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自治体周年の市民参加企画|公募・冠事業・写真募集・未来メッセージの進め方

自治体の周年記念事業では、市民参加企画がとても重要です。

市制施行、町制施行、合併、新市誕生などの節目は、行政だけで祝うものではありません。

市民・町民、学校、地域団体、企業、文化団体、スポーツ団体、子どもたちが関わることで、周年記念事業は「まち全体の節目」として伝わりやすくなります。

記念式典や記念動画、記念誌を作るだけでも周年事業にはなります。

しかし、市民が参加できる入口がないと、どうしても一部の関係者だけの行事に見えてしまうことがあります。

市民企画の公募、冠事業、協賛事業、写真募集、未来メッセージ、好きな場所投票、子ども未来会議、ロゴ・キャッチフレーズ公募などを組み合わせることで、市民が自分ごととして関われる周年になります。

この記事では、自治体周年の市民参加企画について、公募、冠事業、写真募集、未来メッセージ、子ども・学校連携、ロゴ・キャッチフレーズ公募、広報、記念動画・周年サイトへの活用まで、進め方を解説します。

自治体周年で市民参加企画が重要な理由

自治体周年で市民参加企画が重要なのは、周年記念事業が行政だけの行事ではないからです。

市や町の歴史は、行政の制度や施設だけで作られてきたものではありません。

そこに暮らしてきた市民、地域活動を続けてきた団体、学校、商店、企業、文化やスポーツに関わる人たちの積み重ねによって形づくられています。

行政だけの記念事業にしない

市制施行○周年、町制施行○周年と聞いても、市民にとっては少し遠い話に感じられることがあります。

記念式典、来賓挨拶、表彰、記念誌だけで構成すると、関係者向けの行事に見えやすくなります。

市民参加企画を入れることで、周年を「行政が行う事業」から「市民と一緒に作る節目」に変えられます。

市民の愛着を高める

写真募集、好きな場所投票、未来メッセージ募集などは、市民が自分のまちを見つめ直すきっかけになります。

普段は当たり前に見ている風景や地域行事も、周年を機に「残したいもの」「伝えたいもの」として再発見できます。

市民の言葉や写真が広報紙、動画、展示、周年サイトに掲載されることで、まちへの愛着も高まりやすくなります。

若い世代を巻き込める

自治体周年では、過去を振り返るだけでなく、未来へつなげる視点が必要です。

子ども作文、絵画募集、学校発表、子ども未来会議、若者インタビューなどを行うと、若い世代が周年事業に参加しやすくなります。

子どもたちの未来メッセージは、式典や記念動画の中でも印象に残りやすい要素です。

地域の記憶を集められる

自治体が保有している資料だけでは、地域の歴史をすべて拾いきれないことがあります。

市民から昔の写真、地域行事の記録、学校や商店街の写真、思い出のメッセージを集めることで、行政資料だけでは見えにくい地域の記憶を残せます。

集まった素材は、記念動画、記念誌、歴史展示、広報紙特集、周年サイトにも活用できます。

周年後にも残る資産になる

市民参加企画で集まった写真、メッセージ、動画、作品は、周年後にも残せます。

次回周年の準備、市史資料、地域学習、学校教材、移住定住PR、観光PRにも使える可能性があります。

募集して終わりにせず、整理・保存・公開まで考えておくことが大切です。

自治体周年記念事業全体の進め方については、こちらの記事も参考になります。

市民参加企画の主な種類

自治体周年の市民参加企画には、さまざまな形があります。

予算や人員、周年の目的に合わせて、取り組みやすいものから選びましょう。

企画 主な内容 向いている目的
市民企画公募 市民や団体から周年企画を募集する 市民主体の事業を増やしたい
冠事業 既存イベントに周年の冠を付ける 年間を通じて周年を広げたい
協賛事業 企業・団体と連携して周年を盛り上げる 地域全体で機運を高めたい
写真募集 昔の写真や残したい風景を募集する 地域の記憶を集めたい
メッセージ募集 まちへの思いや未来への言葉を集める 市民の声を残したい
子ども企画 作文・絵画・未来会議・学校発表 次世代を巻き込みたい
ロゴ・キャッチフレーズ公募 周年のシンボルを市民から募集する 市民参加の入口を作りたい

市制施行○周年の記念事業アイデアを幅広く確認したい場合は、こちらの記事も参考になります。

市民企画公募の進め方

市民企画公募は、市民や団体から周年記念事業の企画を募集する方法です。

行政だけでは出にくい地域目線の企画が集まりやすく、市民主体の周年事業を作ることができます。

対象者を決める

まず、誰が応募できるかを決めます。

  • 市内在住の個人
  • 市内在勤・在学の人
  • 市内で活動する団体
  • 自治会・町内会
  • NPO・市民活動団体
  • 学校・PTA
  • 企業・商工団体
  • 文化・スポーツ団体

個人応募を認めるのか、団体に限定するのかによって、審査や実施管理の方法が変わります。

募集テーマを決める

市民企画を募集する場合は、テーマを広くしすぎると応募内容がばらつきます。

一方で、狭くしすぎると応募しづらくなります。

たとえば、次のようなテーマが考えられます。

  • 市制施行○周年を市民と祝う企画
  • 地域の歴史や文化を伝える企画
  • 子どもや若者が参加できる企画
  • 市の魅力を発信する企画
  • 未来のまちづくりにつながる企画
  • 地域交流を促す企画

テーマは、周年記念事業の基本方針とそろえることが大切です。

対象事業を決める

どのような事業を対象にするかも整理します。

  • イベント
  • 講演会
  • 展示
  • ワークショップ
  • 文化・芸術事業
  • スポーツ事業
  • 福祉・健康事業
  • 環境・防災事業
  • 地域交流事業

営利目的の事業を対象にするか、政治・宗教活動を除外するか、参加費を取ってよいかなども、募集要項で明確にしておきましょう。

助成の有無を決める

市民企画公募では、助成金を出す場合と、冠や広報支援だけを行う場合があります。

助成を行う場合は、対象経費、補助率、上限額、精算方法、領収書の扱い、実績報告を明確にする必要があります。

助成を行わない場合でも、公式サイト掲載、広報紙掲載、ロゴ使用、SNS紹介などの支援があると、応募しやすくなります。

審査基準を決める

応募が多い場合は、審査基準を設けます。

  • 周年記念事業の趣旨に合っているか
  • 市民参加につながるか
  • 公共性があるか
  • 実現可能性があるか
  • 安全面に配慮されているか
  • 地域の魅力発信につながるか
  • 特定の団体や個人の利益に偏っていないか

審査基準をあらかじめ示しておくと、応募者も企画を考えやすくなります。

実施報告まで設計する

市民企画は、採択して終わりではありません。

実施後に、参加人数、写真、実施内容、成果、反省点を報告してもらう仕組みを作りましょう。

報告内容は、周年サイト、広報紙、記念誌、次回周年の資料として活用できます。

冠事業・協賛事業の進め方

冠事業は、既存のイベントや市民団体の事業に「市制施行○周年記念」「町制施行○周年記念」という名称を付けて実施する方法です。

新しい事業を一から作らなくても、年間を通じて周年の機運を高められる点が大きなメリットです。

既存イベントを活かせる

自治体には、毎年行われているイベントが多くあります。

  • 市民まつり
  • 文化祭
  • スポーツ大会
  • 健康イベント
  • 防災講演会
  • 福祉大会
  • 環境イベント
  • 観光イベント
  • 学校行事
  • 地域団体の事業

こうした既存事業に周年の冠を付けることで、庁内や団体の負担を抑えながら、周年の露出を増やせます。

対象事業を決める

冠事業にする対象は、あらかじめ決めておきましょう。

市主催事業だけにするのか、市民団体や企業の事業も対象にするのかで、運用が変わります。

対象外にする事業も明確にします。

  • 政治活動
  • 宗教活動
  • 公序良俗に反する事業
  • 特定の個人・団体の利益のみを目的とする事業
  • 周年の趣旨に合わない事業

申請方法を分かりやすくする

冠事業を募集する場合は、申請方法を分かりやすくします。

  • 申請書
  • 事業概要
  • 実施日
  • 会場
  • 主催者
  • 参加対象
  • ロゴ使用の有無
  • 広報希望の有無
  • 問い合わせ先

申請内容が複雑すぎると、市民団体が応募しにくくなります。

記入例やQ&Aを用意しておくと親切です。

ロゴ使用ルールを決める

冠事業では、周年ロゴやキャッチフレーズを使う場合があります。

使用ルールを決めておかないと、色や形がばらばらになったり、意図しない使われ方をしたりする可能性があります。

  • 使用できる媒体
  • 色指定
  • 余白のルール
  • 改変の可否
  • 商用利用の扱い
  • 使用期間
  • 事前確認の有無

周年ロゴは、広報紙、ポスター、SNS、動画、記念品、冠事業のチラシなどに展開できます。

広報支援の範囲を決める

冠事業・協賛事業では、自治体がどこまで広報支援するかを決めておく必要があります。

  • 公式サイトへの掲載
  • 広報紙への掲載
  • SNSでの紹介
  • ポスター掲示
  • チラシ配架
  • 記者発表資料への掲載
  • 周年ロゴデータの提供

支援範囲を明確にしておくことで、団体側も参加しやすくなります。

実績報告を残す

冠事業は、実施後の記録も大切です。

実施日、参加人数、写真、広報物、成果を集めておくと、周年全体の実績としてまとめられます。

終了後の周年事業レポートや、次回周年の引き継ぎ資料にも活用できます。

写真募集の進め方

写真募集は、自治体周年の市民参加企画として取り組みやすい方法です。

昔の写真、現在の風景、残したい場所、思い出の場所などを市民から募集することで、地域の記憶を集められます。

募集する写真のテーマを決める

まず、どのような写真を募集するかを決めます。

  • 昔の市街地・町並み
  • 学校や公共施設の写真
  • 祭り・地域行事
  • 商店街や駅前
  • 自然風景
  • 合併前の地域写真
  • 家族の記念写真
  • 未来に残したい風景
  • 市制施行○周年を祝う写真

テーマが分かりやすいほど、応募しやすくなります。

撮影年代・場所を確認する

昔の写真を募集する場合は、撮影年代と場所を確認しましょう。

写真だけでは、いつどこで撮られたものか分からないことがあります。

応募フォームには、撮影年、撮影場所、写っている内容、提供者のコメントを入れられる欄を用意するとよいでしょう。

使用許諾を明確にする

写真募集で特に重要なのが、使用許諾です。

応募された写真をどこで使うのかを、あらかじめ明記しておきましょう。

  • 広報紙
  • 公式サイト
  • SNS
  • 記念動画
  • 歴史展示
  • 周年サイト
  • 式典上映
  • 記念誌

「応募された写真は市制施行○周年記念事業の広報・記録に使用する場合があります」のように、使用範囲を分かりやすく説明しておくことが大切です。

紙写真の返却・データ化を決める

高齢者からは、紙焼き写真で応募されることもあります。

紙写真を受け取る場合は、返却するのか、スキャン後に返却するのか、返却しないのかを決めておきましょう。

スキャンする場合は、解像度、ファイル名、保存先、提供者情報の管理も必要です。

周年事業の写真・動画・資料の整理方法については、こちらの記事も参考になります。

写真を展示・動画・広報に活用する

集まった写真は、さまざまな形で活用できます。

  • 広報紙の周年特集
  • 歴史展示・写真展
  • 記念動画
  • SNSカウントダウン
  • 周年サイトのギャラリー
  • 式典会場のパネル展示
  • 記念誌の写真ページ

写真募集は、集めるだけでなく、どう見せるかまで考えておくと効果的です。

歴史展示・ヒストリーパネルの作り方については、こちらの記事も参考になります。

未来メッセージ・好きな場所募集の進め方

未来メッセージや好きな場所募集は、市民が参加しやすい企画です。

写真がない人でも、短い言葉なら応募しやすくなります。

募集テーマを分かりやすくする

市民からメッセージを募集するときは、答えやすいテーマにしましょう。

  • このまちの好きなところ
  • 未来に残したい風景
  • 次の世代に伝えたいこと
  • 100年後も残したいもの
  • まちでの思い出
  • 未来の市・町に期待すること
  • 子どもたちに残したい地域の宝物

行政用語を使わず、日常の言葉で募集する方が参加しやすくなります。

短い言葉でも使いやすい

未来メッセージは、長文である必要はありません。

短い一言でも、広報紙、動画、展示、SNSに使いやすくなります。

たとえば、「この川の風景を残したい」「子どもたちが帰ってきたくなるまちに」「昔から続く祭りを大切にしたい」といった言葉は、周年企画に温度を与えます。

写真・絵・短歌・作文と組み合わせる

メッセージ募集は、写真や絵、短歌、作文と組み合わせることもできます。

子ども、若者、高齢者、それぞれが参加しやすい形式を用意すると、応募の幅が広がります。

集まった言葉を動画や式典に使う

集まった未来メッセージは、記念動画や式典で活用できます。

  • 式典オープニング映像に入れる
  • 子どもたちの朗読として使う
  • 広報紙特集に掲載する
  • 周年サイトに掲載する
  • 展示パネルにする
  • SNSで紹介する

市民の言葉が入ることで、周年記念事業が行政からの発信だけでなく、市民の声を集めた事業になります。

市制・町制周年の記念動画の作り方については、こちらの記事も参考になります。

子ども・学校を巻き込む方法

自治体周年では、子どもや学校の参加も大切です。

周年は過去を振り返るだけでなく、未来のまちを考える機会でもあるからです。

作文・絵画募集

小中学生や高校生を対象に、未来のまちをテーマにした作文や絵画を募集する方法があります。

作品は、広報紙、式典会場、公共施設、周年サイト、記念誌に掲載できます。

募集テーマは、子どもが考えやすい言葉にしましょう。

  • 未来のわたしたちのまち
  • 残したいふるさとの風景
  • 100年後の市・町
  • 大好きな地域の場所
  • こんなまちになってほしい

子ども未来会議

子ども未来会議は、子どもたちが未来のまちについて話し合う企画です。

小学生、中学生、高校生が参加し、まちの好きなところ、困っていること、未来に残したいものを話し合います。

成果を式典や広報紙で発表すると、周年事業に未来への視点が加わります。

学校発表・合唱・吹奏楽

記念式典や記念イベントで、児童・生徒の発表、合唱、吹奏楽、郷土芸能などを行う方法もあります。

式典に子どもたちの発表が入ると、市民にとって身近な周年になります。

ただし、学校行事、リハーサル、移動、保護者対応、写真・動画掲載同意を早めに調整しましょう。

教育委員会との調整

学校を巻き込む企画では、教育委員会との調整が必要です。

募集時期、対象学年、学校への依頼方法、作品回収、審査、表彰、掲載許可を整理しておきましょう。

子どもの個人情報・肖像に注意する

子どもが出演・応募する場合は、個人情報や肖像の扱いに注意が必要です。

氏名を掲載するか、学校名だけにするか、顔写真を出すか、動画やSNSで公開するかを事前に決め、必要な同意を取っておきましょう。

ロゴ・キャッチフレーズ公募の進め方

周年ロゴやキャッチフレーズの公募は、市民参加の入口として使いやすい企画です。

採用されたロゴや言葉は、記念式典、広報紙、ポスター、動画、周年サイト、冠事業、記念品に展開できます。

公募の目的を決める

ロゴ・キャッチフレーズ公募では、何を重視するかを決めましょう。

  • 市民参加を重視する
  • 子どもや学生の参加を重視する
  • 実務で使いやすいデザインを重視する
  • 未来へのメッセージ性を重視する
  • 地域らしさを重視する

目的によって、応募条件や審査基準が変わります。

審査方法を決める

審査は、庁内審査、委員会審査、市民投票、専門家審査を組み合わせる方法があります。

市民投票を入れると参加感が高まりますが、最終的な使用しやすさや権利確認も必要です。

著作権・使用権を整理する

ロゴやキャッチフレーズを採用する場合は、著作権や使用権を整理しておきましょう。

採用作品を自治体がどの範囲で使えるのか、改変できるのか、第三者利用を認めるのかを募集要項に明記します。

使用ルールを作る

採用後は、ロゴの使用ルールを作ります。

  • 色指定
  • 余白
  • 最小サイズ
  • 背景色
  • 改変禁止事項
  • 使用申請の有無
  • 冠事業での使用方法

使用ルールがないと、チラシやSNSでばらばらに使われることがあります。

周年スローガン・キャッチコピーの考え方については、こちらの記事も参考になります。

市民参加企画を広報する方法

市民参加企画は、募集しても知られなければ応募が集まりません。

広報計画を早めに作り、複数の媒体で周知しましょう。

広報紙で知らせる

自治体広報紙は、市民に届きやすい媒体です。

募集概要、応募方法、締切、対象者、問い合わせ先を分かりやすく掲載しましょう。

高齢者やWebを見ない層にも届きやすい点が強みです。

公式サイト・周年特設ページに掲載する

公式サイトや周年特設ページには、募集要項、申請書、応募フォーム、Q&A、採用結果、実施報告をまとめて掲載できます。

情報が複数ページに分散すると分かりにくくなるため、周年特設ページを入口にすると便利です。

周年サイトに載せる内容については、こちらの記事も参考になります。

SNSで繰り返し発信する

SNSは、募集開始時だけでなく、締切前にも複数回発信しましょう。

写真募集やメッセージ募集は、応募例を紹介すると参加しやすくなります。

  • 募集開始のお知らせ
  • 応募例の紹介
  • 締切前のリマインド
  • 応募作品の一部紹介
  • 結果発表
  • 活用報告

公共施設で案内する

市役所、図書館、公民館、文化ホール、体育館、道の駅、観光案内所などにチラシやポスターを設置します。

写真募集や未来メッセージ募集では、応募用紙を紙で置く方法もあります。

学校・団体経由で届ける

子ども向け企画や団体向け冠事業は、学校や地域団体を通じて周知すると届きやすくなります。

学校配布、自治会回覧、商工会・商工会議所、文化協会、スポーツ協会、社会福祉協議会など、関係団体と連携しましょう。

記者発表・地域メディアを活用する

市民参加企画は、地域メディアにとっても取り上げやすいテーマです。

写真募集、未来メッセージ募集、子ども未来会議、ロゴ公募、冠事業募集などは、記者発表やプレスリリースで知らせることもできます。

集まった素材をどう活用するか

市民参加企画で集まった写真、メッセージ、作品、動画は、周年事業の大切な素材です。

募集して終わりにせず、どう活用するかまで設計しておきましょう。

記念動画に使う

市民から集まった写真や未来メッセージは、記念動画に活用できます。

昔の写真、現在の風景、市民の言葉、子どもたちの未来メッセージを組み合わせることで、自治体らしい周年動画になります。

記念誌・広報紙に掲載する

応募された写真やメッセージは、記念誌や広報紙特集にも使えます。

市民の言葉を誌面に残すことで、公式記録に市民参加の跡を残せます。

周年サイトに掲載する

周年サイトに写真ギャラリーやメッセージ一覧を掲載すると、式典後にも見返せる記録になります。

公開する場合は、氏名表示の有無、掲載期間、削除依頼への対応を決めておきましょう。

歴史展示・パネル展示にする

市民提供写真や未来メッセージは、歴史展示やパネル展示にも向いています。

公共施設、図書館、文化ホール、式典会場、商業施設などで展示すると、多くの人に見てもらえます。

SNSで紹介する

応募された写真やメッセージをSNSで紹介する方法もあります。

投稿する場合は、応募時にSNS掲載の許可を取っておきましょう。

市民の投稿をリポストする場合も、事前にルールを決めておくと安心です。

アーカイブとして保存する

集まった素材は、次回周年や市史資料として使える可能性があります。

ファイル名、提供者、撮影年、撮影場所、使用許諾、掲載履歴を整理し、アーカイブとして保存しておきましょう。

市民参加企画で注意すべきこと

市民参加企画は、自治体周年にとって大切な取り組みですが、準備不足だと運用で困ることがあります。

次の点に注意しましょう。

応募が少ない

募集しても、思ったほど応募が集まらないことがあります。

募集期間が短い、テーマが分かりにくい、応募方法が難しい、広報が少ないと応募が伸びにくくなります。

応募例を示す、紙とWebの両方で応募できるようにする、団体や学校に直接案内するなどの工夫が必要です。

条件が分かりにくい

応募条件が分かりにくいと、市民は参加しにくくなります。

対象者、応募方法、締切、採用後の使い道、問い合わせ先を分かりやすく書きましょう。

権利確認が曖昧

写真、ロゴ、キャッチフレーズ、作文、絵画、動画には権利が関わります。

応募作品を広報紙、Web、SNS、動画、展示で使う場合は、使用許諾を明確にしておきましょう。

特定団体に偏る

市民参加企画が、特定の地域や団体だけに偏ることがあります。

学校、自治会、文化団体、スポーツ団体、企業、若者、高齢者など、幅広く参加できる導線を作りましょう。

採用後の使い道がない

写真やメッセージを募集しても、どこにも掲載されなければ参加者の満足度が下がります。

募集前に、広報紙、動画、展示、周年サイト、SNSなどの活用先を決めておきましょう。

報告・記録が残らない

市民企画や冠事業は、実施して終わりになりがちです。

実施後の写真、参加人数、広報物、成果を集め、周年事業全体の記録として残しましょう。

募集して終わりになる

市民参加企画は、募集そのものが目的ではありません。

集まった素材や企画を、周年事業全体の中でどう見せるか、どう残すかまで考えることが大切です。

あわせて確認したい関連記事

自治体周年の市民参加企画は、自治体周年事業全体、記念事業アイデア、記念式典、記念動画、歴史展示、周年サイト、資料保存、周年スローガンと組み合わせて考えると進めやすくなります。準備段階では、以下の記事もあわせて確認しておくと安心です。

自治体周年の市民参加企画チェックリスト

最後に、自治体周年の市民参加企画を準備するときのチェックリストをまとめます。

基本設計

  • 市民参加企画を行う目的を決めた
  • 対象者を整理した
  • 市民企画公募を行うか決めた
  • 冠事業・協賛事業を募集するか決めた
  • 写真募集やメッセージ募集の有無を決めた
  • 子ども・学校連携の有無を決めた

募集要項

  • 募集テーマを決めた
  • 応募条件を整理した
  • 対象外となる事業や作品を明記した
  • 応募方法を分かりやすくした
  • 締切を決めた
  • 問い合わせ先を明記した

権利・許諾

  • 写真・作品の使用範囲を明記した
  • Web・SNS掲載の可否を確認した
  • 記念動画での使用可否を確認した
  • 子ども出演・作品掲載の同意を確認した
  • ロゴ・キャッチフレーズの著作権を整理した
  • 応募作品の返却有無を決めた

広報

  • 広報紙で募集を知らせた
  • 公式サイト・周年特設ページに掲載した
  • SNSで複数回発信した
  • 公共施設にチラシを設置した
  • 学校や地域団体に案内した
  • 締切前のリマインドを行った

活用・記録

  • 集まった写真やメッセージの活用先を決めた
  • 記念動画に使う素材を整理した
  • 広報紙・記念誌への掲載を検討した
  • 周年サイトへの掲載方法を決めた
  • 展示や式典での活用方法を決めた
  • 実施後の報告・記録方法を決めた

よくある質問

Q. 自治体周年で市民参加企画は必要ですか?

A. 必須ではありませんが、実施する価値は高いです。市民参加企画を入れることで、周年記念事業が行政だけの行事ではなく、市民と一緒に作る節目として伝わりやすくなります。写真募集、メッセージ募集、冠事業など、取り組みやすい形から始められます。

Q. 冠事業とは何ですか?

A. 既存のイベントや市民団体の事業に「市制施行○周年記念」「町制施行○周年記念」という冠を付けて実施する事業です。新規事業を一から作らなくても、年間を通じて周年の機運を高められる方法です。

Q. 写真募集では何に注意すべきですか?

A. 撮影年代、撮影場所、提供者情報、使用許諾を確認することが大切です。広報紙、公式サイト、SNS、記念動画、展示、周年サイトなど、どこで使う可能性があるかを応募時に明記しておきましょう。

Q. 未来メッセージはどのように活用できますか?

A. 広報紙、周年サイト、記念動画、式典上映、展示パネル、SNS投稿などに活用できます。子どもたちの未来メッセージや市民の好きな場所への思いを入れると、周年事業に温度が生まれます。

Q. 市民参加企画で応募が少ない場合はどうすればよいですか?

A. 募集テーマを分かりやすくし、応募例を示すことが大切です。広報紙、公式サイト、SNS、公共施設、学校、地域団体を通じて複数回案内しましょう。紙とWebの両方で応募できるようにすると参加しやすくなります。

まとめ|自治体周年は、市民が参加できる入口を作ることが大切

自治体周年の市民参加企画は、市制施行・町制施行の節目を、市民と一緒に共有するための取り組みです。

記念式典や記念動画、記念誌だけでなく、市民企画公募、冠事業、協賛事業、写真募集、未来メッセージ、好きな場所投票、子ども未来会議、ロゴ・キャッチフレーズ公募などを組み合わせることで、まち全体で周年を祝う空気を作れます。

大切なのは、募集して終わりにしないことです。

集まった写真、メッセージ、作品、企画を、広報紙、記念動画、周年サイト、歴史展示、式典、SNSに活用し、記録として残しましょう。

市民参加企画は、行政だけでは集められない地域の記憶や、市民の言葉を残す機会です。

周年後にも活用できる広報資産として、企画、募集、活用、保存まで一体で設計することが大切です。

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自治体周年では、市民参加企画で集まった写真、メッセージ、インタビュー、子どもたちの声を、記念動画、広報紙、周年サイト、式典上映、歴史展示にどう活用するかが重要です。

  • 市制施行・町制施行の市民参加企画を考えたい
  • 写真募集や未来メッセージ募集を動画・広報に活かしたい
  • 冠事業や市民企画の見せ方を整理したい
  • 市民インタビューを使った記念動画を作りたい
  • 周年サイトや広報紙特集と連動させたい

そのような段階からご相談いただけます。

自治体の周年を行政だけの記念事業で終わらせず、市民の声と地域の記憶を未来に残す機会として、企画・映像・記録・Web発信まで一緒に整えていきましょう。

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