商店街や商店会の周年イベントというと、多くの場合、セールや抽選会が中心になります。
記念セールを行う。
商品券を配る。
スタンプラリーを実施する。
抽選会を開く。
ステージイベントを行う。
来場者を増やす。
もちろん、これらは大切です。
商店街に人を呼び、各店舗の売上につなげることは、周年イベントの分かりやすい目的です。
ただし、周年イベントを「その日どれだけ売れたか」だけで評価すると、イベントが終わった翌日には元に戻ってしまうことがあります。
商店街の周年は、売上を取る日だけではありません。
地域の人に、店のことを知ってもらう日にもできます。
店主の技術を見てもらう日にもできます。
子どもが商店街の仕事に触れる日にもできます。
普段は買い物目的で来ない人が、「面白そうだから」と商店街に来る日にもできます。
つまり、周年の日だけ、商品を売ることを主目的にしない。
魚屋は魚を売るだけでなく、魚のさばき方を教える。
時計店は時計を売るだけでなく、時計の中身を見せる。
写真館は撮影するだけでなく、昔の写真を展示する。
和菓子屋は和菓子を売るだけでなく、子どもと商品を考える。
花屋は花を売るだけでなく、商店街を飾る。
美容師は髪を切るだけでなく、子ども向けの職業体験を行う。
商品ではなく、店主の技術や仕事そのものを開放する。
それが、商店街・商店会の周年を地域参加につなげる考え方です。
この記事では、商店街・商店会の周年をセールだけで終わらせず、地域参加型イベントにする方法について、店主の技術を開放する企画、子ども向け職業体験、空き店舗の活用、周年動画・記念誌・周年サイトへの展開まで解説します。
商店街・商店会の周年は、セールだけではもったいない
商店街の周年イベントでは、セールや抽選会がよく行われます。
- 周年記念セール
- 商品券プレゼント
- 抽選会
- スタンプラリー
- ポイント還元
- 来場者プレゼント
- ステージイベント
これらは、来場者を増やしやすく、売上にもつながりやすい企画です。
しかし、セール中心のイベントには弱点もあります。
来場理由が「安いから」だけになりやすいことです。
抽選会が終われば来なくなる。
商品券を使い切ったら終わる。
ステージイベントだけを見て帰る。
こうなると、商店街と来場者の関係が残りにくくなります。
周年事業で考えたいのは、当日の売上だけではありません。
周年後にも商店街に来る理由が残るか。
子どもや家族が店主の顔を覚えたか。
地域住民が「この店、面白い」と思ったか。
普段入らない店に入るきっかけができたか。
そこまで考えると、周年イベントの作り方は変わります。
| 通常の周年イベント | 売らない日の周年イベント | 残る価値 |
|---|---|---|
| 記念セールを行う | 店主が仕事の技術を見せる | 店への理解と親近感が残る |
| 抽選会で人を集める | 子ども向け職業体験を行う | 家族との接点が残る |
| 商品券を配る | 店主の道具や仕事の裏側を展示する | 商店街の仕事の価値が伝わる |
| ステージイベントを行う | 各店舗が小さな体験プログラムを行う | 商店街全体を回遊する理由が増える |
| 当日の売上を見る | 後日来店や関係づくりを見る | 周年後の来店動機が残る |
周年イベントをセールだけにしない。
店主の技術や仕事を開放し、地域の人が商店街と知り合う日にする。
この視点が入ると、商店街の周年は一日限りの販売促進ではなく、地域との関係づくりになります。
周年を“売らない日”にする
ここで言う「売らない日」とは、まったく商品を売らないという意味ではありません。
店を開ける。
商品を販売する。
飲食も提供する。
それは当然あってよいです。
ただし、その日の主目的を「売上」だけにしないという意味です。
売るより、知ってもらう。
買ってもらうより、関わってもらう。
値引きするより、技術を見せる。
商品を並べるより、仕事の面白さを伝える。
それが、周年を“売らない日”にする考え方です。
たとえば、魚屋が魚のさばき方を教えれば、子どもや保護者は「魚屋の仕事」を知ります。
時計店が時計を分解して見せれば、普段は見えない職人技が伝わります。
写真館が昔の写真を展示すれば、商店街の記憶がよみがえります。
和菓子屋が子どもと商品開発すれば、子どもにとってその店は「知っている店」になります。
このように、商品ではなく、店主の技術や仕事を見せることで、商店街に来る理由を増やすことができます。
なぜ商店街と地域参加型イベントは相性がいいのか
商店街は、単なる買い物の場所ではありません。
店主がいて、常連客がいて、近所の人がいて、子どもが通り、学校帰りの学生が寄り、地域の行事が行われる場所です。
つまり、商店街にはもともと地域参加型イベントに向いた要素があります。
- 店主の顔が見える
- 仕事の技術がある
- 店舗ごとに個性がある
- 子どもが歩いて参加しやすい
- 家族で回遊しやすい
- 地域の歴史や記憶が残っている
- 空き店舗や店先を会場にできる
大型商業施設では、テナントが商品を売る場所として見えやすくなります。
一方で、商店街では、店主の人生や仕事の背景まで見せることができます。
この違いを活かすべきです。
周年イベントで、各店が小さな体験プログラムを行えば、来場者は商店街全体を歩く理由ができます。
魚屋を見る。
時計店を見る。
写真館を見る。
和菓子屋に入る。
花屋の展示を見る。
美容室で職業体験をする。
ひとつの会場に人を集めるのではなく、商店街全体を会場にする。
これが、商店街らしい周年イベントです。
商品ではなく、店主の技術を開放する
商店街の店には、それぞれ技術があります。
普段は商品としてしか見えていないものの奥に、店主の経験や手仕事があります。
周年イベントでは、そこを見せましょう。
商品を安く売るのではなく、商品が生まれる背景を見せる。
店主が何を見て、何を選び、どんな技術で仕事をしているのかを見せる。
それによって、来場者は店を「買う場所」ではなく「知っている人がいる場所」として感じられるようになります。
店主の技術を開放する企画例
- 魚屋のさばき方教室
- 肉屋の部位説明ミニ講座
- 八百屋の野菜選び講座
- 時計店の時計分解デモ
- 写真館の昔の写真展示
- 和菓子屋の商品開発体験
- 花屋の装飾ワークショップ
- 美容室の子ども向け職業体験
- 靴屋の足の測定会
- 文具店の手書きPOP教室
- 本屋の店主おすすめ本棚
- 喫茶店のコーヒー淹れ方講座
大きなステージを作らなくても構いません。
各店舗が15分から30分の小さな体験を行うだけでも、商店街全体の魅力は伝わります。
企画1:魚屋が魚のさばき方を教える
魚屋の技術は、子どもや保護者にとって分かりやすい体験になります。
普段、切り身やパックの魚しか見ない子どもにとって、魚をさばく場面は強い印象を残します。
魚の名前、旬、骨の位置、包丁の使い方、命をいただくこと。
販売だけでは伝わらない学びがあります。
実施内容の例
- 魚の名前当てクイズ
- 魚のさばき方デモンストレーション
- 親子向けの魚の選び方講座
- 家庭でできる簡単な調理法紹介
- 地元で獲れる魚の紹介
- 魚屋の仕事道具の展示
子どもが包丁を使う場合は、安全管理が必要です。
無理に体験させず、店主の実演を見る形でも十分です。
重要なのは、魚屋が「魚を売る店」から「魚のことを教えてくれる店」に変わることです。
企画2:時計店が時計を分解する
時計店や修理店がある商店街なら、時計の分解体験は魅力的です。
時計の中身は、普段見ることがありません。
小さな部品、歯車、針、工具、修理の手順。
これらを見せるだけで、子どもや大人は興味を持ちます。
実施内容の例
- 壊れた時計の分解デモ
- 時計の部品展示
- 電池交換の見学
- 古い時計の展示
- 時間を大切にするミニ講座
- 子ども向け「時計のしくみ」説明
時計店の仕事は、普段は店の奥で行われることが多いです。
周年の日にその技術を見せることで、店の価値が伝わります。
「この店には、こんな技術があったのか」と知ってもらうことが、後日の来店につながります。
企画3:写真館が昔の写真を展示する
写真館やカメラ店は、商店街の記憶を見せる役割を担えます。
昔の商店街の写真、七五三、成人式、家族写真、学校行事、祭りの写真。
写真館には、地域の人生の節目が残っている場合があります。
周年イベントでは、昔の写真を展示し、地域の記憶を呼び起こす企画ができます。
実施内容の例
- 昔の商店街写真展
- 家族写真の変遷展示
- 商店街の今昔比較写真
- 古い写真のデジタル化相談
- 写真館店主による撮影の思い出トーク
- 来場者の思い出写真募集
写真は、商店街の記憶を呼び起こす力があります。
写真を見た人が、「この店、覚えている」「ここで買い物した」と話し始める。
それ自体が、周年イベントの価値になります。
商店街の記憶を残す周年事業については、こちらの記事も参考になります。
企画4:和菓子屋が子どもと商品開発する
和菓子屋やパン屋、菓子店がある商店街なら、子どもとの商品開発企画もおすすめです。
周年限定の商品を、店主だけで考えるのではなく、子どもや地域住民と一緒に考えます。
味、形、名前、パッケージ、キャッチコピーを考える。
選ばれた案を、周年限定商品として販売する。
これは、販売促進でありながら、地域参加型の企画にもなります。
実施内容の例
- 子ども向け商品アイデア募集
- 周年限定和菓子の名前募集
- パッケージイラスト募集
- 試作品の試食会
- 店主による商品づくりの話
- 選ばれた子どもの表彰
子どもが関わった商品は、家族が買いに来る理由になります。
子どもにとっても、商店街の店が「自分のアイデアを形にしてくれた店」になります。
周年後にも関係が残りやすい企画です。
企画5:花屋が商店街を飾る
花屋は、商店街全体の雰囲気を変える力があります。
周年の日に、商店街を花で飾る。
各店舗の店先に小さな花を置く。
空き店舗の前を花で明るくする。
フォトスポットを作る。
花屋の仕事を、商店街全体に広げる企画です。
実施内容の例
- 商店街フラワーデコレーション
- 親子向けミニブーケづくり
- 各店舗に合わせた花の提案
- 周年フォトスポットづくり
- 空き店舗前の花飾り
- 花屋の仕事道具展示
花は、写真にも残りやすい素材です。
SNS投稿や記念撮影にもつながります。
周年イベントのフォトスポットについては、こちらの記事も参考になります。
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企画6:美容師が子ども向け職業体験を行う
美容室や理容室は、子ども向け職業体験と相性が良い店舗です。
実際に髪を切る必要はありません。
仕事道具を見せる。
マネキンを使って髪をとかす。
ヘアアレンジを体験する。
接客の流れを学ぶ。
これだけでも、子どもにとっては印象に残る体験になります。
実施内容の例
- 美容師の仕事道具紹介
- 子ども向けヘアアレンジ体験
- マネキンを使った練習体験
- 親子でヘアセット体験
- 職業インタビュー
- 記念写真撮影
職業体験は、子どもだけでなく保護者にも届きます。
商店街には、ただ商品を売る店だけでなく、技術を持った人がいる。
そのことを家族で知る機会になります。
周年イベントをファミリーデーのように設計する場合は、こちらの記事も参考になります。
空き店舗をギャラリーや体験会場にする
商店街に空き店舗がある場合は、周年イベントの弱点ではなく、会場として活用できます。
空き店舗を一日だけ、ギャラリーや体験会場にする。
店主の道具を展示する。
子ども向けワークショップを行う。
昔の写真を展示する。
地域の作家や学生の作品を並べる。
これにより、空き店舗が「閉まっている場所」ではなく、「商店街の未来を試す場所」になります。
空き店舗活用の例
- 商店街の昔の写真展
- 店主の仕事道具展
- 子ども向け職業体験会場
- 学生の企画展示
- 地域作家のミニギャラリー
- 商店街の未来アイデア募集コーナー
- チャレンジショップのお試し会場
空き店舗を使う場合は、安全面や使用条件の確認が必要です。
電気、水道、トイレ、搬入経路、火気の使用可否、保険、所有者の許可などを事前に確認しておきましょう。
商店街の周年を空き店舗対策につなげる考え方については、こちらの記事も参考になります。
2026.08.15
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売上ではなく、関係性を成果にする
地域参加型の周年イベントでは、当日の売上だけを成果にしないことが大切です。
もちろん、売上が上がることは良いことです。
しかし、このタイプの周年イベントで本当に残したいのは、関係性です。
- 子どもが店主の顔を覚えた
- 保護者が普段入らない店に入った
- 常連ではない人が店の技術を知った
- 店主同士が企画で連携した
- 空き店舗に人が入った
- 地域の学校や団体とつながった
- 後日来店する理由が生まれた
これらは、当日の売上表には出にくい成果です。
しかし、商店街の未来にとっては重要です。
周年イベントの評価項目も、売上だけでなく、関係性を測る形にしましょう。
| 評価項目 | 見る内容 |
|---|---|
| 来場者数 | 何人来たか、どの年代が多かったか |
| 参加店舗数 | 何店舗が体験企画に参加したか |
| 体験参加者数 | 職業体験やワークショップに何人参加したか |
| 親子参加 | 子どもと保護者がどれだけ参加したか |
| 後日来店 | イベント後に再来店があったか |
| SNS投稿 | 体験や店主の技術がどれだけ共有されたか |
| 地域連携 | 学校・団体・自治会との接点が増えたか |
周年イベントは、売上を取る日であると同時に、関係を作る日です。
この評価軸を持つだけで、企画の方向性が変わります。
周年動画・記念誌・周年サイトへの展開
店主の技術を開放する周年イベントは、記録との相性が非常に良いです。
なぜなら、技術や体験は、その場で終わらせるより、映像や写真で残した方が伝わるからです。
周年動画にする
魚屋が包丁を握る手元。
時計店が小さな部品を並べる場面。
写真館が古い写真を語る姿。
和菓子屋と子どもが商品名を考える時間。
花屋が商店街を飾る様子。
美容師が子どもに仕事を教える場面。
これらは、映像に向いています。
周年動画では、商店街の歴史だけでなく、店主の技術と人柄を見せることができます。
「この商店街には、こんな仕事をしている人がいる」
それを伝える映像になります。
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記念誌に残す
記念誌には、イベント当日の写真だけでなく、店主の言葉を残しましょう。
- この仕事を始めた理由
- 大切にしている技術
- 商店街で商売を続けてきた思い
- 子どもたちに伝えたいこと
- これからの商店街への願い
記念誌に店主の声を入れることで、単なるイベント記録ではなく、商店街の仕事の記録になります。
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周年サイトに掲載する
周年サイトを作る場合は、各店舗の体験プログラムを紹介できます。
- 店舗名
- 体験内容
- 開催時間
- 対象年齢
- 参加方法
- 店主の紹介
- 当日の写真・動画
- 参加者の感想
周年後もページを残しておけば、店の紹介ページとしても活用できます。
商店街の「人」と「技術」が見えるWebアーカイブになります。
2026.05.06
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地元メディアに伝わる企画にする
商店街の周年イベントは、地元メディアにも伝えやすいテーマです。
ただし、「記念セールを開催しました」だけでは、情報として弱くなる場合があります。
メディアに伝えるなら、売上よりも人の動きが見える企画にしましょう。
ニュースになりやすい切り口
- 商店街周年で店主の技術を開放
- 魚屋が子どもに魚のさばき方を披露
- 時計店が時計分解体験を実施
- 写真館が昔の商店街写真を展示
- 和菓子屋と子どもが周年商品を開発
- 美容師が子ども向け職業体験を実施
- 空き店舗を一日ギャラリーに活用
- 商店街全体を文化祭のように開放
地元メディアに届きやすいのは、地域の人が参加している企画です。
店主、子ども、保護者、学校、自治会、地域団体が関わると、周年イベントが地域ニュースになります。
地域企業や団体の取り組みをメディアに届ける考え方については、こちらの記事も参考になります。
2024.07.12
プレスリリースは、企業や団体がメディアに向けて発信する公式な情報提供です。 一方、広告は、企業や団体が費用を支払い、伝えたい内容を自分たちの意図に沿って掲載・配信するものです。 どちらが良い、悪いという話ではありません。 役割が違います。 広告は、伝えたいメッセージを...
地域参加型周年イベントを企画する手順
地域参加型の周年イベントは、思いつきで店舗ごとに任せるだけではうまくいきません。
事前に、目的、参加店舗、体験内容、安全管理、広報、記録方法を整理しておきましょう。
STEP1|目的を決める
まず、周年イベントの目的を決めます。
- 商店街の店主を知ってもらう
- 子どもや家族に商店街へ来てもらう
- 普段入らない店に入るきっかけを作る
- 商店街の仕事や技術を伝える
- 地域との関係を作る
- 周年後の来店につなげる
目的を「売上」だけにしないことが大切です。
STEP2|参加店舗を決める
次に、参加店舗を決めます。
全店舗が大きな企画を行う必要はありません。
できる店舗から始めれば十分です。
- 実演ができる店
- 道具を見せられる店
- 子ども向け体験ができる店
- 昔の写真や資料を持っている店
- 店主が話をできる店
- 店先で小さな展示ができる店
無理に全店参加にすると負担が大きくなります。
まずは5店舗、10店舗からでも構いません。
STEP3|体験内容を決める
各店舗の体験内容は、短く、分かりやすく、参加しやすくすることが大切です。
- 15分で見られる
- 予約なしで参加できる
- 親子で見られる
- 安全に実施できる
- 写真を撮りやすい
- 店主の技術が伝わる
長時間のワークショップだけにすると、参加できる人数が限られます。
実演、展示、ミニ体験を組み合わせると回遊しやすくなります。
STEP4|安全管理とルールを決める
子ども向け体験や実演を行う場合は、安全管理が必要です。
- 刃物や火を使う場合のルール
- 子どもが触れてよい道具の範囲
- 保護者同伴の有無
- 定員
- 事前予約の必要性
- 保険の確認
- 写真撮影・SNS投稿の可否
体験企画は楽しい反面、事故やトラブルへの備えが必要です。
店舗ごとに判断させるのではなく、商店街全体で基本ルールを共有しましょう。
STEP5|回遊マップを作る
地域参加型イベントでは、回遊マップが重要です。
どの店で、何時に、どんな体験があるのか。
親子で回りやすい順路はどうか。
休憩場所やトイレはどこか。
空き店舗のギャラリーはどこか。
これらを分かりやすくまとめましょう。
紙のマップとWebページの両方があると便利です。
STEP6|記録を残す
イベント当日は、写真と動画を必ず残しましょう。
店主が技術を見せる場面、子どもが体験する場面、保護者の反応、商店街全体のにぎわいを撮影します。
記録を残しておけば、周年動画、記念誌、周年サイト、次年度の企画書に活用できます。
地域参加型周年イベントのチェックリスト
最後に、商店街・商店会の周年を地域参加につなげるためのチェックリストをまとめます。
- 周年イベントの目的を売上だけにしていないか
- 店主の技術や仕事を見せる企画があるか
- 子どもや家族が参加しやすい内容になっているか
- 各店舗の負担が大きすぎないか
- 15分から30分で参加できる体験があるか
- 安全管理や保護者同伴のルールを決めているか
- 回遊マップを作っているか
- 空き店舗や店先を会場として活用できるか
- SNSや周年サイトで事前告知できるか
- 当日の写真・動画撮影の許諾を確認しているか
- イベント後に参加者の声を集めるか
- 周年動画・記念誌・周年サイトに展開する予定があるか
このチェックをしておくと、周年イベントが単なるセールや抽選会で終わりにくくなります。
よくある質問
Q. 商店街の周年でセールをしない方がよいということですか?
A. セールをしても構いません。ただし、セールだけで終わらせないことが大切です。周年の日は、売上を取るだけでなく、店主の技術や仕事を地域の人に知ってもらう機会にできます。
Q. 小さな商店会でも地域参加型イベントはできますか?
A. できます。全店舗で大きな企画を行う必要はありません。まずは数店舗が、実演、展示、ミニ体験、昔の写真紹介などを行うだけでも始められます。小さな商店会ほど、店主の顔が見える企画と相性があります。
Q. 子ども向け職業体験を行う場合、何に注意すべきですか?
A. 安全管理が最も重要です。刃物、火、薬剤、機械などを使う場合は、子どもが触れてよい範囲を明確にし、保護者同伴や定員を設定しましょう。体験ではなく見学や実演にする判断も必要です。
Q. 店主が話すのが苦手な場合はどうすればよいですか?
A. 無理に長く話す必要はありません。仕事道具の展示、作業の実演、写真と一言コメント、スタッフによる説明などでも十分です。事前に質問を用意しておくと、店主も話しやすくなります。
Q. 周年動画にするなら何を撮影すべきですか?
A. 店主の手元、仕事道具、子どもが体験する表情、保護者の反応、店主インタビュー、商店街全体の回遊風景を撮影するとよいです。商品よりも、人と技術が伝わる場面を残すことが重要です。
Q. 成果は何で判断すればよいですか?
A. 当日の売上だけでなく、体験参加者数、親子参加数、後日来店、SNS投稿、参加店舗数、学校や地域団体との連携、参加者の感想なども成果として見ましょう。地域との関係が残ったかが重要です。
まとめ|商店街の周年は、売上を取る日だけではない
商店街・商店会の周年イベントでは、セールや抽選会を行うことがあります。
それは悪いことではありません。
来場者を増やし、各店舗の売上につなげることも大切です。
しかし、周年イベントを当日の売上だけで評価すると、イベント後に何も残らないことがあります。
商店街の周年は、売上を取る日だけではありません。
店主の技術を開放する日にもできます。
子どもが商店街の仕事に触れる日にもできます。
地域住民が普段入らない店を知る日にもできます。
魚屋が魚のさばき方を教える。
時計店が時計を分解する。
写真館が昔の写真を展示する。
和菓子屋が子どもと商品開発する。
花屋が商店街を飾る。
美容師が子ども向け職業体験を行う。
空き店舗をギャラリーにする。
こうした企画を行うことで、商店街に来る理由が増えます。
周年の日だけ、商品を売ることを主目的にしない。
店主の技術や仕事を開放し、地域の人が商店街と知り合う日を作る。
それが、商店街・商店会らしい地域参加型の周年イベントです。
商店街・商店会の周年動画・記念誌・周年サイトでお困りの方へ
トビガスマルでは、岡山県新見市を拠点に、商店街・商店会・地域団体・企業の周年事業、周年動画、周年記念誌、周年サイト、式典演出、記録撮影、ライブ配信をサポートしています。
地域参加型の周年イベントは、実施して終わりではありません。
店主の技術、子ども向け職業体験、商店街の回遊、昔の写真展示、空き店舗活用を記録し、周年動画・記念誌・周年サイトに残すことで、商店街の価値を次の世代に伝えることができます。
- 商店街の周年記念イベントを企画したい
- セールだけでない周年イベントにしたい
- 店主の技術や仕事を動画で残したい
- 子ども向け職業体験を周年企画に入れたい
- 商店街全体を回遊するイベントを作りたい
- 周年サイトで各店舗の体験企画を紹介したい
- 周年式典で地域参加型イベントの成果を発表したい
そのような段階からご相談いただけます。
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