周年記念キャンペーンは、会社や店舗の節目をお客様に伝えるだけでなく、売上、認知拡大、ファン化、見込み客獲得につなげられるマーケティング施策です。
創立10周年、50周年、100周年、店舗オープン周年、商品発売周年、サービス開始周年など、周年には「お客様にもう一度関心を持ってもらうきっかけ」があります。
ただし、「プレゼントを配る」「SNSで投稿する」「セールをする」だけでは、周年らしさも成果も弱くなりがちです。
大切なのは、周年キャンペーンの目的を決め、目的に合う企画を選び、応募導線やKPIまで設計しておくことです。
売上を伸ばしたいのか、認知を広げたいのか、ファンとの関係を深めたいのか、見込み客を獲得したいのかによって、選ぶべきキャンペーンは変わります。
この記事では、周年記念キャンペーンの企画方法について、SNS投稿、ハッシュタグ、プレゼント、限定商品、周年セール、クーポン、人気投票、復刻商品投票、思い出募集、アンケート、診断企画などを、目的別に整理しながら解説します。
周年記念キャンペーンとは
周年記念キャンペーンとは、企業、店舗、商品、サービス、ブランドなどの節目に合わせて行う販促・広報企画です。
周年式典が社員、取引先、来賓、関係者に向けた公式行事であるのに対し、周年キャンペーンは主にお客様、ファン、見込み客、地域、SNSユーザーなどに向けて実施します。
たとえば、次のような企画があります。
- 周年限定商品の販売
- 周年記念セール
- クーポン配布
- プレゼントキャンペーン
- SNSハッシュタグ投稿
- 人気投票
- 復刻商品投票
- 思い出募集
- アンケート応募
- 診断コンテンツ
- 資料請求キャンペーン
- 無料相談キャンペーン
周年キャンペーンは、BtoC企業や店舗だけでなく、BtoB企業でも活用できます。
たとえば、既存顧客向けの特別プラン、取引先向けの感謝企画、展示会やセミナーと連動したキャンペーン、資料請求や無料相談につなげるキャンペーンなどです。
重要なのは、「周年だから何かやる」ではなく、「周年を使って何を達成したいのか」から考えることです。
周年キャンペーンは目的から考える
周年キャンペーンで失敗しやすいのは、最初に企画から考えてしまうことです。
「プレゼント企画をしたい」「SNS投稿を増やしたい」「限定商品を出したい」といった案は分かりやすいですが、目的があいまいなままだと成果を判断できません。
まずは、キャンペーンの目的を整理しましょう。
| 目的 | 向いている企画 | 主なKPI |
|---|---|---|
| 売上 | 限定商品、周年セール、クーポン、記念セット | 売上、購入数、客単価、再購入数 |
| 認知 | SNS投稿、動画、ハッシュタグ、フォロー企画 | 表示回数、投稿数、フォロワー増加、動画再生数 |
| ファン化 | 人気投票、復刻投票、思い出募集、エピソード投稿 | 参加数、コメント数、UGC数、保存数 |
| 見込み客獲得 | アンケート、診断、資料請求、プレゼント応募 | 応募数、リード数、CVR、問い合わせ数 |
| 関係強化 | 既存顧客限定企画、取引先向け特典、紹介キャンペーン | 再購入、商談数、紹介数、継続率 |
同じプレゼント企画でも、目的によって設計は変わります。
認知目的ならSNS拡散が重要です。見込み客獲得目的なら応募フォームやアンケート項目が重要です。ファン化目的なら、参加者が自分の思い出や好きな商品を語れる仕組みが必要です。
周年キャンペーンは、目的、企画、導線、KPIをセットで考えることが大切です。
売上につなげる周年キャンペーン
売上を目的にする場合は、限定商品、周年セール、クーポン、記念セットなどが向いています。
ただし、単なる値引きだけで終わらせると、周年らしさが弱くなります。
「なぜ今だけなのか」「なぜ周年だから買う意味があるのか」を設計しましょう。
限定商品
周年限定商品は、節目感を出しやすい企画です。
通常商品とは違うパッケージ、数量限定、周年ロゴ入り、復刻デザイン、地域限定など、特別感を出すことで購入理由が生まれます。
食品、アパレル、雑貨、化粧品、店舗メニュー、グッズなどと相性があります。
周年記念セット
複数の商品やサービスを組み合わせた記念セットも有効です。
人気商品、定番商品、新商品を組み合わせることで、既存顧客にも新規顧客にも提案しやすくなります。
「創業〇〇周年記念セット」「人気商品詰め合わせ」「限定パッケージセット」などの形にすると、周年らしさを出せます。
周年セール
周年セールは分かりやすい販促施策です。
ただし、値引きだけに頼ると、価格でしか見られなくなることがあります。
セールを行う場合は、周年のストーリーや感謝のメッセージと合わせて発信しましょう。
- 創業〇〇周年感謝セール
- 〇日間限定キャンペーン
- 〇〇周年にちなんだ特別価格
- 既存顧客限定クーポン
- 来店特典付きセール
クーポン・来店特典
店舗やECでは、周年クーポンや来店特典も使いやすい施策です。
既存顧客への感謝を伝えながら、再来店や再購入につなげられます。
ただし、クーポンを配るだけでは印象に残りにくいため、周年メッセージ、限定デザイン、SNS投稿との連動も検討しましょう。
BtoB向けの周年特別プラン
BtoB企業の場合は、周年セールよりも、周年特別プランや無料相談、導入支援、既存顧客向け特典の方が合う場合があります。
- 周年記念の初期費用割引
- 既存顧客向け無料診断
- 期間限定の相談会
- 取引先向け特別セミナー
- 周年記念の導入支援パッケージ
BtoBでは、直接的な売上だけでなく、商談数や問い合わせ数をKPIにする方が現実的です。
認知拡大につなげるSNSキャンペーン
認知拡大を目的にする場合は、SNSキャンペーンが有効です。
特に、周年は「投稿する理由」を作りやすいタイミングです。
ただし、フォロー&リポストだけでは参加者の記憶に残りにくい場合があります。
周年らしいテーマや参加したくなる理由を用意しましょう。
ハッシュタグ投稿
周年専用のハッシュタグを作り、参加者に投稿してもらう方法です。
- #〇〇周年ありがとう
- #私の〇〇思い出
- #〇〇と過ごした10年
- #〇〇周年キャンペーン
ハッシュタグは長すぎると投稿しにくくなります。
短く、読みやすく、間違えにくいものにしましょう。
写真投稿キャンペーン
商品、店舗、サービス、思い出の写真などを投稿してもらう企画です。
飲食店、観光施設、地域イベント、ブランド商品、学校、団体などと相性があります。
参加者が投稿しやすいテーマにすることが大切です。
- 店舗で撮影した写真
- 商品を使っている写真
- 昔の思い出写真
- 周年ロゴと一緒に撮影した写真
- イベント会場での写真
動画投稿キャンペーン
ショート動画やリールを活用したキャンペーンもあります。
ダンス、使い方紹介、思い出コメント、商品レビュー、店舗紹介など、参加者が短く投稿できるテーマにすると広がりやすくなります。
ただし、動画投稿は写真投稿より参加のハードルが高くなります。
投稿例を示したり、テンプレートを用意したりすると参加しやすくなります。
フォロー&リポストキャンペーン
フォローとリポストで応募できるキャンペーンは、参加のハードルが低い方法です。
短期間でフォロワー数や表示回数を伸ばしやすい一方で、参加者との関係が浅くなりやすい点には注意が必要です。
周年の背景や商品への興味につなげるために、LPや動画、ストーリー投稿と組み合わせるとよいでしょう。
周年カウントダウン投稿
周年当日に向けて、SNSでカウントダウン投稿を行う方法です。
- 創業当時の写真
- 歴代商品紹介
- 社員メッセージ
- お客様の声
- 周年キャンペーン告知
- 当日のイベント案内
カウントダウン投稿は、周年への期待感を高めるだけでなく、会社の歴史やブランドの歩みを伝える機会にもなります。
ファン化につなげる参加型キャンペーン
ファン化を目的にする場合は、参加者が「自分も関わっている」と感じられる企画が向いています。
単に景品をもらうだけでなく、投票する、思い出を投稿する、商品づくりに参加する、メッセージを送るといった企画です。
人気投票
過去の商品、メニュー、キャラクター、パッケージ、サービスなどの人気投票を行う方法です。
参加者にとっては、好きなものを選ぶだけなので参加しやすく、企業側にとってはファンの声を集める機会になります。
投票結果をSNSや特設サイトで発表すると、キャンペーン後も話題化しやすくなります。
復刻商品投票
過去に販売していた商品やメニューを候補にして、復刻してほしいものを投票してもらう企画です。
食品、飲料、菓子、アパレル、雑貨、店舗メニューなどと相性があります。
復刻商品が実際に販売されると、投票した人にとって「自分たちが選んだ商品」という参加感が生まれます。
思い出募集
お客様や社員から、会社、店舗、商品、サービスにまつわる思い出を募集する企画です。
周年らしさを出しやすく、記念誌、周年サイト、SNS投稿、動画にも活用できます。
- 初めて利用した日の思い出
- 家族との思い出
- 昔の商品や店舗の思い出
- 社員とのエピソード
- 地域との関わり
思い出募集は、会社側だけでは見えないブランドの価値を知るきっかけにもなります。
商品名・企画名募集
周年限定商品や新企画の名前を募集する方法もあります。
応募者にとっては、自分の案が採用される可能性があるため、参加意欲が高まりやすくなります。
ただし、商標や既存名称との重複、採用基準、応募規約は事前に整えておきましょう。
周年メッセージ募集
お客様、取引先、社員、OB・OG、地域関係者から周年メッセージを募集する企画です。
集まったメッセージは、周年サイト、会場装飾、式典映像、記念誌、SNS投稿などに活用できます。
掲載する場合は、使用許可や掲載範囲を確認しておきましょう。
見込み客獲得につなげるキャンペーン
周年キャンペーンは、見込み客獲得にも活用できます。
特にBtoB企業や高単価サービスの場合、すぐに購入につなげるよりも、問い合わせ、資料請求、無料相談、セミナー参加につなげる方が現実的です。
アンケート回答で応募
プレゼント応募とアンケートを組み合わせる方法です。
応募者の属性、課題、興味関心、利用状況を把握できます。
ただし、質問数が多すぎると応募率が下がります。
必要な情報に絞り、回答しやすい設計にしましょう。
診断コンテンツ
診断コンテンツは、参加者が楽しみながら自分ごと化しやすい企画です。
- あなたに合う〇〇診断
- 周年記念おすすめ商品診断
- 課題タイプ診断
- 導入おすすめプラン診断
診断結果から商品、サービス、資料請求、相談につなげることができます。
資料請求キャンペーン
BtoBでは、周年を機に資料請求キャンペーンを行う方法もあります。
たとえば、創業〇〇周年記念として、導入事例集、チェックリスト、ホワイトペーパー、業界レポートを配布する形です。
見込み客の課題に役立つ資料にすることで、単なる販促ではなく、信頼づくりにつなげられます。
無料相談キャンペーン
専門サービスや法人向けサービスでは、期間限定の無料相談キャンペーンも有効です。
ただし、「無料」を前面に出しすぎると、質の低い問い合わせが増えることがあります。
相談テーマや対象者を明確にし、商談につながりやすい設計にしましょう。
展示会・セミナー連動
周年記念セミナー、オンライン講演、展示会出展、ウェビナーと連動して、キャンペーンを実施する方法もあります。
参加登録、アンケート、資料請求、個別相談へつなげることで、見込み客獲得の導線を作れます。
周年キャンペーンの成功事例から学べること
周年キャンペーンでは、実際の企業事例を見ることで、企画の方向性を考えやすくなります。
ただし、事例をそのまま真似するのではなく、「なぜその企画が周年に合っているのか」を見ることが大切です。
参加型企画はファンの声を集めやすい
人気投票、復刻商品投票、思い出募集などの参加型企画は、ファンの声を集めやすい方法です。
参加者が投票したり投稿したりすることで、単なるキャンペーンではなく、ブランドとの関係性を深める機会になります。
復刻商品や限定企画につながる場合は、参加者の期待感も高まりやすくなります。
周年特設サイトがあると情報を集約しやすい
大きな周年キャンペーンでは、特設サイトやキャンペーンLPを用意すると情報を整理しやすくなります。
SNS投稿、応募フォーム、動画、キャンペーン概要、応募規約、当選発表、周年メッセージなどを一つの場所に集約できます。
SNSだけで完結させるより、LPがある方が検索や広告、プレスリリースからの受け皿にもなります。
商品・記念日・SNSを組み合わせると広がりやすい
周年キャンペーンでは、商品やサービスの特徴、記念日、SNS投稿を組み合わせると参加しやすくなります。
たとえば、商品発売周年、ブランド誕生周年、店舗オープン周年などは、既存ファンが思い出を語りやすいテーマです。
周年を単なる日付ではなく、参加者が語れるテーマに変えることがポイントです。
BtoBでも周年キャンペーンは使える
周年キャンペーンは、BtoC向けだけの施策ではありません。
BtoBでも、既存顧客への感謝、取引先との関係強化、見込み客獲得、セミナー集客、資料請求、導入事例の発信などに活用できます。
たとえば、周年記念ウェビナー、無料相談、特別レポート配布、既存顧客限定セミナーなどです。
キャンペーンに必要な制作物
周年キャンペーンを実施するには、企画だけでなく、制作物の準備も必要です。
キャンペーンの規模や目的によって必要なものは変わりますが、代表的なものを整理しておきましょう。
- キャンペーンLP
- 応募フォーム
- SNS投稿画像
- ショート動画
- 告知バナー
- チラシ
- 店頭POP
- プレスリリース
- メール文面
- 応募規約
- 当選連絡文
- 当選者向け案内
- 社内共有資料
制作物は、見た目を整えるだけでなく、参加者が迷わず応募できるようにするためのものです。
応募方法、期間、対象者、景品、当選発表、注意事項を分かりやすく伝えましょう。
キャンペーンLP
キャンペーンLPは、キャンペーンの情報をまとめるページです。
SNSや広告、プレスリリースからのリンク先として使えます。
LPには、次の情報を載せると分かりやすくなります。
- キャンペーン名
- 周年の背景
- 応募期間
- 応募方法
- 景品・特典
- 当選人数
- 応募条件
- 注意事項
- 応募フォーム
- 問い合わせ先
SNS画像・動画
SNSキャンペーンでは、投稿画像や動画の見え方が重要です。
キャンペーン名、景品、応募方法、締切が一目で分かる画像を用意しましょう。
ショート動画を使う場合は、周年の背景や商品の魅力を短く伝える構成にします。
応募規約
プレゼント企画や投稿キャンペーンでは、応募規約を用意しておくと安心です。
応募条件、当選連絡、個人情報の扱い、投稿写真の使用範囲、禁止事項などを整理しておきましょう。
応募導線をどう設計するか
周年キャンペーンでは、企画内容だけでなく、応募導線が重要です。
どれだけ面白い企画でも、応募方法が分かりにくいと参加者は離れてしまいます。
SNS投稿で応募
ハッシュタグ投稿やフォロー&リポストで応募する方法です。
認知拡大には向いていますが、応募者情報を細かく取得しにくい場合があります。
見込み客獲得が目的の場合は、フォーム応募と組み合わせることも検討しましょう。
フォーム応募
応募フォームから名前、メールアドレス、アンケート回答などを入力してもらう方法です。
見込み客獲得やアンケート収集に向いています。
ただし、入力項目が多すぎると離脱しやすくなります。
レシート応募
購入促進を目的にする場合は、レシート応募もあります。
商品購入や来店を条件にできるため、売上につながりやすい方法です。
ただし、応募方法が複雑になりすぎないように注意しましょう。
店頭応募
店舗型ビジネスでは、店頭応募も有効です。
QRコードを掲示し、スマートフォンから応募してもらう方法や、応募用紙を設置する方法があります。
店頭POPやスタッフからの案内も重要です。
LINE・メルマガ登録
継続的な関係づくりを目的にする場合は、LINE登録やメルマガ登録を応募条件にする方法もあります。
ただし、登録だけを目的にすると、その後の配信内容が弱くなりがちです。
キャンペーン後にどのような情報を届けるかまで考えておきましょう。
BtoBの問い合わせ導線
BtoBでは、資料請求、無料相談、セミナー申込、問い合わせフォームへの導線が重要です。
キャンペーンLPから問い合わせまでの流れを短くし、何を相談できるのかを明確にしましょう。
キャンペーンのKPIを決める
周年キャンペーンを実施する前に、KPIを決めておきましょう。
KPIがないと、キャンペーンが成功したのか判断できません。
目的ごとに見るべき数字は変わります。
売上目的のKPI
- キャンペーン期間中の売上
- 購入数
- 客単価
- 再購入数
- クーポン利用数
- 限定商品の販売数
認知目的のKPI
- SNS表示回数
- 投稿数
- ハッシュタグ投稿数
- フォロワー増加数
- 動画再生数
- LPアクセス数
ファン化目的のKPI
- 投票数
- コメント数
- UGC数
- 保存数
- シェア数
- 思い出投稿数
見込み客獲得目的のKPI
- 応募数
- 資料請求数
- 問い合わせ数
- 無料相談申込数
- セミナー申込数
- CVR
- 商談数
大切なのは、キャンペーン終了後に振り返れる状態にしておくことです。
実施前に、どの数字をどこで確認するかを決めておきましょう。
SNSキャンペーンで注意すること
SNSキャンペーンは参加しやすく、拡散も期待できます。
一方で、応募条件や規約があいまいだと、トラブルにつながることがあります。
応募条件を明確にする
フォロー、リポスト、ハッシュタグ投稿、写真投稿、コメント投稿など、何をすれば応募完了なのかを明確にしましょう。
応募期間、対象者、当選人数、景品内容、当選連絡方法も分かりやすく記載します。
応募規約を作る
プレゼント企画や投稿キャンペーンでは、応募規約を用意しておくと安心です。
特に、投稿写真やコメントを企業側が二次利用する場合は、使用範囲を明記しておきましょう。
景品表示法に注意する
景品付きキャンペーンでは、景品表示法などのルールに注意が必要です。
景品の金額、応募条件、購入を伴うかどうかによって確認すべき内容が変わります。
不安がある場合は、必要に応じて専門家に確認しましょう。
個人情報の扱いに注意する
応募フォームで氏名、メールアドレス、住所、電話番号などを取得する場合は、個人情報の扱いを明確にしておく必要があります。
何の目的で取得し、どのように管理し、いつまで保管するのかを整理しましょう。
なりすましアカウントに注意する
プレゼント企画では、なりすましアカウントが発生することがあります。
当選連絡方法を明記し、偽アカウントへの注意喚起も行いましょう。
炎上リスクを想定する
周年キャンペーンでも、表現や応募条件によっては批判を受けることがあります。
特定の人だけが有利にならないか、不快に受け取られる表現がないか、景品やテーマが企業姿勢と合っているかを確認しましょう。
著作権・写真使用許可に注意する
写真投稿や動画投稿を募集する場合は、他人が写っている写真、第三者の著作物、音楽、キャラクターなどに注意が必要です。
応募規約で禁止事項や投稿条件を整理しておきましょう。
周年キャンペーンを動画・Web・プレスリリースに展開する
周年キャンペーンは、単発のSNS投稿やプレゼント企画だけで終わらせるともったいない施策です。
動画、Web、プレスリリース、周年サイト、式典と連動させることで、より広く伝えられます。
周年動画で背景を伝える
キャンペーンの背景にある会社の歴史や感謝の気持ちは、動画で伝えると分かりやすくなります。
たとえば、創業からの歩み、社員の声、お客様への感謝、限定商品の開発ストーリーなどを短い動画にする方法があります。
LPで応募導線を作る
SNS投稿だけでは、応募方法や規約、景品内容を十分に伝えきれないことがあります。
キャンペーンLPを作ることで、参加者が迷わず応募できる導線を整えられます。
SNSで拡散する
SNSでは、告知、カウントダウン、途中経過、参加投稿の紹介、結果発表などを行えます。
キャンペーン期間中に複数回発信することで、参加機会を増やせます。
プレスリリースでニュース化する
周年キャンペーンに社会性、地域性、新規性、参加性がある場合は、プレスリリースとして発信する方法もあります。
単なるセールではなく、周年の背景、地域との関係、復刻商品、参加型企画などをニュースとして整理しましょう。
周年サイトや式典と連動する
周年キャンペーンは、周年サイトや式典とも連動できます。
思い出募集で集まった投稿を周年サイトに掲載したり、人気投票の結果を式典で発表したり、キャンペーン動画を式典で上映したりする方法があります。
キャンペーンを一度きりで終わらせず、周年事業全体の一部として活用しましょう。
やってはいけない周年キャンペーン
周年キャンペーンは、うまく設計すれば売上や認知、ファン化につながります。
一方で、目的や導線が弱いと、労力の割に成果が見えにくくなります。
プレゼントだけで終わる
プレゼント企画は参加されやすい一方で、景品目的の参加だけで終わることがあります。
ブランドや商品への興味、SNSフォロー後の関係づくり、再購入や問い合わせへの導線も考えましょう。
周年らしさがない
通常のセールや通常のSNSキャンペーンと変わらない内容だと、周年記念キャンペーンとしての意味が弱くなります。
会社の歴史、感謝、限定性、復刻、参加型企画など、周年らしい要素を入れましょう。
応募方法が分かりにくい
参加条件が複雑すぎると、応募率が下がります。
「何をすれば応募完了なのか」を分かりやすく伝えましょう。
KPIがない
KPIを決めずに実施すると、キャンペーン後に成果を判断できません。
売上、応募数、投稿数、フォロワー数、問い合わせ数など、目的に合った数字を決めておきましょう。
期間が短すぎる
キャンペーン期間が短すぎると、参加者に情報が届く前に終わってしまうことがあります。
告知期間、実施期間、結果発表まで含めてスケジュールを設計しましょう。
社内体制がない
キャンペーンには、企画、制作、SNS運用、問い合わせ対応、応募管理、当選連絡、発送、振り返りなど多くの作業があります。
担当者が一人で抱え込まないよう、役割分担を決めておきましょう。
当選連絡が遅い
プレゼント企画では、当選連絡や発送が遅れると不信感につながります。
当選発表日、連絡方法、発送時期を事前に決めておきましょう。
実施後に振り返らない
周年キャンペーンは、実施後の振り返りが大切です。
どの投稿が伸びたのか、どの導線から応募が多かったのか、売上や問い合わせにつながったのかを確認しましょう。
次回のキャンペーンや通常の販促にも活かせます。
周年キャンペーンチェックリスト
最後に、周年記念キャンペーンを企画するときのチェックリストをまとめます。
目的設計
- キャンペーンの目的を決めた
- 売上・認知・ファン化・見込み客獲得のどれを重視するか決めた
- 対象者を決めた
- 周年らしさをどう出すか整理した
- KPIを決めた
企画設計
- 目的に合う企画を選んだ
- 景品や特典を決めた
- 応募条件を整理した
- 実施期間を決めた
- 結果発表や当選連絡の方法を決めた
制作物
- キャンペーンLPを用意した
- 応募フォームを用意した
- SNS投稿画像を作成した
- 動画やバナーを準備した
- 応募規約を作成した
- 当選連絡文を用意した
運用体制
- SNS投稿担当を決めた
- 応募管理担当を決めた
- 問い合わせ対応担当を決めた
- 当選連絡・発送担当を決めた
- 実施後の振り返り担当を決めた
リスク確認
- 応募規約を確認した
- 景品表示法など必要なルールを確認した
- 個人情報の扱いを整理した
- 写真や動画の使用許可を確認した
- なりすましアカウントへの注意喚起を準備した
よくある質問
Q. 周年記念キャンペーンは何から考えればよいですか?
A. 最初に目的を決めることが大切です。売上を伸ばしたいのか、認知を広げたいのか、ファンとの関係を深めたいのか、見込み客を獲得したいのかによって、選ぶべき企画やKPIが変わります。
Q. SNSキャンペーンだけでも効果はありますか?
A. 認知拡大には効果が期待できます。ただし、SNS投稿だけで終わらせると、応募導線や見込み客獲得につながりにくい場合があります。キャンペーンLP、応募フォーム、動画、メール、店頭告知などと組み合わせると成果を確認しやすくなります。
Q. BtoB企業でも周年キャンペーンはできますか?
A. できます。BtoBでは、周年記念セールよりも、無料相談、資料請求、ウェビナー、既存顧客向け特典、導入事例集の配布などが向いています。問い合わせ数、商談数、資料請求数などをKPIにするとよいでしょう。
Q. プレゼントキャンペーンで注意することはありますか?
A. 応募条件、応募期間、当選人数、景品内容、当選連絡方法、個人情報の扱いを明確にしましょう。景品表示法などのルールに関わる場合もあるため、不安がある場合は専門家に確認すると安心です。
Q. 周年キャンペーンの成果はどう測ればよいですか?
A. 目的に合わせてKPIを決めます。売上目的なら売上や購入数、認知目的なら表示回数や投稿数、ファン化目的ならUGCやコメント数、見込み客獲得目的なら応募数、資料請求数、問い合わせ数などを確認します。
まとめ|周年キャンペーンは目的・企画・KPIをつなげて設計する
周年記念キャンペーンは、会社や店舗の節目をお客様に伝えるだけでなく、売上、認知拡大、ファン化、見込み客獲得につなげられるマーケティング施策です。
ただし、プレゼントを配る、SNSで投稿する、セールを行うだけでは、周年らしさも成果も弱くなりがちです。
大切なのは、最初に目的を決めることです。
売上を伸ばしたいのか、認知を広げたいのか、ファンとの関係を深めたいのか、見込み客を獲得したいのか。
目的によって、限定商品、周年セール、ハッシュタグ投稿、人気投票、思い出募集、アンケート、診断、資料請求など、選ぶべき企画は変わります。
さらに、キャンペーンLP、応募フォーム、SNS画像、動画、プレスリリース、応募規約、当選連絡まで整えておくことで、参加者が迷わず応募でき、実施後の振り返りもしやすくなります。
周年キャンペーンを一度きりの販促で終わらせず、周年事業全体の中で、Web、SNS、動画、式典、プレスリリースと連動させることが大切です。
周年キャンペーン・SNS企画・動画活用でお困りの方へ
トビガスマルでは、岡山県新見市を拠点に、周年式典、周年動画、記念映像、周年サイト、キャンペーンLP、SNS企画、プレスリリースなど、周年事業の企画と発信をサポートしています。
周年キャンペーンは、企画だけでなく、見せ方、応募導線、動画、SNS運用、Webページ、KPI設計まで含めて考えることで成果につながりやすくなります。
- 周年記念キャンペーンを企画したい
- SNSやプレゼント企画をどう設計すればよいか迷っている
- キャンペーンLPや応募フォームを用意したい
- 周年動画やショート動画を活用したい
- 周年キャンペーンをプレスリリースやWeb発信につなげたい
そのような段階からご相談いただけます。
周年を一度きりの記念で終わらせず、お客様やファン、見込み客との関係を深める機会として、一緒に企画を整えていきましょう。
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