こんにちは。合同会社トビガスマル代表の廣瀬です。
周年動画を作りたい企業から、
「昔の動画が残っていないんですが、作れますか?」
「あるのは写真と年表くらいです」
「創業当時は写真も少ないんです」
と相談されることがあります。
結論から言えば、
写真だけでも周年動画は作れます。
むしろ、創業当時の社屋、昔の社員、商品、工場、地域行事などの写真は、今から新しく撮ることのできない貴重な素材です。
問題は、
動画がないことではありません。
昔の写真を年号順に100枚並べて、「会社の歴史を紹介するスライドショー」にしてしまうことです。
周年動画に必要なのは、写真の枚数ではなく、
「この会社は、どんな時間を歩いてきたのか」が伝わる構成
です。
この記事では、手元にある写真・年表・新聞記事などから、会社や団体の歩みが伝わる周年動画を作る方法を、実際の構成まで含めて整理します。
結論|「動画素材がない」は、周年動画の弱点ではない
周年動画という言葉から、
現在の社員を撮影する。
ドローンを飛ばす。
工場や仕事風景を撮影する。
インタビューを撮る。
といった映像を想像するかもしれません。
もちろん、現在の映像を撮影できれば表現の幅は広がります。
ただ、周年動画で本当に価値があるのは、
今はもう撮れないもの
です。
例えば、
- 創業者が若かった頃の写真
- 創業当時の小さな事務所
- 初代の店舗や工場
- 昔の商品や車両
- 入社当時の社員
- 昔の制服
- 過去の社内行事
- 地域イベントへの参加
- 歴代の集合写真
- 過去の周年式典
です。
これらは4Kカメラを用意しても撮り直せません。
画質が多少悪くても、
「その時、本当にそこにあった」ということ自体に価値があります。
写真しか残っていない。
ではなく、
> 写真だから残せる時間がある。
と考えると、周年動画の作り方が変わります。
周年動画そのものの種類や制作の流れから知りたい場合は、こちらで全体像をまとめています。
2026.03.16
企業や団体にとって周年は、特別な節目です。 創業や創立からの歩みを振り返り、 支えてくれた人たちへ感謝を伝え、 そしてこれからの未来を示す時間でもあります。 その周年イベントの中心コンテンツとして、近年注目されているのが 周年動画 です。 周年動画は、単なる記念映像では...
写真を動かす前に「会社の物語」を作る
写真だけの周年動画で、一番やってはいけないのが、
編集ソフトを開いてから写真の順番を考えること
です。
まず映像を作るのではなく、
会社や団体の歴史を整理します。
例えば、
> 1965年 創業
> 1973年 新工場完成
> 1985年 新事業開始
> 1997年 社屋移転
> 2010年 二代目社長就任
> 2025年 創業60周年
という年表があったとします。
これをそのまま映像にすると、
「1965年創業」
「1973年新工場」
「1985年新事業」
と出来事が続くだけになります。
情報としては正しい。
でも、
なぜその出来事が重要だったのか
が分かりません。
例えば、
> 仕事が増え、それまでの工場では対応できなくなった。
> ↓
> そこで新工場を建てた。
なら、
「新工場完成」は会社が成長した証拠になります。
あるいは、
> 業界環境が大きく変わった。
> ↓
> 生き残るため新しい事業へ挑戦した。
なら、
「新事業開始」は会社の転機です。
年表の中から「物語になる出来事」を拾うための資料です。
ここを先に整理すると、必要な写真も見えてきます。
最初に写真を5つに分ける
大量の写真をいきなり年代順に並べると、選べなくなります。
私はまず、写真を役割ごとに分けることをおすすめします。
| 分類 | 写真の例 | 動画での役割 |
|---|---|---|
| 原点 | 創業者、初代社屋、最初の商品 | 「どこから始まったか」を伝える |
| 転機 | 新工場、新店舗、新事業、設備導入 | 会社の変化を見せる |
| 人 | 社員、OB・OG、集合写真、仕事風景 | 会社を支えた人を見せる |
| つながり | 顧客、取引先、地域活動、イベント | 会社が誰と歩んできたかを見せる |
| 現在・未来 | 現在の社員、若手、新社屋、新事業 | 次の時代へつなげる |
この5つに分けるだけでも、
「社屋の写真ばかり」「集合写真ばかり」
といった偏りに気づきやすくなります。
写真だけで作る周年動画の基本構成
迷った場合は、
過去 → 人 → 現在 → 未来
の流れが使いやすいです。
例えば5〜8分程度のヒストリー動画なら、次のように考えられます。
| 章 | 内容 | 素材例 |
|---|---|---|
| 1. オープニング | 周年の節目を提示 | 現在の社屋、周年ロゴ、集合写真 |
| 2. 原点 | 創業・設立 | 創業者、初代社屋、最初の商品 |
| 3. 挑戦 | 成長・転機 | 工場、設備、新事業、新聞記事 |
| 4. 人 | 会社を支えてきた人 | 社員、OB・OG、現場写真 |
| 5. つながり | 顧客・地域との歩み | 地域活動、取引先、イベント |
| 6. 現在 | 今の会社 | 現在の社員、事業、社屋 |
| 7. 感謝 | 支えてくれた人へ | 集合写真、人の表情 |
| 8. 未来 | 次の10年へ | 若手社員、新事業、未来を感じる写真 |
重要なのは、
最後を「現在」で終わらせないこと
です。
周年は過去を振り返るだけではありません。
最後に、
「次の10年へ」
「次の世代へ」
「これからも地域とともに」
など未来へ向かう言葉を置くことで、
周年動画が単なる懐古映像ではなくなります。
構成案1|王道のヒストリー型
最も作りやすいのが、
創業から現在までを時間軸で追うヒストリー型
です。
50周年。
60周年。
100周年。
など、長い歴史のある企業・団体に向いています。
### 構成例
1. 創業
2. 最初の仕事
3. 成長期
4. 大きな転機
5. 苦しい時代
6. 新たな挑戦
7. 現在
8. 次の時代
ただし、
10年ごとの出来事を全部入れようとしないこと
が重要です。
50年間の出来事をすべて紹介すると、
「会社沿革の朗読」
になってしまいます。
残すのは、
> この出来事がなければ、現在の会社はなかった
と言える転機です。
構成案2|「人」を主役にする感謝型
人が写っている写真が多い会社なら、
時系列よりも、
会社を支えてきた人
を軸にする方法があります。
例えば、
> 創業者
> ↓
> 創業期を支えた社員
> ↓
> 現場を作った人たち
> ↓
> 顧客・取引先
> ↓
> OB・OG
> ↓
> 現在の社員
> ↓
> 次の世代
という流れです。
周年動画は、
会社だけを主役にする必要はありません。
むしろ、
「この会社の歴史は、人が作ってきた」
という構成にすると、感謝が伝わりやすくなります。
古い集合写真。
社員旅行。
作業中の写真。
忘年会。
地域行事。
一見すると「会社史には関係ない」と思う写真の方が、
当時の空気を伝えてくれることもあります。
構成案3|昔と今を比較するビフォーアフター型
昔と現在で大きく変わった企業には、
ビフォーアフター型も向いています。
例えば、
> 昔の社屋 → 現在の社屋
> 昔の製造設備 → 現在の設備
> 創業時の商品 → 現在の商品
> 昔の制服 → 現在の制服
> 5人の社員 → 100人の社員
と比較します。
単に、
「こんなに大きくなりました」
で終わらせず、
変わったものと、変わらなかったもの
を見せると深みが出ます。
例えば、
> 社屋は変わった。
> 設備も変わった。
> でも、ものづくりへの姿勢は変わっていない。
といった構成です。
これは、企業理念や現在のブランドメッセージへつなげやすい方法です。
構成案4|周年式典のオープニング型
写真だけの動画を、
周年式典の冒頭
に使う場合は、考え方を変えます。
会社史を全部説明する必要はありません。
目的は、
会場の空気を「周年の時間」に変えること
です。
そのため、
1. 周年ロゴ
2. 創業時の象徴的な写真
3. 歴史を感じる数枚
4. 現在の社員
5. 感謝の言葉
6. 「創立○周年記念式典」
7. 開会
くらいまで絞る方法があります。
写真も、
100枚見せるより、
意味のある10〜20枚を強く見せる
方が効果的な場合があります。
周年動画の長さについては、用途別にこちらで詳しく整理しています。
2026.07.18
周年動画を制作するとき、「何分くらいの長さにすればよいのか」と迷うことがあります。 短すぎると、会社や団体の歩み、感謝、メッセージが伝わらないのではないか。反対に、長すぎると式典で参加者が集中して見てくれないのではないか。 周年動画は、伝えたいことが多くなりやすい映像です。 創業か...
構成案5|過去ではなく「未来」を主役にする
周年動画というと、
昔の写真が主役になりがちです。
しかし、
過去を見せる目的は、未来へつなぐこと
でもあります。
例えば、
> 創業者が始めた会社
> ↓
> 多くの人に支えられてきた
> ↓
> 現在の社員へ受け継がれた
> ↓
> 次の世代が新しい挑戦を始める
という構成です。
昔の写真だけではなく、
現在の若手社員。
新しい設備。
新事業。
地域活動。
これから挑戦するプロジェクト。
などの写真を後半へ入れます。
最後に、
> 「次の50年へ。」
と締める。
これだけでも、
写真スライドが「未来を共有する動画」に変わります。
写真は何枚必要?
よく聞かれる質問です。
一律の正解はありません。
動画の長さ。
写真の種類。
ナレーションの有無。
インタビューを入れるか。
によって変わります。
例えば5分前後の写真中心の動画なら、
30〜60枚程度を一つのスタート地点
として考えることはできます。
ただし、
30枚なければ作れないわけではありません。
逆に、
200枚あるから200枚入れた方がいいわけでもありません。
重要なのは、
1枚ずつに役割があること。
です。
創業者を見せる写真。
会社の転機を見せる写真。
社員を見せる写真。
地域との関係を見せる写真。
「この写真がなくても話が伝わる」のであれば、
外す判断も必要です。
写真が少ないときはどうする?
歴史が長い会社ほど、創業期の写真が大量に残っているとは限りません。
例えば、
「創業時の写真が3枚しかない」
ということもあります。
それでも作れます。
新聞記事を使う
新聞に掲載された記事があれば、
当時の出来事を伝える資料になります。
記事全文を読ませる必要はありません。
見出し。
掲載写真。
日付。
象徴的な一部分。
を見せるだけでも、その時代の空気が出ます。
古い会社案内・パンフレットを使う
昔の会社案内。
商品カタログ。
広告。
チラシ。
なども立派な歴史資料です。
現在のデザインと比較すると、
会社の変化も見せられます。
社内報・記念誌を使う
昔の社内報には、
その時代の社員や社内行事、代表メッセージが残っていることがあります。
過去の記念誌も重要な素材です。
周年記念誌についてはこちらでも詳しく紹介しています。
2026.05.03
周年記念誌は、会社や団体の歴史を一冊にまとめるものです。 沿革、年表、過去写真、代表挨拶、社員や関係者のメッセージ、事業の変遷、未来へのビジョン。 こうした情報を整理して残せるのは、記念誌の大きな強みです。 一方で、紙の記念誌だけでは伝わりにくいものもあります。 代表...
昔の商品・道具・設備を撮影する
写真が残っていなくても、
現物が残っている場合があります。
昔の商品。
工具。
制服。
看板。
社章。
機械。
表彰状。
これらを現在撮影して使う方法もあります。
人の記憶を加える
写真そのものが少なくても、
創業者。
前社長。
ベテラン社員。
OB・OG。
取引先。
に話を聞けば、
写真の裏側にある物語が出てきます。
例えば1枚の工場写真でも、
> 「この建物は社員みんなで休日に引っ越したんです」
という証言が加わると、
ただの工場写真ではなくなります。
インタビューを組み合わせる場合の質問例はこちらでまとめています。
2026.05.09
周年動画は、会社や団体の歩みを振り返り、支えてくださった方へ感謝を伝え、これからの未来を共有するための映像です。 その中でインタビューは、とても重要な役割を持ちます。 代表者の言葉には、創業時の想いや未来への方針が込められます。 社員の言葉には、現場の空気や仕事への誇りが表...
写真をただ「ズーム」させても、物語にはならない
写真動画でよく使われるのが、
ゆっくり拡大する。
横へパンする。
といった動きです。
もちろん有効です。
ただし、
写真を動かしただけではストーリーにはなりません。
重要なのは、
「どこを見てもらいたいか」
です。
例えば集合写真なら、
最初に全体を見せる。
↓
創業者へ寄る。
↓
現在の代表者と似た表情が分かる。
という見せ方もできます。
工場の写真なら、
工場全体。
↓
当時の小さな設備。
↓
現在の大型設備。
へつなぐ。
つまり、
動きにも意味を持たせる
ことが大切です。
テロップは「説明」より「意味」を加える
写真に、
> 1978年 新工場完成
と入れる。
これは情報です。
必要です。
でも、それだけでは出来事しか伝わりません。
例えば、
> 1978年
> 次の時代へ進むため、新工場を建設。
なら、
少し意味が見えます。
あるいは、
> 5人で始まった会社は、
> この場所から次の挑戦へ。
でもいい。
周年動画では、
写真を説明するテロップ
と、
写真の意味を伝えるテロップ
を分けて考えると見やすくなります。
長い文章は避けます。
詳しい説明はナレーションや記念誌へ任せます。
年表を全部読ませない
会社沿革を動画にするとき、
一番起こりやすい失敗です。
> 1970年 ○○
> 1972年 ○○
> 1974年 ○○
> 1976年 ○○
と続くと、
動画ではなく年表になります。
会社の歴史を整理するときは、
すべての出来事を、
**重要度A・B・C**
くらいに分けてみてもいいでしょう。
### A|会社の転機
動画でしっかり扱う。
### B|歴史上必要
短く触れる。
### C|記録としては重要だが動画には不要
記念誌・周年サイト・社内アーカイブへ残す。
これなら、
「記録として残したいもの」と、
「映像で伝えたいもの」
を分けられます。
古い写真は、周年を機にデジタル化しておく
周年動画を作ると、
会社中から写真が集まってきます。
アルバム。
紙焼き写真。
ネガ。
昔の社内報。
新聞記事。
DVD。
VHS。
外付けHDD。
社員個人のスマートフォン。
ここで大切なのは、
動画に使った写真だけ取り込んで終わらせないこと
です。
せっかく資料が集まるなら、
周年を機に整理します。
例えば、
> 01_創業期
> 02_1970年代
> 03_1980年代
> 04_1990年代
> 05_2000年代
> 06_現在
> 07_人物
> 08_社屋設備
> 09_地域活動
など。
ファイル名も、
> 1978_新工場完成_本社外観.jpg
のようにしておけば、
次に使う人が分かります。
写真・紙資料・動画などをデジタル保存する具体的な方法はこちらで詳しくまとめています。
2026.08.17
周年事業は、式典や記念動画、記念誌を作るためだけのものではありません。 会社や団体の歴史を振り返るタイミングだからこそ、これまで保管してきた写真、動画、紙資料、パンフレット、新聞記事、ポスター、社内報、記念品などを整理し、デジタル保存しておく大切な機会でもあります。 古い写真が段ボールに...
これは周年動画制作だけではなく、
会社の歴史資料を未来へ残す仕事
でもあります。
「誰の写真か」を分かるうちに確認する
古い集合写真でよく起きる問題があります。
誰が写っているのか分からない。
です。
現在の社員へ聞いても、
「多分○○さんだと思う」
となる。
さらに10年経てば、分かる人がもっと少なくなります。
周年で写真を集めるときは、
可能なら、
- 撮影年
- 場所
- 何の行事か
- 写っている主な人物
- 提供者
も記録しておきます。
OB・OGやベテラン社員に写真を見てもらい、
「これはいつ?」
「これは誰?」
と確認すること自体が、
会社史の取材になります。
写真の画質が悪くても、簡単に捨てない
昔の写真は、
小さい。
ぼけている。
色あせている。
傷がある。
ということがあります。
でも、
画質が悪い=使えない
ではありません。
創業当時に1枚しかない写真なら、
多少状態が悪くても重要です。
色調整。
傷の修復。
高解像度スキャン。
AIを利用した補正。
などで見やすくできる場合もあります。
ただし、
補正しすぎて、
「本来写っていなかったものを作ってしまう」
ことには注意したいところです。
会社史として使う写真なら、
きれいにすることより、記録として正しく残すこと
を優先します。
BGMだけに感動を任せない
昔の写真。
ピアノ。
ストリングス。
ゆっくりしたズーム。
これだけでも、ある程度「周年動画らしく」はなります。
しかし、
音楽が止まったら何も残らない動画
にはしたくありません。
なぜこの会社は始まったのか。
何を乗り越えたのか。
誰が支えたのか。
何を守ってきたのか。
次に何を目指すのか。
ここがあるから、音楽が効きます。
BGMは感動を作る主役ではなく、
物語を支えるもの
として考えます。
写真+インタビューにすると、一気に情報量が増える
予算や時間が許すのであれば、
私は写真だけの構成に、
現在のインタビューを少し加える
方法もおすすめします。
例えば、
創業当時の写真。
↓
創業者または会長が、
> 「最初は本当に何もなかったんですよ」
と話す。
↓
昔の社屋写真。
↓
ベテラン社員が、
> 「冬になると隙間風が入ってきてね」
と話す。
こうなると、
写真が単なる記録ではなく、
人の記憶と結びつきます。
動画素材が昔はなくても、
今、話を聞くことはできます。
そして、その言葉は今回撮っておかないと、
将来残せなくなる可能性があります。
周年動画のインタビューで誰に何を聞くかはこちらで詳しく紹介しています。
2026.05.09
周年動画は、会社や団体の歩みを振り返り、支えてくださった方へ感謝を伝え、これからの未来を共有するための映像です。 その中でインタビューは、とても重要な役割を持ちます。 代表者の言葉には、創業時の想いや未来への方針が込められます。 社員の言葉には、現場の空気や仕事への誇りが表...
写真だけの周年動画を「式典だけ」で終わらせない
周年動画を作るために集めた写真は、
動画以外にも使えます。
例えば、
### 記念誌
写真と詳しい文章を残す。
2026.05.03
周年記念誌は、会社や団体の歴史を一冊にまとめるものです。 沿革、年表、過去写真、代表挨拶、社員や関係者のメッセージ、事業の変遷、未来へのビジョン。 こうした情報を整理して残せるのは、記念誌の大きな強みです。 一方で、紙の記念誌だけでは伝わりにくいものもあります。 代表...
### 周年サイト
動画には入らなかった写真や年表もWeb上で公開する。
2026.05.06
周年サイトとは、創業周年、設立周年、開校周年、創立記念などの節目に合わせて公開する特設サイトです。 代表挨拶、沿革、年表、周年動画、記念イベント情報、記念誌、社員やOB・OGの声、未来へのビジョンなどを一つの場所にまとめることができます。 周年サイトの事例を見ると、デザインの美し...
### 社内研修
新入社員へ会社の歴史を伝える。
### 採用広報
会社がどのように続いてきたかを求職者へ見せる。
### 営業・会社案内
長く続いている理由や地域との関係を伝える。
つまり、
周年動画を作るために集めた歴史資料そのものが、会社のコンテンツ資産になります。
動画一本にすべて入れようとしない。
動画。
記念誌。
Web。
社内アーカイブ。
それぞれへ役割を分ける。
この方が、写真を無理なく活かせます。
写真だけで作る周年動画の制作手順
実際に作る場合は、この順番がおすすめです。
STEP1|周年動画の目的を決める
まず、
誰へ見せるのか。
何を伝えたいのか。
を決めます。
社員向け。
取引先向け。
地域向け。
OB・OG向け。
では、選ぶ写真も変わります。
周年事業全体の目的整理から始めたい場合はこちらを参考にしてください。
STEP2|年表を作る
創業から現在までの主な出来事を書き出します。
まだ映像構成にはしません。
まず会社史を整理します。
STEP3|写真・資料を集める
社内だけではなく、
創業者。
OB・OG。
社員。
取引先。
地域関係者。
などにも確認します。
会社には残っていなかった写真を、元社員が持っていることもあります。
STEP4|転機を選ぶ
すべての年表項目を動画には入れません。
会社にとって、
今につながる重要な出来事
を選びます。
STEP5|構成を決める
時系列。
人。
ビフォーアフター。
感謝。
未来。
どの軸で見せるか決めます。
STEP6|写真を選ぶ
「きれいな写真」ではなく、
物語に必要な写真
を選びます。
STEP7|テロップ・ナレーションを作る
写真だけで分からない部分を言葉で補います。
STEP8|BGM・動き・テンポを整える
写真そのものを見てもらえる時間を確保します。
STEP9|式典会場で確認する
パソコンでは見えていた小さな文字が、
会場では読めないことがあります。
写真の明るさ。
文字サイズ。
音量。
スクリーン比率。
再生方法。
まで確認します。
写真だけの周年動画でよくある失敗
写真を全部入れる
集めた写真を捨てにくい気持ちは分かります。
でも、
使わない写真を決めることも編集
です。
動画に入れなかった写真は、記念誌や周年サイト、アーカイブへ残せます。
年代順に並べただけ
年代順は分かりやすい一方、
物語がなければ年表動画になります。
転機。
人。
感謝。
未来。
のどこに意味を置くか決めます。
文字が多すぎる
スクリーン上で長文を読むのは大変です。
説明が必要なら、
ナレーション。
記念誌。
周年サイト。
へ分けます。
昔の写真だけで終わる
「懐かしかったね」で終わらないために、
現在と未来を入れます。
BGMで無理に感動させる
感動的な音楽を使えば、
それらしい動画にはなります。
しかし主役は音楽ではありません。
会社の歴史と、
そこにいた人です。
上映環境を確認していない
完成した動画が良くても、
会場で見えなければ意味がありません。
スクリーン。
プロジェクター。
音響。
再生PC。
上映タイミング。
まで含めて確認します。
写真だけの周年動画チェックリスト
### 目的
- 誰に見せる動画か決まっている
- 一番伝えたいことが決まっている
- 式典上映かWeb公開か決まっている
### 歴史
- 会社沿革を整理した
- 重要な転機を選んだ
- 創業当時の背景を確認した
- OB・OGやベテラン社員へ確認した
### 写真
- 創業期の写真がある
- 社屋・設備の写真がある
- 社員・OB・OGの写真がある
- 地域・顧客・取引先との写真がある
- 現在の写真がある
- 未来を感じる写真がある
### 情報
- 写真の年代を確認した
- 主な人物を確認した
- 撮影場所を確認した
- 写真の使用範囲を確認した
### 映像
- 写真を入れすぎていない
- 年表の朗読になっていない
- テロップが長すぎない
- BGMと写真のテンポが合っている
- 最後が未来につながっている
- 式典会場で上映テストをする
よくある質問
Q. 本当に写真だけでも周年動画は作れますか?
はい。
創業時の写真、社屋、社員、商品、イベント、地域活動などを構成し、年号・テロップ・BGM・ナレーションを加えることで制作できます。
大切なのは、写真の枚数より構成です。
Q. 昔の動画が一本もありません
問題ありません。
昔は写真で歴史を見せ、
現在の映像だけ新しく撮影する方法もあります。
過去=写真。
現在=動画。
という変化そのものを演出に使うこともできます。
Q. 写真が20枚程度しかありません
20枚でも、それぞれに意味があれば構成できます。
新聞記事、パンフレット、社内報、昔の商品、現在撮影した映像、インタビューなどと組み合わせる方法もあります。
Q. 古い写真の画質が悪くても使えますか?
使える場合があります。
今では撮影できない創業時の写真などは、画質以上に記録としての価値があります。
必要に応じて高解像度スキャンや補正を行います。
Q. 周年動画は何分くらいがいいですか?
用途によります。
式典上映なら5〜8分程度、Web向けなら3〜5分程度など、用途ごとに変える考え方があります。
詳しくはこちらで解説しています。
2026.07.18
周年動画を制作するとき、「何分くらいの長さにすればよいのか」と迷うことがあります。 短すぎると、会社や団体の歩み、感謝、メッセージが伝わらないのではないか。反対に、長すぎると式典で参加者が集中して見てくれないのではないか。 周年動画は、伝えたいことが多くなりやすい映像です。 創業か...
Q. 写真だけとインタビュー入りでは、どちらがいいですか?
どちらにも良さがあります。
写真だけなら歴史をテンポよく見せやすく、
インタビューを入れると写真の背景にある記憶や感情まで残しやすくなります。
特に創業者・会長・ベテラン社員・OB・OGの話を聞ける状況なら、記録として撮影しておく価値があります。
まとめ|写真を並べるのではなく、会社が歩いてきた時間を見せる
動画素材がなくても、
周年動画は作れます。
創業時の写真。
昔の社屋。
社員。
OB・OG。
商品。
設備。
地域との関わり。
新聞記事。
社内報。
それらには、
今から撮り直すことのできない時間
が残っています。
大切なのは、
それを全部並べることではありません。
を考えることです。
年表から転機を選ぶ。
人の写真を入れる。
地域とのつながりを見せる。
現在につなぐ。
最後に未来を見せる。
そうすることで、
写真のスライドショーが、
会社の物語
になります。
そして、周年動画を作るために集めた写真や資料は、
動画だけに使うものではありません。
記念誌。
周年サイト。
採用。
社内研修。
会社案内。
次回周年。
にも残せます。
周年とは、
映像を一本作ることだけではなく、
会社の中に眠っている記憶を、次の世代へ渡せる形にする機会
でもあります。
写真だけの周年動画・ヒストリー映像をご検討中の方へ
トビガスマルでは、岡山県新見市を拠点に、
- 周年動画・ヒストリー動画
- 写真スライド型記念映像
- 創業者・代表・社員インタビュー
- 古い写真・資料を使った映像制作
- 周年式典での大型上映
- 記録撮影・ライブ配信
- 周年サイト
などをサポートしています。
「昔の動画がない」
「写真はあるけれど、何を使えばいいか分からない」
「段ボールに昔の写真が大量に入っている」
という段階からでも構いません。
写真を映像へ入れる前に、
何を残し、誰に届ける周年にするのか。
そこから一緒に整理します。
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