こんにちは。合同会社トビガスマル代表の廣瀬です。
トビガスマルでは、周年動画制作、記念式典の演出、式典当日の上映サポート、ライブ配信、周年サイト制作など、企業や団体の周年事業をサポートしています。
周年事業を成功させるうえで、最初に考えるべきことの一つが「社内体制」です。
周年動画を作る。記念式典を行う。周年サイトを作る。記念誌やノベルティを用意する。
こうした企画は、担当者ひとりの努力だけで進めるには範囲が広すぎます。
この記事では、周年事業の社内体制をどう作るべきか、経営層・担当部署・広報・人事・営業・外部パートナーの役割分担について解説します。
周年事業は、会社にとって大切な節目です。
しかし、いざ準備を始めようとすると、
「誰が中心になって進めるのか」
「どの部署を巻き込めばよいのか」
「経営層にはどこまで関わってもらうべきか」
「外部パートナーには何を依頼すればよいのか」
といった課題が出てきます。
周年事業は、単なるイベントではありません。
会社の歩みを整理し、社員や関係者に感謝を伝え、次の未来へ向けたメッセージを発信する機会です。
そのため、式典担当だけ、総務担当だけ、広報担当だけで完結するものではありません。
経営層、総務、人事、広報、営業、現場担当、外部パートナーが、それぞれの役割を持って関わることで、周年事業は一日限りのイベントではなく、会社に残る取り組みになります。
目次
- 1 周年事業は社内体制づくりから始めるべき理由
- 2 周年事業で必要になる主な役割
- 3 経営層の役割|周年事業の目的とメッセージを決める
- 4 担当部署・事務局の役割|周年事業の進行管理を担う
- 5 広報・マーケティング担当の役割|周年を社外発信につなげる
- 6 人事・総務担当の役割|社員参加と社内共有を設計する
- 7 営業・顧客対応部門の役割|お客様・取引先との関係づくりに活かす
- 8 周年動画・式典・周年サイトで必要な社内協力
- 9 外部パートナーの役割|どこまで任せるべきか
- 10 社内と外部パートナーの役割分担表
- 11 周年事業の社内体制を作る手順
- 12 周年事業の社内体制でよくある失敗
- 13 小規模企業・中小企業の周年事業はどう体制を作るべきか
- 14 周年事業の社内キックオフで確認すべきこと
- 15 まとめ|周年事業は、社内と外部の役割分担で成功が決まる
- 16 周年事業の体制づくり・周年動画・記念式典をご検討中の方へ
周年事業は社内体制づくりから始めるべき理由
周年事業を成功させるためには、企画内容を考える前に、まず社内体制を整えることが大切です。
なぜなら、周年事業は多くの部署や関係者に関わる取り組みだからです。
周年動画、記念式典、周年サイト、記念誌、ノベルティ、プレスリリース、SNS発信、来賓対応、社内案内、社員インタビュー、式典当日の進行など、やるべきことは多岐にわたります。
これらを担当者ひとりで抱え込むと、途中で負担が大きくなり、抜け漏れや判断の遅れが起きやすくなります。
周年事業は担当者ひとりで進めるには範囲が広い
周年事業では、準備すべきことが非常に多くあります。
たとえば、記念式典を行う場合だけでも、会場手配、招待者リスト、来賓対応、式次第、司会台本、映像上映、音響確認、受付、記録撮影、配席、記念品、当日運営などが必要です。
さらに周年動画を制作する場合は、構成、撮影日程、インタビュー対象者、過去写真、ナレーション、テロップ、上映形式なども考える必要があります。
周年サイトや記念誌を作る場合は、沿革、代表挨拶、社員メッセージ、写真素材、デザイン、公開スケジュールも関わってきます。
これだけの内容を、通常業務と並行しながら一人で進めるのは現実的ではありません。
だからこそ、最初に社内体制を作り、誰が何を担当するのかを整理する必要があります。
体制が曖昧だと判断が遅れる
周年事業では、途中で多くの判断が発生します。
動画の方向性をどうするか。
式典の規模をどうするか。
誰を招待するか。
予算をどこまでかけるか。
代表メッセージをどのように出すか。
周年サイトを公開するか。
社員インタビューを入れるか。
こうした判断を誰が行うのか決まっていないと、準備が止まります。
担当者が案を出しても、承認者が曖昧だと進められません。
また、複数部署が関わる場合、「それは総務の担当」「それは広報の担当」「営業に確認しないと分からない」といった形で、責任の所在が曖昧になることもあります。
周年事業では、最初に責任者、実務担当、承認者、関係部署、外部パートナーの役割を整理することが大切です。
社内体制があると外部パートナーも動きやすい
周年動画や式典運営を外部パートナーに依頼する場合でも、社内体制は必要です。
外部パートナーは、企画、構成、撮影、編集、演出、上映サポートなどを支援できます。
しかし、会社の歴史や想い、誰に何を伝えたいのかは、社内の方が一番よく知っています。
社内側で目的や確認フローが整理されていないと、外部パートナーも提案しにくくなります。
誰が窓口なのか。
誰が最終承認するのか。
誰にインタビューすべきか。
過去写真や資料は誰が持っているのか。
社内確認には何日必要なのか。
こうした情報が整理されていると、外部パートナーとの連携もスムーズになります。
周年事業で必要になる主な役割
周年事業では、さまざまな役割が必要になります。
会社の規模によって、部署ごとに分担する場合もあれば、一人が複数の役割を兼ねる場合もあります。
大切なのは、すべてを一人で抱えないことです。
ここでは、周年事業で必要になる主な役割を整理します。
全体責任者
全体責任者は、周年事業全体の方向性と進行を管理する役割です。
経営企画、総務部長、広報責任者、役員、社長室などが担うことが多いです。
全体責任者は、細かい実務をすべて行う必要はありません。
むしろ、目的、予算、スケジュール、関係部署の調整、経営層への報告などを見ながら、全体が正しい方向に進んでいるかを確認する役割です。
実務担当者・事務局
実務担当者や事務局は、周年事業の中心となって日々の準備を進める役割です。
スケジュール管理、会議設定、資料整理、外部パートナーとの連絡、社内確認、素材収集などを担当します。
周年事業の実務は細かい作業が多いため、事務局の存在は非常に重要です。
可能であれば、1名ではなく2名以上で担当する方が安心です。
経営層・代表者
経営層や代表者は、周年事業の目的とメッセージを決める重要な役割を持ちます。
周年事業は、会社の節目を伝える取り組みです。
そのため、経営層が何を伝えたいのかが曖昧なままだと、企画全体も曖昧になります。
代表挨拶、周年動画のメッセージ、式典での発信内容、次の10年に向けた方針などは、経営層の関与が欠かせません。
広報・マーケティング担当
広報やマーケティング担当は、周年事業を社外発信につなげる役割を担います。
周年サイト、プレスリリース、SNS発信、式典レポート、メディア対応、周年動画の公開、採用広報への活用などが関係します。
周年事業を一日限りの式典で終わらせず、社外にも伝えるためには、広報担当の関与が重要です。
総務・人事担当
総務や人事担当は、社内調整や社員対応を担うことが多いです。
社員への案内、出欠確認、表彰対象者の確認、OB・OG対応、社内イベントの運営、社員インタビューの調整などが関係します。
周年事業は、社員に会社の歩みを伝える機会でもあります。
人事や総務が関わることで、社員参加型の周年事業にしやすくなります。
営業・顧客対応担当
営業部門は、お客様や取引先との関係を考えるうえで重要です。
式典への招待者選定、重要顧客への案内、取引先への感謝状、式典後のフォロー、営業資料としての周年動画活用などが関係します。
周年は、取引先との関係を深める機会でもあります。
営業部門を早めに巻き込むことで、周年事業を顧客接点にも活かすことができます。
外部パートナー
外部パートナーは、社内だけでは対応しにくい専門領域を支援します。
周年動画制作、インタビュー撮影、式典演出、司会台本、上映サポート、ライブ配信、記録撮影、周年サイト制作などが該当します。
ただし、外部パートナーはすべてを丸投げする相手ではありません。
社内の想いや目的を整理したうえで、それを形にするための伴走者として考えることが大切です。
経営層の役割|周年事業の目的とメッセージを決める
周年事業において、経営層の役割は非常に大きいです。
担当者や事務局がどれだけ頑張っても、経営層の関与が弱いと、周年事業は単なるイベントになりやすくなります。
周年事業は、会社の過去と未来をつなぐ場です。
だからこそ、経営層が何を伝えるのかを明確にする必要があります。
周年事業の目的を決める
経営層が最初に決めるべきことは、周年事業の目的です。
社員に感謝を伝えるのか。
お客様や取引先に感謝を伝えるのか。
採用や広報に活かすのか。
次の10年に向けた方針を示すのか。
地域との関係を深めるのか。
目的によって、式典の内容も、動画の構成も、サイトの作り方も変わります。
目的が決まらないまま進めると、途中で「結局、何のためにやっているのか」が分からなくなります。
代表メッセージを決める
周年事業では、代表者の言葉が軸になります。
代表挨拶、周年動画のナレーション、記念誌の巻頭挨拶、周年サイトのメッセージなど、代表者の言葉はさまざまな場面で使われます。
ここで大切なのは、立派な言葉を並べることではありません。
なぜ会社がここまで続いてきたのか。
誰に支えられてきたのか。
これから何を大切にしていくのか。
社員や関係者に何を伝えたいのか。
こうした言葉を、経営層自身の言葉で整理することが重要です。
予算判断を行う
周年事業には予算が必要です。
式典、動画、記念品、会場、音響、撮影、配信、Web制作など、実施内容によって費用は変わります。
経営層には、周年事業を単なる費用ではなく、会社に残る投資として判断してもらう必要があります。
そのためにも、経営層は早い段階で予算感を示し、優先順位を決める必要があります。
すべてを行うのか。
動画と式典を中心にするのか。
式典は小規模にして、動画やWebに力を入れるのか。
この判断が遅れると、準備全体が遅れてしまいます。
社内に本気度を示す
周年事業は、経営層の本気度が社内に伝わるかどうかで動き方が変わります。
経営層が「担当者に任せているから」と距離を置いてしまうと、他部署の協力も得にくくなります。
一方で、代表者や役員が「この周年は会社にとって大切な節目である」と示すことで、社内の協力体制が作りやすくなります。
周年事業は、担当者だけの仕事ではありません。
会社全体で取り組むべき節目であることを、経営層が示すことが大切です。
担当部署・事務局の役割|周年事業の進行管理を担う
周年事業の実務を支えるのが、担当部署や事務局です。
総務、経営企画、社長室、広報、人事などが中心になるケースが多いですが、会社によって最適な部署は異なります。
大切なのは、事務局が全体の進行を管理し、関係部署や外部パートナーとの窓口になることです。
スケジュール管理
周年事業では、スケジュール管理が非常に重要です。
式典日から逆算して、いつまでに何を決めるのかを整理する必要があります。
たとえば、
- 式典日程の決定
- 会場予約
- 外部パートナー選定
- 周年動画の構成決定
- インタビュー撮影
- 過去写真の収集
- 招待状発送
- 司会台本作成
- 上映テスト
- 当日リハーサル
などです。
これらを一覧化し、担当者と期限を決めることが事務局の大きな役割です。
社内調整
周年事業では、社内のさまざまな人に協力を依頼する場面があります。
過去写真を持っている部署。
創業時を知る社員。
インタビュー対象者。
表彰対象者。
営業担当者。
経営層。
こうした関係者との調整が必要です。
事務局は、誰に何を依頼するのかを整理し、社内調整を進めます。
予算管理
周年事業では、複数の費用が発生します。
式典費、動画制作費、撮影費、会場費、音響費、配信費、記念品費、デザイン費、Web制作費などです。
事務局は、見積もりを整理し、予算内に収まるように管理する必要があります。
また、追加費用が発生しそうな場合には、早めに経営層へ相談することも大切です。
外部パートナーとの窓口
外部パートナーに依頼する場合、社内の窓口を一本化することが重要です。
複数の部署からバラバラに連絡すると、情報が錯綜します。
事務局が窓口となり、外部パートナーに必要な情報を伝え、社内確認を取りまとめることで、スムーズに進行できます。
資料・写真・過去情報の収集
周年動画や記念誌、周年サイトを作る場合、過去資料の収集が必要です。
創業時の写真。
歴代社屋の写真。
過去の式典写真。
新聞掲載記事。
過去のパンフレット。
歴代代表者の写真。
社員集合写真。
こうした資料は、社内のあちこちに分散していることがあります。
事務局が収集リストを作り、早めに集め始めることが大切です。
広報・マーケティング担当の役割|周年を社外発信につなげる
周年事業は、社内向けだけでなく社外発信にも活用できます。
その役割を担うのが、広報やマーケティング担当です。
周年をきっかけに、自社の歴史、強み、取り組み、未来への方針を発信することで、企業イメージの向上につなげられます。
周年サイトの企画
周年サイトは、周年事業の情報を集約するWeb上の拠点です。
代表挨拶、沿革、周年動画、社員メッセージ、式典レポート、写真などを掲載できます。
式典が終わった後も残るため、採用、広報、営業にも活用しやすいのが特徴です。
広報担当は、周年サイトをどのような構成にするか、どの情報を掲載するかを考える役割を担います。
プレスリリース・お知らせの発信
周年は、会社の節目を社外へ伝える良い機会です。
公式サイトのお知らせ、プレスリリース、SNS投稿、メールマガジンなどを通じて、周年を発信できます。
ただし、単に「〇周年を迎えました」と伝えるだけでは弱い場合があります。
これまでの感謝。
今後の取り組み。
地域やお客様との関係。
新しい挑戦。
こうした内容を盛り込むことで、周年発信の意味が高まります。
SNSでの発信設計
周年事業では、SNS発信も有効です。
式典前の告知。
過去写真の紹介。
社員インタビューの一部公開。
式典当日の様子。
式典後のダイジェスト動画。
こうした発信によって、周年事業を社外にも広げることができます。
広報担当は、いつ、どの媒体で、どのように発信するかを設計します。
採用広報への活用
周年事業で制作したコンテンツは、採用広報にも使えます。
社員インタビュー、代表メッセージ、会社の歩み、現場風景、式典写真などは、求職者に会社の雰囲気を伝える素材になります。
周年事業をきっかけに、採用ページや採用SNSの素材を整えることもできます。
人事・総務担当の役割|社員参加と社内共有を設計する
周年事業は、社外に向けた発信だけでなく、社員に向けた共有の機会でもあります。
そのため、人事や総務の役割も重要です。
社員が周年事業を自分ごととして感じられるかどうかは、社内共有の設計に大きく左右されます。
社員への案内
記念式典や周年イベントを行う場合、社員への案内が必要です。
開催日時、場所、服装、参加方法、当日の流れ、集合時間などを分かりやすく伝えます。
オンライン配信を行う場合は、視聴方法やURLの案内も必要です。
表彰対象者の確認
周年式典では、永年勤続表彰や功労者表彰を行うことがあります。
その場合、人事や総務が対象者を確認する役割を担います。
在籍年数、役職、過去の功績、表彰基準などを整理し、漏れがないように確認します。
OB・OG対応
周年事業では、OB・OGを招待するケースもあります。
過去に会社を支えてくれた方々に感謝を伝える機会として、OB・OG対応は重要です。
招待状の送付、出欠確認、当日の案内、席次の確認など、丁寧な対応が求められます。
社員インタビューの調整
周年動画や周年サイトで社員インタビューを行う場合、人事や総務の協力が必要です。
誰に出演してもらうか。
どの部署から選ぶか。
若手、ベテラン、管理職、現場社員をどう組み合わせるか。
撮影日程をどう調整するか。
こうした調整を行うことで、会社全体の雰囲気が伝わるインタビューになります。
社内共有の設計
周年事業で制作した動画や写真、メッセージは、式典当日だけでなく社内共有にも活用できます。
社内ポータルに掲載する。
社内報に掲載する。
研修で使用する。
入社時の会社紹介で見せる。
社員向けイベントで再上映する。
こうした活用を考えることで、周年事業の価値は長く残ります。
営業・顧客対応部門の役割|お客様・取引先との関係づくりに活かす
周年事業は、お客様や取引先との関係を深める機会でもあります。
そのため、営業部門や顧客対応部門も早めに巻き込むことが大切です。
招待先リストの作成
記念式典を行う場合、誰を招待するかは非常に重要です。
重要取引先。
長年のお客様。
協力会社。
地域関係者。
金融機関。
行政関係者。
営業部門は、日頃から関係性を持っているため、招待先リストの作成に欠かせません。
重要取引先への案内
周年式典への案内は、事務的に送ればよいものではありません。
重要取引先には、担当営業から一言添えて案内することで、関係性を大切にしていることが伝わります。
式典への招待状、代表メッセージ、周年サイトの案内などを、営業活動の一環として活用できます。
式典後のフォロー
式典後のフォローも大切です。
参加のお礼を伝える。
式典写真を共有する。
周年動画を案内する。
今後の取り組みを説明する。
こうしたフォローを行うことで、周年事業を関係強化につなげられます。
営業資料としての活用
周年動画や周年サイトは、営業資料としても活用できます。
会社の歴史や強みを伝える動画。
代表メッセージ。
お客様への感謝。
これまでの実績。
こうした内容は、営業先で会社を説明する際にも役立ちます。
営業部門が活用しやすい形で周年コンテンツを整えておくことが重要です。
周年動画・式典・周年サイトで必要な社内協力
周年事業では、成果物ごとに必要な社内協力が異なります。
ここでは、周年動画、記念式典、周年サイト、記念誌・ノベルティに分けて整理します。
周年動画に必要な社内協力
周年動画を制作するには、社内の協力が欠かせません。
必要になるものは、たとえば以下です。
- 会社の沿革情報
- 過去写真
- 代表インタビュー
- 社員インタビュー
- 現場撮影の許可
- 商品・サービスの写真や動画
- ナレーション原稿の確認
- 公開範囲の確認
動画制作会社が構成や撮影、編集を担当するとしても、素材や確認は社内の協力が必要です。
記念式典に必要な社内協力
記念式典では、より多くの部署が関わります。
- 招待者リスト
- 出欠管理
- 受付対応
- 席次作成
- 来賓対応
- 司会台本確認
- 表彰対象者確認
- 上映動画の確認
- 当日の運営スタッフ
式典は当日一発勝負の要素が強いため、事前の役割分担とリハーサルが重要です。
周年サイトに必要な社内協力
周年サイトを作る場合は、掲載内容の確認が必要です。
- 代表挨拶
- 沿革
- 周年動画
- 写真素材
- 社員メッセージ
- 式典レポート
- 公開可否の確認
- 問い合わせ導線
周年サイトは社外に公開することが多いため、広報や経営層の確認が欠かせません。
記念誌・ノベルティに必要な社内協力
記念誌やノベルティを作る場合も、社内確認が必要です。
記念誌では、沿革、写真、代表挨拶、関係者メッセージ、デザイン確認などがあります。
ノベルティでは、配布対象、数量、デザイン、実用性、予算、納期を確認する必要があります。
外部パートナーの役割|どこまで任せるべきか
周年事業では、外部パートナーをうまく活用することで、社内の負担を減らしながら品質を高めることができます。
ただし、外部パートナーにすべてを丸投げするのではなく、社内で決めるべきことと、外部に任せるべきことを分けることが大切です。
企画整理のサポート
周年事業では、最初の段階で「何をするべきか」が曖昧なことがあります。
式典をするのか。
動画を作るのか。
サイトを作るのか。
社員インタビューを撮るのか。
どこまでやるべきか分からない場合、外部パートナーに相談することで、目的に合った企画を整理できます。
周年動画制作
周年動画は、外部パートナーに依頼しやすい領域です。
構成作成、撮影、インタビュー、ナレーション、編集、テロップ、BGM、上映データ作成など、専門的な工程が多いためです。
社内では、伝えたい内容や出演者、確認作業を担います。
外部パートナーは、それを映像として形にします。
インタビュー撮影
代表者、社員、OB・OG、お客様などへのインタビューは、周年動画や周年サイトで重要な素材になります。
インタビューでは、質問設計、撮影環境、話の引き出し方、編集が大切です。
外部パートナーが入ることで、自然な言葉や現場の記憶を引き出しやすくなります。
式典演出・進行設計
記念式典では、進行の流れや演出設計が重要です。
開会、代表挨拶、来賓祝辞、周年動画上映、表彰、記念撮影、閉会などをどう構成するかで、式典の印象は変わります。
外部パートナーは、式次第や司会台本、映像上映のタイミング、照明・音響との連携などを支援できます。
上映・音響・配信サポート
周年動画を式典で上映する場合、当日の上映環境が重要です。
映像データの形式、音声出力、スクリーンサイズ、会場機材、リハーサルなどを確認する必要があります。
ライブ配信を行う場合は、カメラ、音声、インターネット回線、配信画面、録画なども関係します。
専門的な機材や運営が必要な場合は、外部パートナーに任せた方が安心です。
式典後の動画・写真活用
外部パートナーは、式典後の活用も支援できます。
式典ダイジェスト動画。
SNS用ショート動画。
採用向け動画。
公式サイト掲載用の写真整理。
周年サイトへの掲載。
式典レポート用素材。
式典後の活用まで設計しておくことで、周年事業は一日限りで終わらず、会社に残るコンテンツになります。
社内と外部パートナーの役割分担表
周年事業をスムーズに進めるには、社内と外部パートナーの役割分担を整理しておくことが大切です。
以下は一例です。
| 項目 | 社内で決めること | 外部パートナーに任せられること |
|---|---|---|
| 周年の目的 | 誰に何を伝える周年にするか | 目的整理・企画化のサポート |
| 周年動画 | 伝えたい内容、出演者、確認者 | 構成、撮影、編集、上映データ作成 |
| インタビュー | 対象者選定、日程調整、社内許可 | 質問設計、撮影、編集 |
| 記念式典 | 招待者、挨拶者、式典方針、承認 | 進行設計、司会台本、演出、上映サポート |
| 周年サイト | 掲載内容、公開範囲、原稿確認 | 構成、デザイン、制作、公開支援 |
| ライブ配信 | 配信対象、公開範囲、視聴方法 | 機材準備、配信運営、録画対応 |
| 式典後の活用 | 社内共有、採用・広報での使い方 | ダイジェスト動画、SNS用動画、写真整理 |
このように分けると、社内で抱えるべきことと、外部に任せられることが明確になります。
周年事業の社内体制を作る手順
ここからは、実際に周年事業の社内体制を作る手順を整理します。
STEP1:周年事業の目的を決める
まず、何のために周年事業を行うのかを決めます。
社員向けなのか。
取引先向けなのか。
採用広報に活用するのか。
次の10年の方針を示すのか。
目的が決まれば、必要な部署や外部パートナーも見えてきます。
STEP2:責任者と事務局を決める
次に、全体責任者と事務局を決めます。
全体責任者は、経営層との橋渡しや重要判断を担います。
事務局は、実務の進行管理を担います。
この2つが曖昧だと、準備が進みにくくなります。
STEP3:関係部署を洗い出す
周年事業に関わる部署を洗い出します。
総務。
人事。
広報。
営業。
経営企画。
情報システム。
現場部署。
それぞれに必要な役割を整理し、早めに協力を依頼しましょう。
STEP4:社内キックオフを行う
関係者が決まったら、社内キックオフを行います。
ここでは、目的、スケジュール、役割分担、予算、今後の流れを共有します。
最初に認識を合わせておくことで、後半のズレを防ぎやすくなります。
STEP5:外部パートナーに相談する
周年動画や式典演出、配信、周年サイトなどを検討している場合は、早めに外部パートナーへ相談しましょう。
外部パートナーは、企画が固まってから呼ぶだけではなく、目的整理の段階から相談することで、より良い提案がしやすくなります。
STEP6:スケジュールと役割分担表を作る
最後に、スケジュールと役割分担表を作ります。
誰が、いつまでに、何をするのかを明確にします。
特に、社内確認にかかる時間を見込んでおくことが大切です。
周年動画の確認、式典台本の確認、代表挨拶の確認、サイト原稿の確認など、承認作業には時間がかかります。
周年事業の社内体制でよくある失敗
周年事業では、体制づくりを後回しにすると失敗しやすくなります。
ここでは、よくある失敗を整理します。
担当者ひとりに任せきりになる
最も多いのが、担当者ひとりに任せきりになるケースです。
「周年担当になったからよろしく」と言われても、担当者だけでは判断できないことが多くあります。
経営層のメッセージ、予算判断、部署間調整、外部発注などは、担当者ひとりでは進めにくいものです。
担当者を孤立させない体制が必要です。
経営層の意思決定が遅れる
経営層の判断が遅れると、全体の準備が遅れます。
目的、予算、式典規模、代表メッセージ、招待者などは、早めに決める必要があります。
特に動画やサイト制作は、確認と修正に時間がかかるため、意思決定の遅れが品質にも影響します。
広報・人事・営業を巻き込むのが遅い
周年事業は、広報、人事、営業にも関係します。
しかし、後半になってから巻き込むと、十分に活用できないことがあります。
採用広報に使いたいなら、人事を早めに入れる。
社外発信をしたいなら、広報を早めに入れる。
取引先への案内をしたいなら、営業を早めに入れる。
関係部署は、初期段階から巻き込むことが大切です。
外部パートナーへの相談が遅すぎる
外部パートナーへの相談が遅いと、選択肢が狭くなります。
会場や撮影日程が押さえられない。
動画制作の時間が足りない。
式典演出を十分に詰められない。
配信環境の確認が不十分になる。
こうしたリスクがあります。
周年事業では、早めの相談が品質を左右します。
誰が最終判断するのか決まっていない
周年事業では、確認事項が多く発生します。
動画の構成。
デザイン。
原稿。
式次第。
代表挨拶。
公開範囲。
誰が最終判断するのか決まっていないと、修正が繰り返され、スケジュールが遅れます。
最終承認者を最初に決めておくことが重要です。
小規模企業・中小企業の周年事業はどう体制を作るべきか
大企業であれば、周年事業委員会やプロジェクトチームを作ることができます。
一方で、中小企業や小規模企業では、大きな体制を作るのが難しい場合もあります。
しかし、体制が小さくても周年事業は進められます。
社長+担当者+外部パートナーでも進められる
中小企業の場合、社長、総務担当者、外部パートナーの3者で進める形でも十分です。
社長が目的とメッセージを決める。
担当者が社内調整を行う。
外部パートナーが動画や式典、撮影を支援する。
この形であれば、大きな委員会を作らなくても進められます。
優先順位を絞る
小規模企業では、すべてを行う必要はありません。
周年動画を中心にする。
式典は小規模にする。
記念誌ではなく周年サイトにする。
ノベルティは最小限にする。
このように、目的に合わせて優先順位を絞ることが大切です。
残すものから考える
中小企業の周年事業では、特に「何を残すか」を意識したいところです。
式典だけで終わると、費用はかかっても形に残りにくいことがあります。
一方で、動画、写真、代表メッセージ、社員インタビューを残せば、採用や広報にも活用できます。
限られた予算だからこそ、残るコンテンツに力を入れることが大切です。
周年事業の社内キックオフで確認すべきこと
周年事業を始める際は、社内キックオフを行うことをおすすめします。
関係者が集まり、目的や役割を共有する場です。
周年の目的
まず確認すべきは、周年の目的です。
誰に何を伝えるための周年なのかを共有します。
対象者
社員向けなのか、取引先向けなのか、採用候補者向けなのか、地域向けなのかを整理します。
対象者によって、企画内容が変わります。
実施内容
式典を行うのか。
動画を作るのか。
サイトを作るのか。
記念誌やノベルティを作るのか。
実施内容を共有します。
予算感
予算の上限や優先順位を確認します。
すべてを行うのではなく、どこに力を入れるかを決めることが大切です。
スケジュール
式典日や公開日から逆算し、主要なスケジュールを確認します。
撮影、編集、確認、印刷、発送、リハーサルなどの期限を整理します。
社内確認フロー
誰が確認し、誰が最終承認するのかを決めます。
確認フローが曖昧だと、後半で修正が増えやすくなります。
外部パートナーへの依頼範囲
外部パートナーに何を依頼するのかを整理します。
動画制作だけなのか。
式典演出も含むのか。
撮影、配信、サイト制作まで依頼するのか。
依頼範囲を明確にしておくことで、見積もりやスケジュールも整理しやすくなります。
まとめ|周年事業は、社内と外部の役割分担で成功が決まる
周年事業は、担当者ひとりで進めるものではありません。
経営層、事務局、広報、人事、総務、営業、現場担当、外部パートナーが、それぞれの役割を持って関わることで、より意味のある取り組みになります。
経営層は、周年事業の目的とメッセージを決める役割を担います。
担当部署や事務局は、スケジュール管理、社内調整、予算管理、外部パートナーとの窓口を担います。
広報は、周年サイトやSNS、プレスリリースなどを通じて社外発信につなげます。
人事や総務は、社員参加や社内共有を設計します。
営業部門は、お客様や取引先との関係づくりに周年を活かします。
外部パートナーは、動画制作、式典演出、撮影、配信、周年サイト制作など、専門領域を支援します。
大切なのは、誰が何を担うのかを最初に整理することです。
役割分担が曖昧なまま進めると、担当者に負担が集中し、判断が遅れ、周年事業の価値が十分に発揮されません。
一方で、体制を整えて進めれば、周年事業は一日限りのイベントではなく、会社の歩みを残し、社員や関係者に感謝を伝え、次の未来へつなげる機会になります。
周年事業の体制づくり・周年動画・記念式典をご検討中の方へ
トビガスマルでは、企業や団体の周年事業をサポートしています。
周年動画制作、記念式典の演出、式典当日の上映サポート、インタビュー撮影、記録撮影、ライブ配信、周年サイト制作など、周年事業に必要な要素を組み合わせてご提案しています。
「周年事業の進め方が分からない」
「社内体制づくりから相談したい」
「周年動画と式典をまとめて考えたい」
「外部パートナーとしてどこまで依頼できるか知りたい」
「式典後も活用できる周年事業にしたい」
そのような段階からご相談いただけます。
周年を、ただのイベントで終わらせない。
節目の時間を、記憶に残る瞬間へ。
周年事業をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
コメント