を基準にしています。
最初の10秒を大切にするだけで、再生数・視聴完了率が変わります。

映像に動きとエフェクトを加える

シンプルな映像でも、“動き”をつけることでグッと引き込まれるMVになります。

  • 🔁 スローモーションやタイムラプスでリズムに変化を
  • 🔍 ズームイン・アウト(キーフレームでアニメーション)
  • 💥 トランジション(ディゾルブ・スライド・フラッシュなど)

派手すぎるエフェクトはNGですが、楽曲の盛り上がりに合わせた動きは、視聴者の心をグッと掴みます。

特におすすめはリリック入りMV(歌詞テロップ入り)で、初心者でも世界観を伝えやすく、SNSでもバズりやすいです。

MV制作でよくある失敗とその対策

撮影素材が足りない/使えない

「思ったより撮れてなかった」「ピンボケ・ブレで使えない」というミスは初心者あるある。事前に構図をイメージし、同じカットを2〜3パターン撮っておくと安心です。

リズムがズレる・テンポに合わない

映像編集で「なんか気持ちよくない…」となるのは、リズムが合っていないケースが多いです。編集前に曲のBPM(テンポ)を把握し、拍に合わせてカットを置くことで改善されます。

イメージが曖昧なまま撮り始めて迷走

ストーリーやコンセプトが曖昧だと、撮影後に「何をつなげばいいの?」状態になります。必ず簡単な絵コンテやタイムラインメモを作ってから撮影に入りましょう。

アニメーションMVに挑戦

「実写の撮影はちょっとハードルが高い…」「イメージを自由に表現したい」 そんな方におすすめなのがアニメーションMVです。

VTuber文化やSNSでのリリック動画ブームも追い風になり、アニメMVはジャンル問わず注目されています。 実写では表現できない“世界観”を描けるのが、何よりの魅力です。

アニメーションMVの魅力

アニメMVの利点は、以下のような点にあります。

  • 🎨 実写では表現しにくい空想的・ファンタジー的な演出が可能
  • 💻 撮影不要。作業はすべてPC上で完結
  • 👀 SNSやYouTubeでの再生・保存・拡散率が高い

特に“切ない歌詞 × 柔らかい2Dイラスト”は、Z世代にバズりやすい鉄板構成。 トビガスマルでも、手描きアニメ風MVはライブ配信やTikTok広告との相性が抜群だと実感しています。

おすすめのアニメーション制作ソフト

初心者向けからプロ仕様まで、アニメーション制作ソフトは多数あります。 MV向けにおすすめなのは以下の通りです:

  • Canva Pro:手軽にリリックアニメが作れる(テンプレ豊富)
  • Vyond:キャラクターアニメーションが簡単(ビジネス系にも◎)
  • After Effects:本格的な演出に対応(キーフレーム操作が鍵)
  • Blender:3Dアニメーションも可能(完全無料)

「歌詞に動きをつけたい」「手書き風の表現を入れたい」など、目的に応じてツールを選ぶのがポイントです。 映像に“息吹”を吹き込むなら、After Effectsの学習は避けて通れません。

外注という選択肢

「アニメーションは自作できない」「時間がない」という方は、プロに依頼するのもひとつの手です。

イラストレーター、モーションデザイナーなどとのコラボで、MVはまるで別物のように生まれ変わります。
ココナラやSKIMAなどのプラットフォームでは、比較的安価に発注可能です。

ただし、「世界観」「色味」「尺感」のすり合わせが命。 トビガスマルでは、絵コンテ+リファレンス動画+楽曲分析シートをもとに発注を行うことで、ズレの少ない作品づくりを実現しています。

MV公開後にやるべきプロモーション施策

YouTubeのタイトル・タグ・概要欄を最適化

MVは「何の曲か」「誰の曲か」がすぐわかるタイトルにするのが基本です。タグには「オリジナル曲」「MV」「アーティスト名」などを設定し、検索に強くしましょう。

SNSでの告知は“分割戦略”を

1本のMVをそのままリンクでシェアするだけでなく、「0:15のエモいシーンだけ切り出して投稿」「歌詞画像と合わせてシェア」など、複数パターンのアプローチを試すと拡散力がUPします。

サムネイルとイントロの改善で“クリック率”向上

クリック率はサムネイルでほぼ決まります。曲の雰囲気に合った色合いやタイポグラフィを意識しましょう。最初の10秒は“期待を裏切らない映像”で引き込むのがポイントです。

まとめ:創造性を活かして最高のMVを

MV制作は、特別な機材やスキルがなくても始められます。
大切なのは、「どんな想いを、どんな風景に乗せたいか」というあなたの感性です。

本記事では、

  • MVとPVの違い、制作の流れ
  • コンセプト設計・ストーリーボードの作り方
  • 実写とアニメーション、それぞれの表現方法
  • 初心者向けの編集ソフトや撮影機材の選び方

などを通して、“MVづくりの最初の一歩”をサポートしてきました。

そして何より伝えたいのは、「映像は自己表現のツール」だということ。 あなたが感じたこと、伝えたいことを、音楽とともに映像にする──それだけで、立派なミュージックビデオです。

迷ったら、誰かに見せてみよう

「これで合ってるかな?」「ちょっと恥ずかしい…」 そんな気持ちはよくわかります。でも、MVは誰かの心に届いて初めて完成します。

勇気を出して、SNSにアップしてみてください。 思わぬ反応や「いいね!」が、次の創作意欲につながるはずです。

MV制作、トビガスマルもお手伝いします

「構成だけ相談したい」「編集だけお願いしたい」 そんなときは、ぜひトビガスマルにご相談ください。

プロの技術と遊び心を兼ね備えたスタッフが、あなたのMVづくりを全力でサポートします。
セルフ制作のステップアップにも、全面制作にも対応可能です。

それでは、あなたの音楽と創造性が、素敵な映像となって誰かに届きますように。

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