竣工式・落成式は、新社屋、新工場、病院、福祉施設、学校、店舗、公共施設など、建物や施設の完成を関係者に披露し、協力してくれた人へ感謝を伝える式典です。
建物が完成したことを祝うだけでなく、施工会社、設計会社、取引先、行政、地域関係者、社員・職員に対して、新しい拠点のスタートを共有する場でもあります。
竣工式・落成式では、式次第、来賓対応、案内状、挨拶、感謝状、テープカット、除幕式、記念撮影、内覧会、披露パーティーなど、準備することが多くあります。
また、近年では、施設紹介動画、建設過程の映像、記録撮影、ライブ配信、式典後のWeb記事やSNS発信まで含めて、広報の機会として活用するケースも増えています。
一方で、式典当日は一度きりです。マイクが聞こえない、映像が流れない、テープカットの立ち位置が決まっていない、写真撮影の場所がない、雨天時の代替案がないといったトラブルが起きると、せっかくの式典の印象が弱くなってしまいます。
この記事では、竣工式・落成式の準備について、式次第、来賓対応、案内状、テープカット、映像上映、記録撮影、ライブ配信、音響、会場設営、式典後の広報活用まで解説します。
竣工式・落成式とは
竣工式・落成式とは、建物や施設の完成を祝う式典です。
新社屋、新工場、店舗、学校、病院、福祉施設、公共施設、文化施設、倉庫、物流施設などが完成した際に、関係者を招いて行われます。
建物や施設の完成を祝う式典
竣工式・落成式では、完成した建物や施設を関係者に披露し、工事や準備に関わった人へ感謝を伝えます。
施主、施工会社、設計会社、協力会社、取引先、行政、地域関係者、社員・職員など、関係する人が多いため、式典として丁寧に設計することが大切です。
竣工式と落成式の違い
竣工式と落成式は、似た意味で使われることがあります。
一般的には、竣工式は建物の工事が無事に完了したことを祝う式典、落成式は完成した建物を関係者に披露し、使用開始を祝う式典として使われることが多いです。
実際には、企業や施設によって「竣工式」「落成式」「竣工披露」「開所式」「完成記念式典」など名称が異なります。
まずは、式典の目的に合わせて名称を決めましょう。
新社屋・新工場・学校・病院・福祉施設・店舗などで行われる
竣工式・落成式は、さまざまな施設で行われます。
- 新社屋
- 新工場
- 店舗
- 病院
- 福祉施設
- 学校
- 公共施設
- 文化施設
- 倉庫・物流施設
- 観光施設
- 研究施設
- 研修施設
施設の種類によって、招待者、式典の雰囲気、内覧会の有無、映像の見せ方が変わります。
完成披露・感謝・広報の場
竣工式・落成式は、単なる完成祝いではありません。
完成した施設を関係者に見てもらい、これまでの協力に感謝を伝え、これからの事業や活動を発信する場です。
新社屋であれば企業の次のステージ、新工場であれば生産体制の強化、病院や福祉施設であれば地域医療・地域福祉の充実、学校であれば教育環境の向上を伝える機会になります。
竣工式・落成式を行う目的
竣工式・落成式を企画するときは、最初に目的を整理することが大切です。
目的が曖昧なまま進めると、式次第、来賓、映像、内覧会、広報の内容がばらばらになってしまいます。
施工関係者への感謝
建物や施設の完成には、施工会社、設計会社、協力会社、職人、関係部署など、多くの人が関わっています。
竣工式・落成式は、その協力に対して感謝を伝える場です。
感謝状贈呈や代表挨拶の中で、工事に関わった人への感謝を明確に伝えましょう。
取引先・来賓へのお披露目
新社屋や新工場、店舗、施設が完成したことを、取引先や関係者に披露する目的もあります。
内覧会や施設紹介動画を組み合わせると、完成した施設の特徴や今後の活用方針を伝えやすくなります。
社員・職員への共有
竣工式・落成式は、社員や職員にとっても大切な節目です。
新しい拠点ができた意味、これからの働き方、施設に込めた思いを共有することで、社内の一体感につながります。
地域への挨拶
施設の完成は、地域との関係にも関わります。
近隣住民、自治体、商工団体、地域団体に向けて、これから地域の一員として活動していく姿勢を示すことができます。
新施設のPR
竣工式・落成式は、新施設を広報する機会にもなります。
公式サイト、SNS、プレスリリース、採用サイト、社内報、営業資料に活用できる写真や動画を残しておくと、式典後にも価値があります。
安全祈願・神事
竣工式では、神事を行う場合があります。
神事を行うかどうかは、企業や施設の方針、地域性、建物の用途、関係者の考え方によって変わります。
神事を行う場合は、神職の手配、祭壇、玉串、式次第、参列者の動きを確認しましょう。
記録を残す
竣工式・落成式は一度きりの式典です。
代表挨拶、来賓祝辞、テープカット、記念撮影、内覧会、施設紹介を写真や動画で記録しておくと、後日の広報や社内共有に活用できます。
まず決めるべき基本方針
竣工式・落成式を準備するときは、最初に基本方針を決めましょう。
式典の規模や内容によって、会場設営、来賓対応、映像、音響、撮影の準備が大きく変わります。
竣工式か落成式かを決める
まず、式典名を決めます。
- 竣工式
- 落成式
- 竣工披露式
- 落成記念式典
- 開所式
- 完成記念式典
- 新社屋完成披露会
招待状、看板、式次第、司会台本、プレスリリースで表記がぶれないように、早めに統一しましょう。
神事を行うか決める
神事を行う場合と、式典・披露会のみで行う場合があります。
神事を行う場合は、祭壇設営、神職、玉串奉奠、参列者の動き、写真撮影の可否を確認します。
神事を行わない場合でも、主催者挨拶、来賓祝辞、感謝状贈呈、テープカットなどで式典として整えることができます。
誰を招待するか決める
招待者の範囲を決めます。
- 施工会社
- 設計会社
- 協力会社
- 取引先
- 金融機関
- 行政関係者
- 地域関係者
- 近隣住民代表
- 社員・職員
- OB・OG
招待者の範囲によって、会場規模、席次、案内状、受付、駐車場、内覧会の動線が変わります。
テープカットを行うか決める
テープカットは、竣工式・落成式でよく行われるセレモニーです。
実施する場合は、参加者の人数、立ち位置、カットの合図、写真撮影の位置、BGMや効果音を決めておきましょう。
内覧会・披露パーティーを行うか決める
式典後に、内覧会や披露パーティーを行うことがあります。
内覧会を行う場合は、見学ルート、案内担当、立ち入り禁止エリア、写真撮影の可否を整理します。
披露パーティーを行う場合は、会場、乾杯、料理、席次、司会進行を準備しましょう。
映像上映を行うか決める
竣工式・落成式では、施設紹介動画や建設過程の映像を上映する方法があります。
新施設の特徴、完成までの歩み、施工前後の変化、代表メッセージを映像で見せると、来場者に伝わりやすくなります。
記録撮影・配信を行うか決める
式典当日の記録撮影やライブ配信を行うかを決めます。
遠方の関係者や多拠点の社員・職員に見てもらいたい場合は、ライブ配信や後日アーカイブも有効です。
主な対象施設
竣工式・落成式は、建物や施設の完成に合わせて幅広く行われます。
新社屋
企業の新社屋完成時には、取引先、金融機関、行政、地域関係者、社員を招いて式典を行うことがあります。
企業の次のステージを示す場として、施設紹介動画や代表メッセージと相性が良いです。
新工場
新工場の竣工式では、生産能力、品質管理、雇用、地域経済への貢献を伝えることができます。
内覧会を行う場合は、安全管理、撮影制限、見学ルートを確認しましょう。
店舗
新店舗の落成式やオープニング式典では、テープカット、記念撮影、メディア向け発表、地域向け告知が行われることがあります。
開店前の準備と式典運営を両立させる必要があります。
病院
病院の新棟や施設完成時には、地域医療への貢献、医療機能の強化、患者・地域への安心感を伝えることが大切です。
病院の周年記念事業については、こちらの記事も参考になります。
福祉施設
福祉施設の竣工式・落成式では、利用者、家族、地域、行政、ボランティアとの関係に配慮しましょう。
施設紹介動画や記録撮影を行う場合は、利用者の個人情報や撮影同意にも注意が必要です。
社会福祉法人・福祉施設の周年記念事業については、こちらの記事も参考になります。
学校
学校の新校舎や体育館、記念施設の落成式では、児童生徒、保護者、卒業生、地域、行政、施工関係者が関わります。
式典後に内覧会や記念イベントを行うこともあります。
公共施設・文化施設
図書館、公民館、文化ホール、体育施設、観光施設などの落成式では、行政、議会、地域団体、利用者、メディア対応が必要になることがあります。
施設の使い方や地域への効果を分かりやすく伝えることが大切です。
倉庫・物流施設
倉庫や物流施設の竣工式では、事業拡大、物流体制、地域雇用、取引先への安定供給を伝える場になります。
大型車両の動線、安全管理、内覧ルートにも注意しましょう。
竣工式・落成式の式次第例
竣工式・落成式の式次第は、神事の有無、来賓の人数、テープカット、内覧会、披露パーティーの有無によって変わります。
ここでは、一般的な式典形式の例を紹介します。
| 順番 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 開会 | 司会者が開会を告げる |
| 2 | 主催者挨拶 | 施主・代表者が完成への感謝を述べる |
| 3 | 施工者挨拶 | 施工会社・設計会社からの挨拶 |
| 4 | 来賓祝辞 | 行政・関係者から祝辞をいただく |
| 5 | 感謝状贈呈 | 施工会社・協力会社などへ感謝を伝える |
| 6 | 施設紹介映像 | 新施設の特徴や完成までの歩みを上映 |
| 7 | テープカット | 立ち位置・合図・撮影位置を確認 |
| 8 | 記念撮影 | 来賓・関係者で集合写真を撮影 |
| 9 | 閉会 | 内覧会や披露会への案内を行う |
| 10 | 内覧会・披露パーティー | 見学ルートや交流の場を用意 |
式典の進行表や司会台本の作り方については、周年式典の記事も参考になります。
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神事を行う場合の流れ
神事を行う場合は、神職の進行に合わせて式次第を組みます。
修祓、降神、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠、撤饌、昇神などを行うことがあります。
神事と式典を同じ日に行う場合は、神事、主催者挨拶、来賓祝辞、テープカット、内覧会の順番を整理しましょう。
落成披露パーティーを行う場合の流れ
落成披露パーティーを行う場合は、式典後に会場を移して行うこともあります。
- 開会
- 主催者挨拶
- 来賓祝辞
- 乾杯
- 歓談
- 施設紹介映像
- 施工関係者紹介
- 締めの挨拶
- 閉会
式典本編は厳粛に、披露パーティーは交流を重視するなど、役割を分けると進行しやすくなります。
来賓・招待者の整理
竣工式・落成式では、来賓や招待者の整理が重要です。
関係者が多いため、誰を招くのか、誰に祝辞を依頼するのか、誰に感謝状を贈るのかを早めに決めましょう。
招待者の主な候補
- 施工会社
- 設計会社
- 協力会社
- 取引先
- 金融機関
- 行政関係者
- 地域団体
- 近隣住民代表
- 社員・職員
- OB・OG
- 関連団体
祝辞を誰に依頼するか
祝辞を依頼する人数が多すぎると、式典が長くなります。
行政、取引先、施工関係者、地域関係者などの中から、式典の目的に合う人を選びましょう。
席次を整理する
来賓がいる場合は、席次が重要です。
役職、関係性、祝辞の有無、登壇の有無を踏まえて、席を決めます。
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受付で迷わせない
竣工式・落成式では、来場者が初めて訪れる場所であることが多いです。
案内看板、駐車場誘導、受付場所、控室、式典会場への動線を分かりやすくしましょう。
案内状・招待状の準備
竣工式・落成式では、案内状・招待状の準備も重要です。
招待者が日時、会場、式典内容、出欠返信方法を迷わず確認できるようにしましょう。
案内状に入れる内容
- 式典名
- 開催日時
- 会場名・住所
- 主催者名
- 式典の趣旨
- 出欠確認方法
- 返信期限
- 駐車場案内
- 服装の目安
- 内覧会・披露パーティーの有無
- 問い合わせ先
返信期限を早めに設定する
席次、受付名簿、記念品、料理、駐車場、内覧会の人数を確定するために、返信期限は余裕を持って設定しましょう。
式典直前まで出欠が固まらないと、会場設営や進行にも影響します。
駐車場と動線を明記する
新施設の場合、駐車場や入口が分かりにくいことがあります。
地図、駐車場位置、受付場所、送迎の有無を明記すると安心です。
内覧会・パーティーの有無を伝える
式典後に内覧会や披露パーティーを行う場合は、案内状に記載しましょう。
参加時間、服装、所要時間、移動の有無が分かると、来場者が予定を立てやすくなります。
テープカット・除幕式・感謝状
竣工式・落成式では、テープカット、除幕式、感謝状贈呈などのセレモニーを行うことがあります。
見た目に分かりやすく、写真や動画にも残しやすい演出です。
テープカットの準備
テープカットを行う場合は、次の項目を決めておきます。
- 参加者の人数
- 立ち位置
- テープの高さ
- 金バサミ・白手袋の準備
- 司会の合図
- BGM・効果音
- 写真撮影の位置
- カット後の拍手・移動
テープカットは一瞬で終わるため、事前の段取りが重要です。
立ち位置を決める
テープカットでは、誰が中央に立つのか、左右に誰が並ぶのかを決めておきます。
主催者、来賓、施工関係者などのバランスを考え、当日の誘導担当にも共有しましょう。
写真撮影の位置を確保する
テープカットは、竣工式・落成式の象徴的な写真になります。
カメラマンの立ち位置、来賓の目線、背景、看板の見え方を事前に確認しましょう。
来場者が前に出て撮影しすぎると、公式記録が撮りにくくなるため、撮影ルールも決めておくと安心です。
除幕式を行う場合
記念碑、銘板、看板、モニュメントなどがある場合は、除幕式を行うことがあります。
幕の取り付け、ひもの長さ、除幕する人数、合図、撮影位置を事前に確認しましょう。
感謝状贈呈
施工会社、設計会社、協力会社、関係者へ感謝状を贈る場合があります。
感謝状の文面、氏名、会社名、肩書、贈呈順、登壇導線を確認しましょう。
映像上映・施設紹介動画
竣工式・落成式では、映像上映や施設紹介動画が効果的です。
完成した施設の特徴や、建設までの歩みを短時間で伝えられるからです。
施設紹介動画に入れたい内容
- 新施設の外観
- 内観・主要設備
- 建設過程
- 施工前後の比較
- 施設の特徴
- 代表メッセージ
- 社員・職員の声
- 地域へのメッセージ
- 今後の活用方針
建設過程を映像に残す
建設前、着工、工事中、上棟、内装、完成までの映像や写真を残しておくと、竣工式で使いやすくなります。
タイムラプスやドローン撮影を使う場合は、撮影許可や安全管理も確認しましょう。
式典オープニング映像として使う
式典の冒頭に施設紹介動画を流すと、来場者が式典の意味を理解しやすくなります。
完成までの歩み、関係者への感謝、新施設の役割を短くまとめると、主催者挨拶にもつながります。
周年動画の考え方も、竣工式・落成式の施設紹介動画に応用できます。
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採用・広報への再利用を考える
竣工式用に撮影した映像は、式典後にも活用できます。
- 公式サイトの施設紹介
- 採用サイト
- 営業資料
- SNS
- 社内報
- 地域向け広報
- YouTube
式典用だけで終わらせず、広報資産として再編集することも検討しましょう。
映像上映前の確認が重要
式典当日に映像が流れない、音が出ない、画面比率が合わないと、進行に大きく影響します。
映像形式、再生PC、音声出力、プロジェクター、スクリーン、会場照明を事前に確認しましょう。
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記録撮影・ライブ配信
竣工式・落成式は、一度きりの式典です。
写真や動画で記録しておくことで、式典後の広報、社内共有、関係者への報告に活用できます。
記録撮影で残したい場面
- 会場外観
- 受付
- 主催者挨拶
- 来賓祝辞
- 感謝状贈呈
- 施設紹介映像の上映風景
- テープカット
- 除幕式
- 記念撮影
- 内覧会
- 披露パーティー
- 来賓コメント
公式写真の撮影位置を決める
代表挨拶や来賓祝辞は正面から、テープカットは全員が見える位置から、集合写真は背景と人数を考えて撮影します。
当日に撮影位置を探すと間に合わないことがあります。
リハーサル時に撮影位置を確認しておきましょう。
ライブ配信を行う場合
遠方の関係者、拠点の社員、出席できない関係者に向けて、ライブ配信を行う方法もあります。
配信を行う場合は、カメラ、音声、ネット回線、配信先、視聴URL、アーカイブの有無を確認しましょう。
式典配信で必要なカメラ台数については、こちらの記事も参考になります。
配信では音声が最重要
ライブ配信では、映像だけでなく音声が重要です。
主催者挨拶、来賓祝辞、司会、テープカットの合図が配信先に聞こえるかを確認しましょう。
会場では聞こえていても、配信には音が入っていないことがあります。
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式典後のダイジェストを作る
記録撮影した映像をもとに、式典後のダイジェスト動画を作る方法もあります。
公式サイト、SNS、社内報、採用サイト、関係者への報告に使いやすくなります。
音響・映像・会場設営で注意すること
竣工式・落成式では、音響、映像、会場設営の準備が式典の印象を左右します。
新しい施設で行う場合、まだ設備が整っていなかったり、電源や音響環境が十分でなかったりすることもあります。
マイク
主催者挨拶、来賓祝辞、司会、感謝状贈呈、テープカットの合図に合わせてマイクを準備します。
- 司会用マイク
- 登壇者用マイク
- 来賓祝辞用マイク
- テープカット会場用マイク
- 配信用音声
屋外で行う場合は、風の影響や周囲の騒音にも注意しましょう。
スピーカー
来場者全員に声が届くように、スピーカーの位置を確認します。
屋外や広い施設では、後方まで音が届かないことがあります。
会場の広さ、人数、反響、騒音を踏まえて音響を調整しましょう。
BGM・効果音
開会前、テープカット、除幕式、入退場、披露パーティーではBGMや効果音を使うことがあります。
BGM、マイク、動画音声の音量差には注意が必要です。
音量差の考え方については、こちらの記事も参考になります。
スクリーン・プロジェクター
施設紹介動画やスライドを上映する場合は、スクリーンとプロジェクターの位置を確認します。
会場の明るさ、窓からの光、スクリーンサイズ、後方からの見え方を事前にチェックしましょう。
照明
登壇者やテープカットの場所が暗いと、会場からも写真・動画でも見えにくくなります。
屋内の場合はステージ照明、屋外の場合は時間帯や逆光にも注意しましょう。
電源
音響、映像、照明、配信、受付PCなどに電源が必要です。
新施設では、使えるコンセントの位置や容量を事前に確認しましょう。
延長コードや養生も準備が必要です。
雨天対策
屋外でテープカットや受付を行う場合は、雨天時の代替案を用意します。
- テントを用意する
- 屋内会場へ変更する
- テープカット位置を変更する
- 受付動線を変える
- 機材の雨対策を行う
当日の判断基準と連絡方法も決めておきましょう。
動線
受付、式典会場、テープカット位置、内覧会ルート、披露パーティー会場、トイレ、駐車場の動線を確認します。
来賓、一般参加者、スタッフ、カメラマンの動きが重ならないようにしましょう。
駐車場
新施設では、駐車場がまだ整備途中だったり、案内が分かりにくかったりすることがあります。
誘導係、案内看板、臨時駐車場、送迎の有無を確認しましょう。
式典後の広報活用
竣工式・落成式は、式典当日だけで終わらせるにはもったいない機会です。
写真、動画、挨拶文、来賓コメント、施設紹介資料を整理すれば、広報コンテンツとして活用できます。
公式サイトで報告する
式典後は、公式サイトに開催報告を掲載しましょう。
式典の目的、参加者、主催者挨拶、テープカット写真、内覧会の様子、新施設の特徴をまとめると、来られなかった人にも伝えられます。
プレスリリースを出す
新社屋、新工場、病院、福祉施設、公共施設などの完成は、地域メディアや業界紙に案内できる場合があります。
プレスリリースでは、施設の概要、完成の背景、地域への効果、今後の活用方針を分かりやすく整理しましょう。
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採用サイトに活用する
新社屋や新施設は、採用広報にも使えます。
働く環境、設備、職場の雰囲気、社員・職員の声を写真や動画で見せることで、求職者に伝わりやすくなります。
SNSで発信する
式典の写真や短い動画は、SNSでも発信できます。
テープカット、施設外観、内覧会、代表メッセージ、スタッフの集合写真などを使うと、完成の雰囲気が伝わります。
社内報・会報誌に掲載する
社員・職員向けには、社内報や会報誌で式典を報告する方法があります。
完成までの裏側、関係者の声、今後の活用方針を載せると、社内への共有にもなります。
竣工記念動画を残す
式典映像や施設紹介映像をもとに、竣工記念動画を作ることもできます。
式典ダイジェスト、施設紹介、代表メッセージ、施工前後の比較をまとめると、長く使える広報資産になります。
写真ギャラリーを作る
公式サイトや社内共有用に、写真ギャラリーを作る方法もあります。
ただし、来賓や社員・職員の写真を公開する場合は、掲載範囲や許諾にも配慮しましょう。
失敗しやすいポイント
竣工式・落成式は、準備項目が多いため、思わぬところでトラブルが起きることがあります。
よくある失敗を事前に確認しておきましょう。
案内状が遅い
案内状の発送が遅いと、来賓の予定が合わなかったり、出欠確認が間に合わなかったりします。
式典日から逆算し、余裕を持って案内しましょう。
来賓席次が曖昧
来賓が多い式典では、席次が曖昧だと当日混乱します。
役職、祝辞の有無、登壇の有無、関係性を整理し、受付担当や案内係にも共有しましょう。
テープカットの立ち位置が決まっていない
テープカットは短い時間で終わります。
立ち位置、合図、撮影位置が決まっていないと、写真や動画にうまく残せません。
マイクが聞こえない
屋外や広い施設では、音声トラブルが起きやすくなります。
マイク、スピーカー、配信用音声を事前に確認しましょう。
映像が流れない
施設紹介動画やスライドを上映する場合は、再生テストが必須です。
動画形式、音声、ケーブル、プロジェクター、PC、バックアップデータを確認しましょう。
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写真撮影の場所がない
集合写真やテープカット写真を撮る場所を決めていないと、当日慌てることになります。
人数、背景、光、導線を考えて、撮影場所を事前に決めましょう。
雨天時の代替案がない
屋外で行う場合は、雨天時の対応が必要です。
テント、屋内会場、動線変更、機材保護、来場者への連絡方法を決めておきましょう。
式典後の広報まで考えていない
竣工式・落成式は、広報の機会でもあります。
当日写真や動画を撮っていないと、公式サイトや社内報、プレスリリースで使える素材が不足します。
式典前から、式典後に何を発信するかを考えておきましょう。
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竣工式・落成式の準備チェックリスト
最後に、竣工式・落成式を準備するときのチェックリストをまとめます。
基本方針
- 式典名を決めた
- 竣工式か落成式かを整理した
- 神事の有無を決めた
- 開催日時を決めた
- 会場を決めた
- 招待者の範囲を決めた
- 内覧会・披露パーティーの有無を決めた
- 記録撮影・配信の有無を決めた
来賓・案内状
- 来賓リストを作った
- 祝辞を依頼する人を決めた
- 案内状を作成した
- 出欠確認方法を決めた
- 返信期限を設定した
- 駐車場案内を用意した
- 受付名簿を作った
- 席次を整理した
式次第・進行
- 式次第を作った
- 司会台本を作った
- 主催者挨拶を準備した
- 施工者挨拶の有無を決めた
- 感謝状贈呈の有無を決めた
- テープカットの有無を決めた
- 記念撮影のタイミングを決めた
- 内覧会への誘導を決めた
テープカット・除幕式
- テープカット参加者を決めた
- 立ち位置を決めた
- 金バサミ・白手袋を準備した
- 司会の合図を決めた
- BGM・効果音を準備した
- 写真撮影位置を確認した
- 除幕式の有無を決めた
- 記念品・感謝状を準備した
映像・音響・配信
- 施設紹介動画の有無を決めた
- 映像データを事前に確認した
- スクリーン・プロジェクターを確認した
- マイク本数を確認した
- スピーカーの位置を確認した
- 配信用音声を確認した
- ネット回線を確認した
- 予備PC・予備データを準備した
会場設営・当日運営
- 受付位置を決めた
- 案内看板を準備した
- 来賓控室を確認した
- 駐車場誘導を決めた
- 雨天時の代替案を用意した
- スタッフ配置を決めた
- 緊急連絡先を共有した
- リハーサルを行った
式典後の広報
- 公式サイト掲載用の写真を撮影した
- プレスリリースを準備した
- SNS投稿用の素材を整理した
- 社内報・会報誌用の記事を準備した
- 式典ダイジェスト動画を作るか決めた
- 関係者への御礼文を準備した
- 写真ギャラリーの公開範囲を決めた
よくある質問
Q. 竣工式と落成式の違いは何ですか?
A. 一般的には、竣工式は建物の工事が無事に完了したことを祝う式典、落成式は完成した建物を関係者に披露し、使用開始を祝う式典として使われることが多いです。ただし、実際には企業や施設によって名称が異なるため、目的に合わせて表記を統一しましょう。
Q. 竣工式・落成式では何を行うことが多いですか?
A. 主催者挨拶、施工者挨拶、来賓祝辞、感謝状贈呈、施設紹介映像、テープカット、除幕式、記念撮影、内覧会、披露パーティーなどを行うことが多くあります。神事を行う場合もあります。
Q. テープカットは必要ですか?
A. 必須ではありませんが、竣工式・落成式の象徴的な場面として写真や動画に残しやすい演出です。実施する場合は、参加者、立ち位置、合図、撮影位置を事前に決めておきましょう。
Q. 竣工式で施設紹介動画を流すメリットは何ですか?
A. 新施設の特徴、完成までの歩み、施工前後の変化、代表メッセージを短時間で伝えられます。式典後には公式サイト、採用サイト、SNS、社内報などにも再利用できます。
Q. 竣工式・落成式をライブ配信できますか?
A. できます。遠方の関係者、拠点の社員・職員、出席できない関係者に向けてライブ配信する方法があります。ただし、会場音声、カメラ位置、ネット回線、視聴URL、アーカイブの有無を事前に確認することが大切です。
まとめ|竣工式・落成式は、新しい拠点のスタートを伝える式典
竣工式・落成式は、建物や施設の完成を祝うだけの場ではありません。
施工関係者への感謝、取引先や来賓へのお披露目、社員・職員への共有、地域への挨拶、新施設のPRを行う大切な式典です。
式次第、来賓対応、案内状、挨拶、感謝状、テープカット、内覧会、披露パーティーまで、準備すべきことは多くあります。
さらに、施設紹介動画、記録撮影、ライブ配信、式典後のWeb記事やSNS発信まで考えておくと、竣工式・落成式を広報資産として活用できます。
一方で、マイクが聞こえない、映像が流れない、テープカットの立ち位置が決まっていない、雨天時の代替案がないといったトラブルには注意が必要です。
新しい拠点のスタートを、関係者にきちんと伝えるために、進行・音響・映像・撮影・配信まで含めて準備しておきましょう。
竣工式・落成式の映像・記録撮影・ライブ配信でお困りの方へ
トビガスマルでは、岡山県新見市を拠点に、周年式典、記念映像、ライブ配信、進行台本、イベント運営、記録撮影などをサポートしています。
竣工式・落成式では、式典進行、音響、映像上映、施設紹介動画、テープカットの記録撮影、ライブ配信、式典後の広報活用まで含めて設計することが大切です。
- 竣工式・落成式の進行や台本を整えたい
- 式典で上映する施設紹介動画を制作したい
- テープカットや来賓挨拶を記録撮影したい
- 遠方関係者向けにライブ配信したい
- 式典後に公式サイトやSNSで発信したい
そのような段階からご相談いただけます。
竣工式・落成式を一度きりの式典で終わらせず、新しい拠点の完成と未来へのスタートを伝える機会として、企画・映像・記録・配信まで一緒に整えていきましょう。
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