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タイムラプス撮影のコツ10選|インターバル設定・露出(フリッカー)・編集まで

代表社員 廣瀬高之

こんにちわ、クセノツヨイ映像制作会社「トビガスマル」の廣瀬です。
映像制作の現場では、よくタイムラプス撮影を使います。

雲が流れていく空。 夕暮れから夜へ変わる街。 イベント会場が出来上がっていく様子。

こうした「時間の流れ」を、数十秒の映像に圧縮して見せるのがタイムラプス撮影です。

しかし、いざ撮ってみると…

  • なんだかカクカクする
  • 明るさがチラつく(フリッカー)
  • 思ったより動きが弱い
  • 撮影時間の割に映像が短すぎる

といった失敗も多いのが、この撮影方法の難しいところです。

タイムラプスは、

「撮る前の設計」で8割決まる

と言っても過言ではありません。

インターバル設定、露出、撮影枚数、編集方法。 これらを少し理解するだけで、映像のクオリティは大きく変わります。

この記事では、

タイムラプス撮影のコツを10個

にまとめて解説します。

これからタイムラプスを撮りたい人はもちろん、 「なんとなく撮っているけど、もう一歩良くしたい」という方にも役立つ内容です。

現場で実際に使っている考え方をベースに、 できるだけ分かりやすく紹介していきます。

タイムラプス撮影のコツ① まず完成する動画の長さを決める

タイムラプス撮影で一番多い失敗は、

「とりあえず撮り始める」こと

です。

通常の動画撮影とは違い、タイムラプスは

完成する動画の長さから逆算して撮影します。

なぜなら、タイムラプスは写真をつなげて動画にするからです。

例えば、30fpsの動画を作る場合。

  • 1秒の動画 → 30枚の写真
  • 10秒の動画 → 300枚
  • 20秒の動画 → 600枚

が必要になります。

つまり、

「何枚撮るか」=「動画の長さ」

なのです。

完成尺を決めずに撮影すると、

  • 動画が短すぎる
  • 逆に撮りすぎてデータが膨大になる

といった問題が起きます。

まずは

「何秒のタイムラプス動画を作るのか」

を決めてから撮影を始めましょう。

タイムラプス撮影のコツ② インターバル(撮影間隔)を被写体に合わせる

タイムラプス撮影で重要なのが

インターバル設定

です。

これは

「何秒おきに写真を撮るか」

を決める設定です。

被写体によって適切な間隔は変わります。

例えば、

  • 雲の流れ → 3〜5秒
  • 街の人の流れ → 2〜3秒
  • 夕焼け・日の入り → 5〜10秒
  • 星空 → 15〜30秒
  • 建設現場 → 30秒〜数分

インターバルが短すぎると、動きの変化が小さくなります。

逆に長すぎると、映像がカクカクしてしまいます。

被写体の動きの速さに合わせて調整する

これがタイムラプス撮影の基本です。

タイムラプス撮影のコツ③ シャッタースピードは「少し遅め」にする

タイムラプスがカクカクして見える原因の一つが、

シャッタースピードが速すぎること

です。

シャッタースピードが速すぎると、

一枚一枚の写真が止まりすぎて、

動きが硬く見える

ことがあります。

そこで重要になるのが、

モーションブラー(動きのブレ)

です。

例えば、

  • インターバル 5秒 → シャッター1/2〜1秒
  • インターバル 3秒 → シャッター1/2秒程度

など、少し遅めのシャッターにすることで、

自然な動きのタイムラプスになります。

昼間の撮影では明るすぎるため、

NDフィルター

を使うこともよくあります。

タイムラプス撮影のコツ④ フリッカー(明るさのチラつき)を防ぐ

タイムラプス撮影でよく起きるトラブルが、

フリッカー(明るさのチラつき)

です。

動画を再生すると、

  • 明るさがパカパカ変わる
  • 露出が安定しない
  • なんとなく落ち着かない映像になる

という現象が起きることがあります。

これは多くの場合、カメラの自動設定が原因です。

タイムラプスでは、

カメラの設定は基本的にすべて固定

にします。

具体的には次の設定です。

  • ISO感度
  • シャッタースピード
  • 絞り
  • ホワイトバランス

これらをオートにしていると、 写真ごとに露出が微妙に変化し、フリッカーが発生します。

特にホワイトバランスは見落とされがちなので注意しましょう。

タイムラプス撮影のコツ⑤ 三脚は「思っている以上に重要」

タイムラプスは、

数百枚〜数千枚の写真をつなげて作る映像

です。

そのため、カメラが少しでも動くと、

  • 画面が揺れる
  • 構図がズレる
  • 編集で補正できない

といった問題が起きます。

屋外撮影では特に、

  • 地面の振動
  • 人がぶつかる

などの影響を受けやすくなります。

そのため、

安定した三脚を使うこと

がとても重要です。

場合によっては、

  • 三脚に重りをつける
  • 地面の安定した場所を選ぶ

といった対策も必要になります。

タイムラプス撮影のコツ⑥ ピントは必ず固定する

タイムラプス撮影では、

オートフォーカスは基本的に使いません。

AFのまま撮影すると、

  • ピントが行ったり来たりする
  • 画面が微妙に揺れる
  • ピント位置が変わる

といった問題が発生します。

そのため、

一度ピントを合わせたら、MF(マニュアルフォーカス)に切り替える

のが基本です。

特に遠景の風景タイムラプスでは、

無限遠にピントを合わせて固定

しておくと安定します。

タイムラプス撮影のコツ⑦ 撮影枚数とデータ容量を計算しておく

タイムラプス撮影では、

思っている以上に大量の写真を撮影します。

例えば、

  • 30fps動画
  • 完成尺20秒

の場合、

600枚の写真

が必要になります。

もしRAWで撮影すると、

1枚30MB × 600枚 = 約18GB

というデータ量になります。

さらに長時間のタイムラプスでは、

  • 数千枚
  • 数万枚

になることもあります。

そのため撮影前に

  • 必要な撮影枚数
  • ストレージ容量
  • バッテリー持続時間

を確認しておくことが大切です。

途中でメモリーカードがいっぱいになってしまうと、

タイムラプスはそこで終了

してしまいます。

タイムラプス撮影のコツ⑧ Lightroomで写真の色を整える

タイムラプスは、

撮影した写真を動画に変換して作ります。

そのため編集では、

まず写真の色を整える作業

を行います。

この作業でよく使われるのが

Adobe Lightroom

です。

Lightroomでは、

  • 露出調整
  • コントラスト
  • 色味
  • シャドウ

などを1枚の写真に調整すれば、

すべての写真に一括適用

することができます。

これにより、

統一感のあるタイムラプス映像

を作ることができます。

タイムラプス撮影のコツ⑨ Premiere Proで動画に変換する

写真の調整が終わったら、

動画に変換

します。

多くの映像制作者が使っているのが

Adobe Premiere Pro

です。

Premiereでは、

連番画像として読み込む

ことで、

写真をそのまま動画に変換できます。

このとき設定するのが

  • 24fps
  • 30fps

といったフレームレートです。

フレームレートが高いほど、

滑らかなタイムラプス映像

になります。

タイムラプス撮影のコツ⑩ 撮影前の設計がすべてを決める

ここまで紹介してきましたが、

タイムラプス撮影で最も重要なのは

撮影前の設計

です。

具体的には、

  • 完成する動画の長さ
  • インターバル設定
  • 撮影枚数
  • 露出設定
  • バッテリーと容量

をあらかじめ決めておきます。

タイムラプスは、

撮影してから修正することが難しい映像

です。

だからこそ、

撮影前の準備

がとても重要になります。

タイムラプス撮影であると便利なおすすめ機材

タイムラプス撮影は、カメラだけあれば撮れるわけではありません。

安定した三脚、インターバル撮影、露出コントロールなど、 いくつかの機材を用意することで撮影の成功率が大きく上がります。

ここでは、タイムラプス撮影でよく使われる機材を紹介します。

① インターバルタイマー(インターバロメーター)

タイムラプス撮影では、

一定間隔でシャッターを切る機能

が必要になります。

最近のカメラには内蔵されている場合もありますが、 外部インターバルタイマーを使うと設定の自由度が高くなります。

例えば、

  • 2秒ごとに撮影
  • 5秒ごとに撮影
  • 10秒ごとに撮影

といった細かな設定が可能になります。

特に長時間のタイムラプスでは、 インターバルタイマーがあると撮影が安定します。


② 安定した三脚

タイムラプス撮影では、

カメラが動かないこと

がとても重要です。

数百枚〜数千枚の写真を撮影するため、 わずかな揺れでも映像に影響します。

そのため、

  • 安定した三脚
  • 重りを掛けられるタイプ
  • 風に強いモデル

を選ぶと安心です。

三脚はカメラより長く使う機材なので、 少し良いものを選ぶのがおすすめです。


③ NDフィルター

昼間のタイムラプスでは、

シャッタースピードが速くなりすぎる

ことがあります。

そのままだと、

動きがカクカクした映像

になってしまいます。

そこで使うのが

NDフィルター

です。

レンズに装着することで光量を抑え、

シャッタースピードを遅くできる

ため、自然な動きのタイムラプスになります。


④ 予備バッテリー・大容量メモリーカード

タイムラプス撮影は長時間になることが多く、

  • バッテリー切れ
  • メモリー不足

で途中終了してしまうことがあります。

そのため、

  • 予備バッテリー
  • 大容量メモリーカード
  • モバイル電源

などを用意しておくと安心です。


⑤ スライダー(動くタイムラプスを撮る場合)

少し上級者向けですが、

カメラスライダー

を使うと、

動きのあるタイムラプス

を撮影することができます。

カメラがゆっくり移動することで、

  • 雲の流れ
  • 街の動き
  • 夕焼け

などが、よりダイナミックに表現できます。


まとめ|機材でタイムラプスの成功率は大きく変わる

タイムラプス撮影では、

  • 三脚
  • インターバルタイマー
  • NDフィルター
  • 予備電源

といった機材があるだけで、

撮影の安定性と映像のクオリティが大きく変わります。

機材を少し整えるだけで、 タイムラプスの成功率はかなり上がります。

まとめ|タイムラプス撮影は「時間」をデザインする映像

タイムラプス撮影は、

時間の流れを映像で表現する技術

です。

普段は気づかない

  • 雲の流れ
  • 街の動き
  • 空の変化

を、短い時間で見せることができます。

撮影のポイントを整理すると、

  • 完成する動画の長さを決める
  • インターバル設定を考える
  • 露出は固定する
  • 三脚で安定させる
  • 撮影枚数と容量を計算する

この基本を押さえるだけで、

タイムラプスのクオリティは大きく変わります。

よくある質問(FAQ)|タイムラプス撮影

タイムラプス撮影とは何ですか?

タイムラプス撮影とは、一定間隔で撮影した写真をつなげて動画にする撮影方法です。

数時間〜数日の時間の変化を、数十秒の映像として見せることができます。

雲の流れ、街の動き、日の出や夕焼け、建設現場の記録などでよく使われる映像表現です。

タイムラプス撮影のインターバルは何秒が良いですか?

被写体の動きによって適切なインターバルは変わります。

  • 雲の流れ → 3〜5秒
  • 人や車 → 2〜3秒
  • 夕焼け → 5〜10秒
  • 星空 → 15〜30秒
  • 建設記録 → 数分

動きが速いものほど短いインターバルが必要になります。

タイムラプス撮影でフリッカー(チラつき)が起きる原因は?

フリッカーの主な原因は、カメラの自動設定です。

ISOやシャッタースピード、ホワイトバランスが自動になっていると、写真ごとに露出が変わりチラつきが発生します。

タイムラプス撮影では、露出設定をマニュアルに固定するのが基本です。

タイムラプス撮影はスマホでもできますか?

最近のスマートフォンにはタイムラプス機能が搭載されているため、簡単に撮影できます。

ただし、露出設定やインターバルを細かく調整したい場合は、ミラーレスカメラや一眼レフの方が自由度が高くなります。

タイムラプス動画はどうやって作るのですか?

撮影した写真を動画編集ソフトで読み込み、連番画像として動画化します。

Adobe Premiere ProやAfter Effectsなどのソフトで作成することが一般的です。

Lightroomなどで色調整を行ってから動画化すると、より完成度の高い映像になります。

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