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デジタル活用

PC画面録画の決定版!Windows標準機能から高機能ソフトまで徹底比較

代表社員 廣瀬高之

こんにちわ、合同会社トビガスマル代表の廣瀬です。
プレゼン資料の作成、操作マニュアルの作成、ゲーム実況やオンライン授業の収録——
PC画面を録画するシーンは、ビジネスでも趣味でもますます増えていますよね。

でもいざ録画しようとすると、
「どのソフトがいいの?」「無料で十分?」「音声が入らない…」など、迷うことも多いはず。

そこで本記事では、Windows標準機能からプロも使う高機能録画ソフトまでを徹底比較!
さらに、よくあるトラブルの対処法や、失敗しないソフト選びのコツも網羅しています。

操作がシンプルな「Xbox Game Bar」や「Snipping Tool」から、
高画質・高機能で人気の「Bandicam」「OBS Studio」まで、
用途やレベルに合わせて“今すぐベストな画面録画方法”が見つかる構成です。

はじめての人も、ソフト乗り換えを検討中の方も、ぜひ参考にしてみてください!

Windows標準機能で手軽に画面録画

「できるだけソフトをインストールせずに録画したい」「今すぐ録画したい」 そんなときは、Windowsに最初から入っている標準機能が便利です。

特別な知識がなくても、ちょっとした操作ですぐに録画が可能。 ここでは3つの代表的な録画機能をご紹介します。

Xbox Game Barで簡単録画

Windows 10以降のOSには「Xbox Game Bar(エックスボックス・ゲームバー)」という画面録画機能が標準搭載されています。

起動方法: Windowsキー + G を同時に押すだけでOK。

特徴:

  • アプリ単位で録画可能(例:ChromeやPowerPointなど)
  • マイク音声・システム音声のON/OFF切替が可能
  • ゲーム実況にも対応

注意点: デスクトップ画面やエクスプローラー画面は録画できません(アプリ画面限定)

Snipping Toolの活用

Windows 11から進化した「Snipping Tool(スニッピングツール)」には、なんと画面録画機能が追加されました。

起動方法: スタートメニューで「Snipping Tool」と検索 → 開いたらビデオアイコンをクリック

特徴:

  • 画面の任意範囲を指定して録画
  • 簡単な操作で静止画キャプチャと録画を使い分け可能

編集機能はシンプルですが、「マニュアル動画を一発で作りたい」場面では非常に便利です。

Microsoft Clipchampで編集も

Windows 11には動画編集アプリ「Clipchamp」も標準搭載されています。

録画+編集がこれ一つで可能で、初心者でも操作しやすいのが魅力です。

主な機能:

  • 画面録画とカメラ(顔出し)録画の合成
  • カット・文字入れ・BGM挿入などの編集
  • YouTube用動画の書き出し

ナレーション付きのプレゼン録画や、ハウツー動画にもおすすめです。

このように、Windows標準機能だけでも多様な録画ニーズに応えることが可能です。 ただし、画質・フレームレートの細かい調整や配信用途にはやや不向き。 次章では、より高機能な録画ソフトをご紹介します。

高機能画面録画ソフトでクオリティアップ

「画質をもっと良くしたい」「細かい設定がしたい」「実況・配信にも使いたい」 そんなときは、専用の録画ソフトの出番です。

ここでは、機能性・安定性・使いやすさで評価の高い3つの定番ソフトをご紹介します。

Bandicam(バンディカム):定番の高性能ソフト

Bandicamは、PC画面録画ソフトの中でも特に有名な定番ツール。 「高画質×軽量×直感的操作」のバランスが優れており、ビジネス・教育・ゲーム実況など幅広く使われています。

主な特徴:

  • フルHD・4K画質対応、最大144fps録画
  • 範囲指定録画/Webカメラ合成/マイク同時録音
  • リアルタイム描画機能(矢印・テキスト挿入)

無料版は10分まで録画可能&ウォーターマーク付き。
本格的に使うなら有料版の導入を検討しましょう。

GOM Cam(ゴムカム):コスパ抜群

コスパの良さで人気のGOM Camは、直感的な操作と豊富な編集機能が魅力。

主な機能:

  • 録画後にすぐ編集(カット、トリミング、文字入れなど)
  • オーバーレイ(顔出し)対応
  • 予約録画機能付き

動画制作初心者でも扱いやすく、「とにかく簡単にきれいな動画を撮りたい」方におすすめ。

OBS Studio:プロも愛用するフリーソフト

無料でここまでできるの!?と驚かれるのがOBS Studio。 ゲーム実況・ライブ配信・多画面合成などに対応したプロ仕様のフリーソフトです。

できること:

  • 画面録画とライブ配信を同時に
  • シーン切り替えやテロップ挿入も自由自在
  • 複数映像ソースの合成(画面+カメラ+画像など)

ただし、機能が多いため操作には慣れが必要。 じっくり学びたい人向けですが、最強クラスの録画・配信環境が手に入ります。

このように、録画ソフトを選べば画質・音質・編集効率が格段に向上します。 次章では、録画時にありがちなトラブルと、その解決方法をご紹介します。

画面録画時の注意点とトラブルシューティング

録画ソフトを導入しても、思い通りに録画できないこともあります。 ここでは実際によくあるトラブルと、その対処法を紹介します。

音声が録音されない場合の対処法

画面は録れているのに「音声が無音」「マイク音が入っていない」というトラブルは非常に多く見られます。

チェックポイント:

  • PCの録音デバイス(マイク)が正しく認識されているか?
  • 録音デバイスが「既定のデバイス」に設定されているか?
  • 録画ソフト内でマイク音声が「ON」になっているか?

Windowsの「サウンド設定」からマイクの入力テストも確認しておくと安心です。

画質が悪い場合の改善策

「文字がぼやける」「カクつく」「録画ファイルが粗い」などの画質トラブルもよく起こります。

対策例:

  • 録画解像度を「1920×1080(フルHD)」以上に設定
  • フレームレート(fps)を30fps〜60fpsに変更
  • 録画品質を「高」や「無圧縮」に設定(ファイルサイズは大きくなる)

PCスペックが低い場合は、録画中の他アプリを終了させて負荷を下げましょう。

録画が途中で止まる場合の対策

「長時間録画したら途中で止まっていた…」という悲しいトラブルも、意外と多発します。

原因と対処法:

  • HDD・SSDの容量不足: 十分な空き容量を確保(最低10GB以上)
  • 省電力設定: 録画中はスリープ無効に設定
  • ソフトの制限: 無料版の時間制限を確認(例:Bandicam無料版は10分)

長時間の講義録画や実況では特に要注意。事前テスト録画をしておくと安心です。

どんな録画ソフトでも、設定や環境によってトラブルはつきもの。 「音声・画質・保存先」を事前にチェックしておくことが、録画成功の第一歩です。

画面録画ソフト選びのポイント

録画ソフトは種類も多く、何を基準に選べば良いか迷う方も多いはず。 ここでは「自分に合ったソフト」を見つけるための3つの視点をご紹介します。

無料版と有料版の違い

無料で始めたいなら、Xbox Game BarやOBS Studioなどがおすすめですが、制限の有無を把握しておくことが大切です。

主な違い:

  • 録画時間: 無料版は10分制限があるソフトも(例:Bandicam)
  • 透かし(ウォーターマーク): 無料版ではロゴが入ることが多い
  • 機能制限: 編集・予約録画・高解像度設定などは有料限定の場合あり

商用利用やYouTube投稿など、品質にこだわるなら有料版を検討しても損はありません。

必要な機能を洗い出す

ソフト選びでは、「自分は何を録画したいのか」を明確にすることが最重要です。

目的別の必要機能:

  • マニュアル・講義資料作成: 画面録画、マイク録音、範囲指定
  • ゲーム実況: 高fps、Webカメラ合成、ライブ配信対応
  • YouTube動画: 編集機能、音声ミックス、SNS出力

BandicamやGOM Camは初心者向けにバランスがよく、 OBS Studioは上級者や配信向きです。

互換性を確認する

忘れがちですが、意外と重要なのがPCスペックやOSとの相性です。

確認すべきポイント:

  • 使用しているOS:Windows 10 / 11対応か?
  • 必要スペック:CPU・メモリ要件を満たしているか?
  • 録画ファイル形式:MP4 / AVIなど、編集ソフトで使える形式か?

特にOBS Studioのような多機能ソフトは、PCの処理能力が不足すると動作が不安定になることがあります。

録画ソフトは、「無料で済ませたい」人と「しっかり使いこなしたい」人で選び方が大きく異なります。 まずは「自分の録画目的」と「最低限必要な機能」を明確にすることが、後悔しない選び方のコツです。

まとめ:最適な画面録画方法を見つけよう

PC画面録画は、誰にとっても身近で必要なスキルになりつつあります。 ただし、目的や作業環境によって“ベストな録画方法”は変わります。

目的別・おすすめ録画方法

録画目的 おすすめ方法
資料や説明動画の作成 Xbox Game Bar/Snipping Tool(手軽&十分な画質)
YouTube用チュートリアル動画 Bandicam/Clipchamp(高画質+編集付き)
ゲーム実況・ライブ配信 OBS Studio(高機能&拡張性)
講義録画・Web会議の保存 GOM Cam/Microsoft Clipchamp(編集も可能)

録画を成功させるための鉄則

  • 録音設定は必ず事前チェック(マイク・システム音)
  • 解像度と保存先を意識する(フルHD推奨・HDD容量確保)
  • 録画後に必ずテスト再生(ノイズや映像飛びの確認)

「録ったつもりが失敗してた…」を防ぐには、事前の1分テスト録画が効果的です。

代表社員 廣瀬高之

トビガスマルでも、展示会動画・チュートリアル映像・講演会記録など、画面録画は日常業務の一部。
だからこそ、安定して、無理なく録れる環境づくりの大切さを痛感しています。

目的に応じてツールを選び、撮る前にちょっとだけ準備する。
それだけで「録ってよかった」が、「役に立つ」に変わります。

あなたの録画も、きっと次のステージへ。

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