信用金庫の100周年記念事業で、金融教育を企画する。
そう聞くと、多くの人は「お金の授業」を思い浮かべるかもしれません。
- お金の使い方を学ぶ
- 貯金の大切さを学ぶ
- 投資や資産形成を学ぶ
- ローンや金利の仕組みを学ぶ
- 詐欺や金融トラブルを防ぐ方法を学ぶ
もちろん、これらは大切です。
子どもや若者が、お金との向き合い方を早い段階で学ぶことには意味があります。
ただ、信用金庫の100周年記念事業として金融教育を行うなら、もう一歩広げて考えることができます。
金融教育を「お金の知識を教える授業」だけで終わらせない。
地域の仕事、商店、企業、暮らし、起業、事業承継を教材にして、子どもや若者が「地域で生きる方法」を学ぶ機会にする。
それが、信用金庫の100周年らしい金融教育です。
信用金庫は、地域企業や商店、事業者、住民と日々関わっている金融機関です。
地域でどんな会社が働き、どんな商売が続き、どんな課題があり、どんなお金の流れが地域を支えているのかを知っています。
だからこそ、信用金庫の金融教育は、単なる座学ではなく、地域そのものを教材にできます。
この記事では、信用金庫の100周年で金融教育を企画する方法について、お金の授業で終わらせない考え方、地域企業・商店街・職業体験・起業教育・地域探究を組み合わせる方法、周年式典や周年動画・記念誌・周年サイトへの展開まで解説します。
信用金庫の100周年金融教育は、お金の授業だけで終わらせない
信用金庫の100周年記念事業で金融教育を行うこと自体は、とても自然です。
地域の子どもや若者に、お金の使い方、貯金、金融機関の役割、金融トラブルへの注意を伝えることは、地域金融機関としての社会貢献になります。
ただし、100周年という節目に行うのであれば、単発の金融教室だけで終わらせるのは少しもったいないです。
100周年は、過去100年への感謝を伝えるだけでなく、次の100年に向けて地域とどう関わるかを示す機会です。
そこで考えたいのが、金融教育の捉え直しです。
| 通常の金融教育 | 100周年での広げ方 |
|---|---|
| お金の使い方を教える | 地域でお金がどう回っているかを学ぶ |
| 貯金の大切さを教える | 地域企業がどう資金を使い、事業を続けているかを学ぶ |
| 投資を教える | 地域に必要な未来の店や仕事を考える |
| 詐欺防止を教える | 高齢者や地域の暮らしの困りごとを取材する |
| 金融機関の役割を教える | 信用金庫が地域企業や住民をどう支えているかを知る |
金融教育は、お金の知識を覚えることだけではありません。
地域でどう働くのか。
地域でどう暮らすのか。
地域の商売はどう成り立っているのか。
会社はどう続いていくのか。
若者が地域に関わる余地はどこにあるのか。
こうした問いを持つことも、広い意味での金融教育です。
100周年を「地域で生きる方法を学ぶ日」にする
信用金庫の100周年金融教育を、単なる授業にしないためには、テーマを変える必要があります。
テーマは、こうです。
100周年を、地域で生きる方法を学ぶ日 にする。
お金の知識を学ぶだけでなく、地域の仕事、企業、商店街、暮らし、困りごと、未来の仕事を学ぶ。
そのためには、教室の中だけで完結させないことが大切です。
- 地元企業の社長に会う
- 商店街を歩く
- 地域企業の商品を知る
- 商品を売る体験をする
- 未来の店を企画する
- 地域の困りごとを取材する
- 若手後継者の話を聞く
- 信用金庫職員が地域企業との関わりを話す
こうした体験を通じて、子どもや若者は「お金」を抽象的な数字ではなく、地域の仕事や暮らしとつながったものとして理解できます。
たとえば、商店街で1000円を使う体験は、単なる買い物ではありません。
その1000円が、店の売上になり、仕入れにつながり、働く人の給料につながり、地域の商いを支えます。
地元企業の商品を売る体験は、単なる販売体験ではありません。
価格設定、利益、仕入れ、宣伝、接客、在庫、顧客の反応を知る機会になります。
未来の店を企画する体験は、単なるアイデア出しではありません。
地域に足りないもの、必要なサービス、起業、投資、事業計画を考える入口になります。
信用金庫の100周年金融教育は、こうした地域の現場とつなげることで、記念事業としての意味が強くなります。
なぜ信用金庫と金融教育は相性がいいのか
信用金庫と金融教育は相性が良いです。
理由は、信用金庫が地域のお金の流れと、地域の仕事の両方を見ているからです。
銀行や証券会社の金融教育では、家計管理、投資、ローン、資産形成などに寄りやすくなります。
それも重要です。
しかし信用金庫の場合は、地域企業、商店、個人事業主、住民とのつながりがあります。
地域の中小企業の経営相談、創業支援、事業承継、販路開拓、ビジネスマッチングなどに関わることもあります。
つまり、信用金庫は「お金の知識」を教えるだけでなく、「地域で仕事が続いていく仕組み」を見せることができます。
信用金庫には地域企業とのネットワークがある
金融教育を地域体験型にするうえで、信用金庫の大きな強みは、地域企業とのネットワークです。
地元企業の社長、後継者、商店主、職人、農業者、観光事業者、製造業、福祉事業者など、地域で働く人たちとつながっています。
このネットワークを使えば、子どもや若者が普段出会えない地域の仕事に触れることができます。
地元企業にとっても、自社を知ってもらう機会になります。
採用や事業承継に課題を抱えている企業にとっては、若い世代との接点を作るきっかけにもなります。
地域経済を具体的に見せられる
金融教育では、「お金は社会の中で回っている」と説明することがあります。
しかし、言葉だけでは実感しにくいものです。
地域企業や商店街と組み合わせれば、お金の流れを具体的に見せられます。
- 商品を仕入れる
- 価格を決める
- 販売する
- 利益を出す
- 設備に投資する
- 人を雇う
- 次の商品を作る
- 地域にお金が回る
この流れを体験として学べると、金融教育は一気に分かりやすくなります。
地域の未来を考える教育にできる
100周年記念事業として金融教育を行うなら、過去だけでなく未来につなげることが大切です。
子どもや若者に、地域の未来を考えてもらう。
どんな店が必要か。
どんな仕事が残ってほしいか。
どんな会社が地域を支えているか。
どんな困りごとを解決したいか。
こうした問いを投げることで、金融教育はキャリア教育、起業教育、地域探究にも広がります。
金融を教えない金融教育とは
「金融を教えない金融教育」と聞くと、少し矛盾しているように感じるかもしれません。
ここで言いたいのは、金融用語を教えないという意味ではありません。
最初から貯金、投資、金利、ローン、資産形成という言葉だけで組み立てない、という意味です。
まず地域の仕事や暮らしを知る。
そのあとで、お金の意味が分かる。
この順番にすることで、子どもや若者にとって金融教育が身近になります。
| 通常の金融教育 | 100周年での広げ方 | 学べること | 信用金庫らしさ |
|---|---|---|---|
| お金の使い方を学ぶ | 商店街で1000円の使い方を考える | 消費、地域経済、店の役割 | 地域の商いと金融をつなげられる |
| 貯金の大切さを学ぶ | 地元企業の資金計画を知る | 売上、仕入れ、利益、投資 | 企業経営の現場を紹介できる |
| 仕事と収入を学ぶ | 地域企業の社長や後継者に会う | 働く意味、事業承継、地域で働く選択肢 | 取引先ネットワークを活かせる |
| 投資を学ぶ | 地域に必要な未来の店を企画する | 地域課題、起業、資金の使い方 | 創業支援や起業教育につなげられる |
| 詐欺防止を学ぶ | 高齢者や地域の困りごとを取材する | 生活課題、金融トラブル、地域支援 | 地域住民の暮らしに寄り添える |
このように考えると、金融教育の入口はもっと広くなります。
お金の話から始めるのではなく、地域の仕事や暮らしから始める。
その結果として、お金の役割が見えてくる。
信用金庫の100周年には、この順番が合っています。
テーマ1:地元企業の社長に会う
最初の企画は、地元企業の社長に会うことです。
子どもや若者にとって、地域企業の社長と直接話す機会は多くありません。
特に地方では、身近に企業があっても、何をしている会社なのか、どんな人が働いているのか、どんな思いで続いているのかを知らないことがあります。
信用金庫の100周年事業として、地元企業の社長や後継者に会うプログラムを作ると、金融教育が一気に地域に近づきます。
聞くべき質問例
- 会社はどのように始まりましたか?
- 地域の中で、どんな役割を担っていますか?
- 会社を続けるうえで大切にしていることは何ですか?
- 売上や利益は、会社を続けるうえでなぜ大切ですか?
- 設備投資や人材採用をどう考えていますか?
- 若い世代に知ってほしい地域の仕事は何ですか?
- 10年後、地域にどんな会社が必要だと思いますか?
ここで大切なのは、金融機関の目線だけで話をしないことです。
地域で働く人の言葉を通じて、仕事とお金の関係を知ってもらいます。
社長の話は、金融教育であり、キャリア教育でもあります。
テーマ2:商店街で1000円の使い方を考える
次に考えたいのが、商店街や地域の店を使った金融教育です。
たとえば、子どもや高校生に「1000円をどう使うか」を考えてもらいます。
ただし、単なる買い物体験ではありません。
地域の店を回り、店主の話を聞き、商品がどのように作られ、どのように売られているのかを知る体験にします。
1000円から学べること
- 価格はどのように決まるのか
- 安いものと高いものの違いは何か
- 地元で買うことにどんな意味があるのか
- 売上は店にとって何を意味するのか
- 地域の商店が続くために何が必要か
- 自分のお金の使い方が地域にどう関わるか
1000円という身近な金額だからこそ、子どもや若者は考えやすくなります。
どこで使うか。
何を買うか。
なぜその店を選ぶか。
地域の店で買うことは、地域を支えることにもつながります。
この体験は、消費教育であり、地域経済の学びでもあります。
テーマ3:地域企業の商品を売ってみる
さらに踏み込むなら、地域企業の商品を売る体験も考えられます。
地元企業の商品、農産品、加工品、菓子、工芸品、サービスなどを題材にして、若者が販売方法を考える企画です。
実際に販売する場合もあれば、模擬販売や企画提案でも構いません。
商品を売る体験で学べること
- 商品の強みを見つける
- 価格を考える
- 誰に売るかを決める
- 見せ方や言葉を考える
- 売れた理由・売れなかった理由を振り返る
- 利益や原価の考え方を学ぶ
- 地域企業の課題を知る
これは、かなり実践的な金融教育です。
お金を「使う側」だけでなく、「稼ぐ側」「事業を続ける側」から学べます。
信用金庫が関わる意味もあります。
地域企業を知っている信用金庫だからこそ、協力企業をつなぎ、企画を支え、販売体験を地域の学びにできます。
テーマ4:未来の店を企画する
100周年記念事業として、未来志向を強めるなら、「未来の店を企画する」プログラムもおすすめです。
子どもや若者に、地域にあったらよい店、サービス、仕事を考えてもらいます。
これは起業教育につながります。
企画テーマの例
- 10年後の商店街に必要な店
- 高齢者が暮らしやすくなるサービス
- 高校生が放課後に集まれる場所
- 観光客に地域を知ってもらう店
- 空き店舗を活用した新しい仕事
- 地域産品を全国に届けるEC企画
- 地域の困りごとを解決する小さなビジネス
この企画では、夢を語るだけで終わらせないことが重要です。
誰のための店か。
いくらで提供するのか。
初期費用はいくらか。
売上はどう作るのか。
地域企業とどう連携できるのか。
ここまで考えることで、金融教育と起業教育がつながります。
テーマ5:地域の困りごとを取材する
金融教育を地域探究に広げるなら、地域の困りごとを取材する企画も有効です。
地域には、さまざまな課題があります。
- 後継者不足
- 人手不足
- 空き店舗
- 高齢者の買い物
- 交通手段
- 若者の流出
- 地域産品の販路不足
- 商店街のにぎわい不足
こうした課題を、子どもや若者が地域の人に聞く。
信用金庫職員が、地域企業や行政、商店街、学校との間をつなぐ。
取材した内容を、発表会、冊子、動画、Webサイトで共有する。
これも、100周年記念事業として意味があります。
地域の課題を知ることは、地域でお金がどう使われ、どこに支援が必要で、どんな仕事が生まれるのかを考える入口になるからです。
高校生・大学生と地域企業をどうつなげるか
信用金庫の100周年金融教育では、高校生や大学生との連携が重要になります。
小学生向けなら、買い物体験や職場見学が中心になります。
中学生向けなら、職業体験や商店街調査が合います。
高校生・大学生向けなら、地域企業の取材、商品企画、販売体験、起業プラン、地域課題解決まで広げられます。
対象別の企画例
| 対象 | 企画例 | 学べること | 成果物 |
|---|---|---|---|
| 小学生 | お金の使い方、商店街での買い物体験 | お金の役割、地域の店 | 感想文、絵日記、写真展示 |
| 中学生 | 職場体験、地域企業見学 | 仕事、働く意味、地域企業 | 発表ポスター、職業体験レポート |
| 高校生 | 地域企業取材、商品販売体験、未来の店企画 | 経営、販売、起業、地域課題 | 発表会、動画、冊子、Web記事 |
| 大学生 | 地域課題調査、事業承継取材、ビジネスプラン | 地域経済、事業承継、創業支援 | 提案書、報告書、イベント企画 |
ポイントは、学校だけで完結させないことです。
信用金庫、学校、地域企業、商店街、行政、商工会議所、青年会議所、商工会などが連携すると、企画に厚みが出ます。
100周年だからこそ、信用金庫が地域のハブとして動く意味があります。
100周年式典で金融教育プロジェクトをどう発表するか
金融教育プロジェクトは、実施して終わりにしないことが大切です。
100周年式典で発表することで、地域へのメッセージになります。
式典で長く説明する必要はありません。
むしろ、短く分かりやすく見せることが重要です。
式典での発表方法
- 高校生や大学生による短い発表
- 地域企業取材のダイジェスト動画上映
- 商店街での学びを写真展示する
- 未来の店企画をパネル展示する
- 協力企業の代表者にコメントしてもらう
- 信用金庫代表者が次年度以降の継続を発表する
特に映像との相性は良いです。
子どもや若者が地域企業を訪ねる姿、社長の話を聞く場面、商店街で考える様子、発表会の空気を映像にまとめると、式典の中で伝わりやすくなります。
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周年動画・記念誌・周年サイトへの展開
信用金庫の100周年金融教育は、単発イベントで終わらせず、記録として残すことができます。
記録の残し方は、大きく3つあります。
周年動画にする
地域企業を訪ねる若者、社長の言葉、商店街での体験、発表会の様子を撮影しておくと、周年動画に展開できます。
単なる金融教室の記録ではなく、地域の未来を考える映像になります。
周年動画では、信用金庫の100年を振り返るだけでなく、次の100年を担う若い世代の姿を見せることができます。
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周年記念誌に残す
金融教育プロジェクトは、周年記念誌にも向いています。
たとえば、次のようなページが作れます。
- 金融教育プロジェクトの概要
- 参加した学校・企業の紹介
- 高校生や大学生の感想
- 地域企業の社長インタビュー
- 未来の店企画の発表内容
- 信用金庫職員のコメント
- 次年度以降の継続方針
記念誌に残すことで、参加者だけでなく、取引先、地域、職員、OB・OGにも取り組みを共有できます。
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周年サイトに掲載する
周年サイトを作る場合は、金融教育プロジェクトを特設ページとして掲載できます。
写真、動画、参加者コメント、協力企業一覧、発表資料、次年度募集などを掲載すれば、100周年後も見られる記録になります。
金融教育を単発のCSR活動で終わらせず、信用金庫の地域貢献の柱として見せることができます。
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2026.05.06
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地元メディアに伝わる企画にする
金融教育は、地域メディアにも伝えやすいテーマです。
ただし、「金融教室を開催しました」だけでは、記事として少し弱くなる場合があります。
メディアに伝わりやすくするなら、企画の見え方を工夫しましょう。
ニュースになりやすい切り口
- 高校生が地域企業20社を取材
- 中学生が地元企業を巡るジョブツアーを実施
- 高校生が商店街で1000円の使い方を考える
- 若者が未来の店を企画し、信用金庫100周年式典で発表
- 地域企業と高校生が共同で商品販売に挑戦
- 信用金庫100周年を機に、次世代向け地域探究プロジェクトを始動
このように、子どもや若者の動きが見えると、地域ニュースになりやすくなります。
金融教育を「授業」だけで見せるのではなく、「地域との接点」「若者の発表」「企業との連携」として見せることが大切です。
地域企業がメディアに届く情報を作る考え方については、こちらの記事も参考になります。
2024.07.12
プレスリリースは、企業や団体がメディアに向けて発信する公式な情報提供です。 一方、広告は、企業や団体が費用を支払い、伝えたい内容を自分たちの意図に沿って掲載・配信するものです。 どちらが良い、悪いという話ではありません。 役割が違います。 広告は、伝えたいメッセージを...
企画を組み立てる手順
信用金庫の100周年金融教育を実施する場合は、次の順番で考えると整理しやすくなります。
STEP1|目的を決める
まず、何のために金融教育を行うのかを決めます。
- 地域の若い世代に金融リテラシーを届けたい
- 地域企業を知ってもらいたい
- 将来の地元就職につなげたい
- 起業や創業への関心を育てたい
- 商店街や地域課題を考える機会にしたい
- 100周年後も続く教育事業にしたい
目的が曖昧なままだと、単なる出前授業になってしまいます。
STEP2|対象を決める
次に、対象を決めます。
小学生、中学生、高校生、大学生では、できる内容が変わります。
金融知識を教えるだけなら幅広い年代に対応できますが、地域企業取材や商品販売、起業企画まで広げるなら、高校生・大学生が向いています。
STEP3|協力先を決める
信用金庫だけで完結させず、協力先を決めましょう。
- 地元高校・大学
- 地域企業
- 商店街
- 商工会議所・商工会
- 行政
- 青年会議所・YEG
- 地元メディア
- クリエイター・映像制作会社
特に地域企業との連携は重要です。
信用金庫が取引先を紹介し、学校が学生を集め、地域企業が現場を見せる。
この三者が組めると、金融教育は地域事業になります。
STEP4|成果物を決める
プロジェクトの最後に何を残すかも決めておきましょう。
- 発表会
- ポスター展示
- 冊子
- Web記事
- 短編動画
- 周年式典での発表
- 地域企業紹介ページ
- 次年度への引き継ぎ資料
成果物を決めておくと、参加者も目的を持って取り組みやすくなります。
STEP5|100周年後の継続を考える
100周年記念事業で終わらせるのではなく、翌年以降も続けられる形にすることが大切です。
たとえば、初年度は高校4校で実施し、翌年以降は参加校や協力企業を増やす。
毎年テーマを変えて、地域企業取材、商店街企画、起業教育、事業承継取材へ広げる。
こうすれば、100周年は一過性のイベントではなく、次の100年に続く教育事業の出発点になります。
信用金庫100周年・金融教育チェックリスト
最後に、信用金庫100周年で金融教育を企画する際のチェックリストをまとめます。
- 金融教育を行う目的は明確か
- お金の授業だけで終わらない設計になっているか
- 地域企業や商店街との接点があるか
- 子ども・若者が実際に考える時間があるか
- 学校との連携体制はできているか
- 協力企業への依頼内容は整理されているか
- 取材・見学・販売体験などの安全管理はできているか
- 写真・動画撮影の許諾を取る準備があるか
- 成果物を何にするか決めているか
- 100周年式典で発表する場があるか
- 周年動画・記念誌・周年サイトへの展開を考えているか
- 100周年後も継続する仕組みがあるか
このチェックをしておくと、金融教育が単発の出前授業で終わりにくくなります。
よくある質問
Q. 信用金庫の100周年で金融教育を行うのは自然ですか?
A. 自然です。信用金庫は地域に密着した金融機関であり、金融教育や地域貢献活動とも相性があります。100周年記念事業として行う場合は、お金の知識だけでなく、地域企業や商店街、仕事、暮らしと結びつけると、信用金庫らしい企画になります。
Q. 金融教育は小学生向けと高校生向けで内容を変えるべきですか?
A. 変えるべきです。小学生向けはお金の使い方や買い物体験、中学生向けは職場体験や地域企業見学、高校生・大学生向けは地域企業取材、商品販売、起業企画、地域課題解決などが向いています。
Q. お金の授業をしないと金融教育になりませんか?
A. 必ずしもそうではありません。地域でお金がどう回るのか、会社がどう事業を続けているのか、商店がどう利益を出しているのかを学ぶことも、広い意味での金融教育です。最初から専門用語を教えるより、地域の仕事や暮らしから入る方が伝わりやすい場合があります。
Q. 地域企業に協力してもらうにはどうすればよいですか?
A. 目的、対象、依頼内容、所要時間、撮影の有無、発表方法を整理してから依頼しましょう。信用金庫が日頃から関係のある取引先企業に協力をお願いする場合も、教育事業としての意義と企業側のメリットを丁寧に説明することが大切です。
Q. 100周年式典ではどのように発表すればよいですか?
A. 高校生・大学生の短い発表、地域企業取材のダイジェスト動画、写真展示、未来の店企画のパネル展示などが考えられます。式典内では長く説明しすぎず、活動の意義と若者の声が伝わる構成にするとよいでしょう。
Q. 金融教育プロジェクトは動画にできますか?
A. できます。地域企業への訪問、商店街での体験、社長インタビュー、学生の発表、信用金庫職員のコメントを撮影しておくと、周年動画や周年サイト、記念誌に展開できます。100周年後も残る広報素材になります。
まとめ|信用金庫の金融教育は、地域で生きる方法を学ぶ周年事業にできる
信用金庫の100周年で金融教育を行うなら、お金の授業だけで終わらせる必要はありません。
お金の使い方、貯金、投資、詐欺防止を教えることは大切です。
しかし、信用金庫には、地域企業や商店、住民、行政、学校とのつながりがあります。
その強みを活かせば、金融教育はもっと広がります。
地元企業の社長に会う。
商店街で1000円の使い方を考える。
地域企業の商品を売ってみる。
未来の店を企画する。
地域の困りごとを取材する。
こうした体験を通じて、子どもや若者は、地域でお金がどう回り、仕事がどう続き、暮らしがどう支えられているのかを学べます。
それは、金融教育であり、キャリア教育であり、起業教育であり、地域探究でもあります。
100周年は、信用金庫自身の歴史を振り返るだけの節目ではありません。
次の100年を担う子どもや若者に、地域の仕事と暮らしを見せる機会でもあります。
信用金庫の100周年金融教育は、「お金を教える授業」ではなく、「地域で生きる方法を学ぶ記念事業」にできます。
信用金庫の100周年記念事業・金融教育・周年動画でお困りの方へ
トビガスマルでは、岡山県新見市を拠点に、企業・団体・地域金融機関の周年事業、周年動画、周年記念誌、周年サイト、式典演出、記録撮影、ライブ配信をサポートしています。
金融教育や地域企業取材、子ども・若者向けプロジェクトは、実施して終わりではありません。
写真、映像、記事、記念誌、周年サイトとして残すことで、100周年後も地域に伝わる記録になります。
- 信用金庫の100周年記念事業を企画したい
- 金融教育をお金の授業だけで終わらせたくない
- 地域企業や高校生・大学生を巻き込んだ企画にしたい
- 金融教育プロジェクトを周年式典で発表したい
- 地域企業取材や発表会を動画・記念誌・Webサイトに残したい
そのような段階からご相談いただけます。
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